音楽という食物

ジャズ系を中心に好きな音楽について

アンプを新調

2020-02-09 18:11:00 | いろいろ
アンプのザビリがひどく、特に小音での再生が不可になってきたため、
適当な格安のアンプを入手することに。

スピーカー師匠にはセパレートを推奨されていますが、
とりあえず今、この瞬間の、
やっと訪れた夜の静かな時間に聴けないことを解消したい。

今のアンプ(Sonyの333ESR)は気に入っているので修理かどうか迷ったけど、
何しろ修理ってマイナスをゼロに戻すだけで楽しくないので、
将来のコンパクトな2セット目に向けて、ということにして修理額相当で買えるもの、ということで探した。

結果がDENONのPMA-390RE。中古で¥13,000(笑)。
なにげに久々のリモコンが嬉しい。
オートオフもあるそうで、聴きながら寝落ちするし、これもありがたい。




肝心の音ですが、評判通り落胆することはなく。良し悪し以前にキャラクターがかなり変わった。

まず今まで音圧が低くて聴けなかった物たち。

これらを聴く限り、前より良いんじゃない?ってなりました。
空気感と広がりに雰囲気がある。ECM系にはぴったり。弦楽系も良い。ピアニッシモで流せることが嬉しい。


次はこちら。Blue Noteはとにかく音が旨くて333ESRの時は濃厚でザクザクした食感みたいなものが最高でした。4000番台のサンプラーが手頃でこれを聴くと大概しばらくハマったままになる。

ところがこの辺の音源はその濃厚ザクザク感が綺麗さっぱりどこか行ってしまってビックリ。ちょっと戸惑っています。Blue Noteを聴く動機が半減かな、、、。


最後はこれ。どちらともつかない感じ。

ここはキャラクターは変わっても魅力はそのままか。リバーヴ薄めのkeithのトリオは地味にECMの中でも特に音が良いな。少し線が細い感じもするけどラウドネスを効かすと割と良い感じ。CCEBⅡの方は効き過ぎてしまうが、chickのピアノとnovakのしなやかなドラムが気持ち良い(案外愛聴盤)。

、、、ということでシステムが復活してひと安心です。普通に聴けるってありがたい(笑)。そしてリモコンが、オートオフがとても便利。

こちらはまたいつの日か、別部屋に2台目を組むときにでも復活させると思います。

Blue Noteは俄然こっちだった、、、。

あんまりオーディオは関心が強くないですが、これだけ印象が変わるとあんまり無視も出来ないものですね。


スピーカー作って頂きました、、、、!

2020-01-04 11:25:23 | いろいろ
主に聴く環境は車での移動中がほとんどで、寝る前に少しヘッドフォン程度という自分にとっては自宅のオーディオには強いこだわりは無く、予算配分も序列が下なこともあり、システムはほったらかしが続いていました。

が、昨年5月末にお客様に破格でどえらいスピーカーを作って頂きまして。確か3年越しくらいだったと思います。



詳しいことはわからないのですが、各ユニットの音が耳に届く時間差を解消する方法論を取っていらっしゃるようで、それがそのまま現れた形となっている模様。ウーファーの上に乗っているユニットはブラックチェリーという木を組んでから削り出したもの。手間だけでも相当なもんです。
最低限の予算で安価なパーツで組んで頂いたと思うのですが、これ以上の音は知らないので一生ものではないかと思っています。

これ以降bluenoteの4000番台や1000番台が旨くて仕方なく。
そこから50年代milesやcoltraneに突入。

同時に元々好みの澤野工房が超美味だったりして、CD買いがBOX系含めて止まらない。
今は亡きGRPも相性良いです。



一方アンプの「ザビり」がひどくなっていて、音圧高めのソースでないと調子が悪い。
次はアンプ探しです。

スピーカーを提供して下さったU様にはセパレートを強く勧められていますが、当面は難しいかも。子育て終わってから?
でも間違いなくオーディオ道の入り口に立った様に思え、ストリーミングをヘッドホンで聴いて満足、とは行かない道筋が嬉しく思える今日この頃です。



2013年の収穫

2013-12-29 18:03:05 | いろいろ
久しぶりに更新します。
今年のベストということで。




1.Chich Corea Trio/Trilogy

メンツが良いからといって内容が良いとは限らない、という教訓があるので結構慎重に考えてから買ったのですが、メンツのまんま良い内容になっていました。

特に「This Is New」が素晴らしく、私がchickに求めるものがすべて詰まっていました。
聞いた回数も文句なしのブッチギリ。3枚組でボリュームも多く、それほど響かないトラックも正直あるのですが、「This Is New」1曲でも全然元を取った感じです。
そして当たり前ですが、Brian Blade、Christian Mcbride共に最高ですね。Bladeが抑えるところは抑えていることで奥ゆかしいトリオになっている点も特筆点かと。






2.Stefano Bollani Hamilton de Holanda / O que será

大好きピアニスト、Stefano Bollaniのギターとのデュオライブ(すみません、ギターの人は今回初聴きでよく知りません)。
Bollaniは以前Chickとのデュオもやりましたがこちらの方がずっと好きです。
美しさ、歌心、楽しさ、すべてにおいて満点で、ピアノ、ギター双方の楽器の美しさも浮き彫りになっているデュオ作のお手本。
特にBollaniの強烈な歌心が何度も聴きたいと思わせる要素かと思っています。






