アンプのザビリがひどく、特に小音での再生が不可になってきたため、
適当な格安のアンプを入手することに。
スピーカー師匠にはセパレートを推奨されていますが、
とりあえず今、この瞬間の、
やっと訪れた夜の静かな時間に聴けないことを解消したい。
今のアンプ(Sonyの333ESR)は気に入っているので修理かどうか迷ったけど、
何しろ修理ってマイナスをゼロに戻すだけで楽しくないので、
将来のコンパクトな2セット目に向けて、ということにして修理額相当で買えるもの、ということで探した。
結果がDENONのPMA-390RE。中古で¥13,000(笑)。
なにげに久々のリモコンが嬉しい。
オートオフもあるそうで、聴きながら寝落ちするし、これもありがたい。
適当な格安のアンプを入手することに。
スピーカー師匠にはセパレートを推奨されていますが、
とりあえず今、この瞬間の、
やっと訪れた夜の静かな時間に聴けないことを解消したい。
今のアンプ(Sonyの333ESR)は気に入っているので修理かどうか迷ったけど、
何しろ修理ってマイナスをゼロに戻すだけで楽しくないので、
将来のコンパクトな2セット目に向けて、ということにして修理額相当で買えるもの、ということで探した。
結果がDENONのPMA-390RE。中古で¥13,000(笑)。
なにげに久々のリモコンが嬉しい。
オートオフもあるそうで、聴きながら寝落ちするし、これもありがたい。
肝心の音ですが、評判通り落胆することはなく。良し悪し以前にキャラクターがかなり変わった。
まず今まで音圧が低くて聴けなかった物たち。
これらを聴く限り、前より良いんじゃない?ってなりました。
空気感と広がりに雰囲気がある。ECM系にはぴったり。弦楽系も良い。ピアニッシモで流せることが嬉しい。
次はこちら。Blue Noteはとにかく音が旨くて333ESRの時は濃厚でザクザクした食感みたいなものが最高でした。4000番台のサンプラーが手頃でこれを聴くと大概しばらくハマったままになる。
ところがこの辺の音源はその濃厚ザクザク感が綺麗さっぱりどこか行ってしまってビックリ。ちょっと戸惑っています。Blue Noteを聴く動機が半減かな、、、。
最後はこれ。どちらともつかない感じ。
ここはキャラクターは変わっても魅力はそのままか。リバーヴ薄めのkeithのトリオは地味にECMの中でも特に音が良いな。少し線が細い感じもするけどラウドネスを効かすと割と良い感じ。CCEBⅡの方は効き過ぎてしまうが、chickのピアノとnovakのしなやかなドラムが気持ち良い(案外愛聴盤)。
、、、ということでシステムが復活してひと安心です。普通に聴けるってありがたい(笑)。そしてリモコンが、オートオフがとても便利。
こちらはまたいつの日か、別部屋に2台目を組むときにでも復活させると思います。
Blue Noteは俄然こっちだった、、、。
あんまりオーディオは関心が強くないですが、これだけ印象が変わるとあんまり無視も出来ないものですね。
主に聴く環境は車での移動中がほとんどで、寝る前に少しヘッドフォン程度という自分にとっては自宅のオーディオには強いこだわりは無く、予算配分も序列が下なこともあり、システムはほったらかしが続いていました。
が、昨年5月末にお客様に破格でどえらいスピーカーを作って頂きまして。確か3年越しくらいだったと思います。
詳しいことはわからないのですが、各ユニットの音が耳に届く時間差を解消する方法論を取っていらっしゃるようで、それがそのまま現れた形となっている模様。ウーファーの上に乗っているユニットはブラックチェリーという木を組んでから削り出したもの。手間だけでも相当なもんです。
最低限の予算で安価なパーツで組んで頂いたと思うのですが、これ以上の音は知らないので一生ものではないかと思っています。
これ以降bluenoteの4000番台や1000番台が旨くて仕方なく。
そこから50年代milesやcoltraneに突入。
同時に元々好みの澤野工房が超美味だったりして、CD買いがBOX系含めて止まらない。
今は亡きGRPも相性良いです。
一方アンプの「ザビり」がひどくなっていて、音圧高めのソースでないと調子が悪い。
次はアンプ探しです。
スピーカーを提供して下さったU様にはセパレートを強く勧められていますが、当面は難しいかも。子育て終わってから?
