ほぼ毎日Herschを聴いている身としては、新譜を聴くということはある種イベントのようなものです。
聴きながら思うのは、これはソロでも最高の出来なんではないかということ。
きっとイベントなんで勝手に盛り上がっちゃって毎回思うのかもしれないですが、冷静に考えてもそう思う。
一音であっちの世界に連れて行くOlha Maria、それに続くいつものO Grande Amor。
また違ったアプローチでさらに繊細に演奏されていていくPastorale。
心配してしまうスピードで始まるも、近年にはなかった驚きの技術力で難なくこなしてくWhirl。
Herbieも超名演を残した、それにも劣らないBoth Sides Nowなど。
間違いなく今後の自分の一部になっていく名演が続きます。
本当、自分の体を作っていく毎日の食事と同じだと思ってしまう瞬間なのです。
とんでもない超名盤。今年はもうこれでいいです。
Fred Hersch / Solo
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1.Olha Maria / O Grande Amor
2.Caravan
3.Pastorale
4.Whirl
5.The Song Is You
6.In Walked Bud
7.Both Sides Now
Fred Hersch-solo
2015年作品
体調に不安を感じさせないFred Herschの近年の活躍ぶりは本当に嬉しいですが,またも素晴らしいソロ・アルバムを届けてくれました。また日本で彼のソロを聞かせて欲しいと感じさせる作品ですね。
ということで,TBさせて頂きます。
時間が経ちましたがこの作品が一番という感想は今もぶれていません。この機械的な楽器がここまで有機的に鳴るのが本当驚きです。
ほぼ更新が止まっている駄ブログですが、今後共お付き合いいただけると幸いです。