でも間違いなくオーディオ道の入り口に立った様に思え、ストリーミングをヘッドホンで聴いて満足、とは行かない道筋が嬉しく思える今日この頃です。
が、昨年5月末にお客様に破格でどえらいスピーカーを作って頂きまして。確か3年越しくらいだったと思います。
詳しいことはわからないのですが、各ユニットの音が耳に届く時間差を解消する方法論を取っていらっしゃるようで、それがそのまま現れた形となっている模様。ウーファーの上に乗っているユニットはブラックチェリーという木を組んでから削り出したもの。手間だけでも相当なもんです。
最低限の予算で安価なパーツで組んで頂いたと思うのですが、これ以上の音は知らないので一生ものではないかと思っています。
これ以降bluenoteの4000番台や1000番台が旨くて仕方なく。
そこから50年代milesやcoltraneに突入。
同時に元々好みの澤野工房が超美味だったりして、CD買いがBOX系含めて止まらない。
今は亡きGRPも相性良いです。
一方アンプの「ザビり」がひどくなっていて、音圧高めのソースでないと調子が悪い。
次はアンプ探しです。
スピーカーを提供して下さったU様にはセパレートを強く勧められていますが、当面は難しいかも。子育て終わってから?
でも間違いなくオーディオ道の入り口に立った様に思え、ストリーミングをヘッドホンで聴いて満足、とは行かない道筋が嬉しく思える今日この頃です。
前より少しだけピアノに座る時間が増えてきたので、
ピアノが変わればもっと増えることを期待してデジタルピアノを新調しました。
また、ピアノ1年目の娘が挫折しそうなこともあってその後押しもあり(これは買う口実、、、)。
で、KAWAIのCA63。
もちろん普通のピアノとは全く違うのですが、それでも触れて返ってくる喜びが大きくなった。
楽器を弾くとき、その返ってくる喜びが気持ちに大きく作用すると思っていて、そういう意味ではデジタルピアノというピアノと違った楽器の道で出来ることをしっかりやっているという印象。技術は進歩しますね。
そうなると調律不要とかヘッドフォンで出来るとか、今更ながらメリットも大きく。
これは堂々と楽器のひとつとして人を助けて行くのでしょう。
本当に助かる存在。
これが自分のjazzの入り口。
書くとおそらくものすごく長くなる(長い期間聴いてきたので話があっちこっちに飛びそう)ので今まで敬遠してましたが、最近の「Live」を聴いて感慨にふけってしまい、書いてみることにしました。
浪人時代、誰かに借りた浜田省吾を聴いていて、間奏にピアノソロがある曲を聴いて何故かピアノ主体の、クラシックでは無い音楽を聴きたいと思ったのがきっかけです。
調べているうちにジャズのピアノが邪魔な音がなさそうで今の求めるものにぴったりなんじゃないか、と思いその気付きに嬉しくなったのを覚えてます。
中学時代にフュージョンファンかつオーディオファンの同級生がいて、そのころフュージョン(The Squareとカシオペアでした)ばかり聴いてましたが、この時の流れとは別のきっかけですね。
レンタル屋に行き、ジャズコーナーのKeithのstandards vol.1とkenny drewの日本企画版と一緒に借りた。
イチオシのポップがあったのだと思う。
Kenny Drewは初めて聞いた瞬間からよく馴染んだのですが、この時は1、2回聴いてそれっきりに。
Keithはうなり声を含め、なにやら肉感的なドロドロしたものを感じ、これは聴いたらヤバいやつだなどと思ってしばらく放置したのでした。
Chick Corea Akoustic Bandについては、、、
スタンダードも何も知らない時だし、この音楽はどこを聴くのかさっぱりわからなかった。
ピアノの響きは独特で、時折かなり耳についた。
ドラムソロで曲が始まるなんてどういうこと?
謎だらけの音楽です。
しかし求めてた質感というか、音の塊であることは確かだった。
そしてバラバラな様でキメが合っているのが不思議だったし、
それ以上に観客の歓声や拍手が不思議だった。
その歓声を頼りに、この音楽には何かあると信じて聴き続けた。
はじめに消化出来たのはMorning Sprite。
おお、これはピアノのロックじゃん?のような感覚で熱狂しました。
次に同じノリのOn Green Dolphin Street。
ちなみに数年後に原曲を他のミュージシャンで知ってから戻ってきたときまた違った味わいがありました。
How Deep Is the Ocean?ではソロで上から下に下りていく長いパッセージが2回ほど出てくるのですが、
これがきっと「深い海」を表してるんだろうな、などとわからないなりに考えていたのですが、全く関係のない深読みでした(笑)。
しかし冒頭の美しいソロとPatitucciが入ってからのデュオ、エンディングに至るまで抑えの効いた本当に素晴らしい演奏。
好きになったのは後の方ですが、最終的にこのアルバムで一番好きなテイクになりました。
この曲はchick史上、再演数一番なんじゃないでしょうかね。色々表現しやすいんでしょうか。
Youtubeで更に素晴らしいテイクがあったのですが(まだあるかな)、
そのうち「How Deep Is the Ocean? Box」出してくれたら買います(出るわけないですが)。
ドラムソロで始まるため、何度かこの音楽を聴くのをやめようと思わされたHumpty Dumptyですが、やはりだんだん好きになってきます。
数年後、10年後と聞き返す度に発見があり、Chickのフレージングのアイディアの幅が半端ないことを気付かされました。
そしてWecklのソロの終わり方がたまりません。
カバーしにくい曲かもしれないですね。
ChickのオリジナルはChickの為にあるような曲が多いと思う。
ソロピアノも魅力のChickですが、Sophisticated Ladyのイントロは彼のソロの中でも屈指の名演だと思います。
ここでもアイディアの幅を見せますが、そのつながりの自然さと歌心、音の強さと繊細さ。
土台になっている語法が全く他のミュージシャンと違うのだと思うし、
アドリブとしての純度、選択肢の幅が桁違いで、未だフォロワーは皆無だと思っています。
イントロの印象が強すぎてその後のU.M.M.Gが終わるまでちゃんと聴いたことがありません(笑)
'Round Midnightもあまり聴きません。悪くないんですけどね。このアルバムはとにかく濃いから。
Hackensackが気持ちよくなってきたとき、ジャズへの興味が深まったことを覚えています。
でもはじめは「この人は高音があまり聞こえないのでは?」と思うほど、耳にキツかったです(笑)
でもこんな音楽もあるんだ、と面白い体験をさせてくれた曲です。
ボートラのLa Fiestaですが、これがすごくいいですね。
Akoustic BandはWecklのドラムもあってひとまわり大きな編成に感じられ、ピアノトリオの枠を超えた世界観が出るのが一番の特徴かと思います。
chickの引き出しの幅も一層広がって、とにかくスケールの大きな演奏になっていきます。
この曲に限らず3年後くらいにスタンダードやオリジナルを知った後に聴いた時に聞こえ方が変わりました。
そして、聴けば聴くほど味わい深くなる、という体験もこの作品が初。
消費しない音楽。そんなコスパの高い音楽があるなんて、と思ったものでした。
そこからはジャズにどんどんのめり込み。
しかし入り口がこの作品なので随分偏った趣向にはなりました。
ピアノのタイム感もかなりタイトでないと下手にしか聞こえなかったり。
ちなみにそのタイト癖を取ってくれたのは近年の復帰後のFred Herschだったりします。
予想通り話はどんどん横に広がりますが、特に感銘を受けたピアニストを挙げてみますと
Chick Corea(フォロワー皆無の音と世界観、音楽の音の強さ)
Bill Evans(ヴォイシングやインタープレイもそうですがそれ以前に群を抜いた一音一音の強さ、歌心、楽器の鳴り)
Brad Mehldau(異常なまでの優れたタイム感、拍をまたぐセンス、音の湿度感、音の鳴りなど)
Vladimir Horowitz(圧倒的な生命力、リズムの強さ、自身も言っているが悪魔と天使の同居。bud powellに似てると感じることがある)
Fred Hersch(繊維を編むような感覚の音のつむぎ。弾くことが目的ではなく音楽を成すことが目的と思わせるオリジナリティー)
ジャズを聴き始めて25年くらいということになりますが、こうやって見返しても本当に大好きなピアニスト(ミュージシャン)はポンポン出てくるわけではなかった。
その中でもChick Coreaは鬼才ともいえるけど、異才というほうがしっくり来る。
そしてそれこそが音楽が溢れれば溢れるほど貴重に思える才能。
幸福なことに今77歳ということで私の父より年上なのにバリバリ現役。
衰えが見え始めるのは90過ぎてからなんでは(笑)。
さらには私より長生きするのではなどと思えてきてしまう今日この頃。
これからも応援していきたいと思っています。
Chick Corea Akoustic Band / Alive!
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1.On Green Dolphin Street
2.How Deep Is the Ocean?
3.Humpty Dumpty
4.Sophisticated Lady
5.U.M.M.G.
6.'Round Midnight
7.Hackensack
8.Morning Sprite
9.La Fiesta
Chick Corea-piano
John Patitucci-bass
Dave Weckl-drums
1991年録音