3.Roberto Taufic & Eduardo Taufic Duo / Bate rebate~ピアノとギターの響き

全く予備知識なく聴いて、そして今も全く調べていないので詳しいことは書けないのですが、
これも素晴らしいピアノとギターのデュオ。一時はBollaniを抑え、同時期に入手したHersch/Lageのデュオを押しのけてしまった。
ヒーリング系のおとなしい曲から始まり、だんだんジャズ的なデュオになっていくのですが、Bollani盤と同じく美しさ、歌心、楽しさ、すべてにおいてレベルが高く、こちらの方がより曲に重きを置いているという印象。うーん、やっぱこれ2位でもいいかも。迷うほど。たまたま見つけることが出来てよかったです。レーベルごとチェックしていきたいと思っています。






4.John Mayer / Paradise Valley

これはロックです。ジャケ通りカントリーって声もありますが、フュージョンっぽいあたりの良さもあり、いずれにしても尖っていない、近年のJohn Mayerの流れの中の作品という感じです。聴くべきは様々なギターを駆使して曲を彩っているのですが、さらっと弾いているようでアホみたいにうまいそのギター。バカウマで歌心満点、そして弾きすぎることなくあくまで彩りを加えるだけ。その職人気質に参ってしまいます。押しつけがましくないので何回も聴きたくなるし心地よい。もはや初期のカッコいいJohn Mayerより好きです。




、、、、さて、2012年の収穫は書かなかったんですね。あとあと見ると少しさみしいものです。
ホントに何を聴いた年なのか、わからないんですね。
そんなことも感じるのでせめて節目では残していきたいと思っています(この頻度だとほぼ忘備録でしかないですが、、、)。

来年も良い音楽が得られますように。






お知らせ

2012-06-07 01:03:26 | いろいろ
更新がストップしてひと月以上経ってしまいました。
「ちょっとお休みします」なんて書いてもすぐ更新したりするんじゃないかと思い、
放っておいたらまんまと何にもしないままでした。

それでも訪問者の数はあまり変わらず(良いのか悪いのかわかりませんが)、いくらマイペースとはいえ申し訳なく思いお知らせ致します。

本ブログは何故か「超絶双子育児」の開始と共に始まりました。
まとまって眠れる時間が一時間未満という年もあり、何故にそんな時期に書きたくなったのかはよくわかりませんが、その育児が一息ついたところで色々遊びたくなってきたのは事実です。

一番変わったのは映画やスポーツを夜見れるようになったことでしょうか。
音楽1チャンネル時代が終わって昔の生活に戻りつつあります。
体を動かすことも始めてますし、ピアノも再開しました。


音楽は変わらず聴いています。




新旧ごちゃ混ぜの適当なチョイスですが、消化中のものです(とりあえずRavi Shankarの盤は物凄いっす)。


、、、というわけでとりとめのない内容になってしまいましたが、本ブログの今後は自分にもちょっとわからなくなってきているのでお知らせさせて頂きました。それではまた、、、。








正月休みのBGM

2012-01-06 00:50:49 | いろいろ
ホントはじっくり聴きたいところですが、こういう連休は食事中や子供達と闘いながらのBGMとしてしか聴けないのが通例です。なのでまんま羅列する感じで軽く行きます。


決定盤!!アフリカンドラム ベスト
これがブッチギリのNo.1だったりします。如何わしいタイトルですが純度100%、現地の手づくり土産のような肌触りです。延々パーカッションのみの60分、人の手によるリズムが何だか凄く贅沢に感じる。18曲も入っていますが違いはそれほど大きくない。でもその中にゆっくりとした時間の移ろいとか情景がハッキリ浮かぶ感じが凄く良いのです。打楽器と長い時間向き合い感じ取ってきた事が詰まっているのでしょう。




シタール絢麗~北インドの巨星パルト・ダースの妙技
ひたすらシタールとタブラの世界。こちらは3曲しか入ってないが1曲30分だったりする。
結構荒っぽいのですが迫力が凄い。ジャズメンは綺麗に上手に演奏してる場合じゃないなんて思ってしまいます。
思い出されるのはMethenyの音楽。この辺の方が近い気がする。
ジャズを聴くうえでジャズ以外を探るのはとても有意義だと感じています。




Miguel Czachowski/Indialucía
年末の買い出し時に妻、娘と分かれて息子の手を引いてDisk Unionに行ってしまいました(ヒドイ)。その時のセール品。気持ちジャズ風味のインド音楽。今風の高音質でシタール等の楽器が聴けて新鮮。かなりの超絶技巧でもあり聴き入る部分も多い。ただし結構アクが強く、やたらスピリチャルな正月になるので途中で切り替える事が多かった。




Alejandro Franov/Khali
この辺の民族系を掛けていたら妹が「これは?」といって勧めてきたもの。
たまたまファッション誌で見つけたらしいですが、これは気に入ってしまい即注文してしまいました。アルゼンチンの音響派ということです。彼が手掛けたというJuana Molinaは知っていたので聴いて「なるほど」という感じでした。




Juana Molina/Son
Juana Molina/Segundo

そのJuana Molina。これは当時ジャケ買いだったと思います。「Son」の方は紙が立体的な処理がされてて素敵なのです。中身も良かったので続けて買ったのが恐ろしいジャケの「Segundo」。ケースを開けても金髪だらけで怖いのですが、中身は今聴いてもとても良いのです。改めて音響系とも繋がってきた感じです。




Christian McBride / Conversations With Christian
子供も踊るベース。
特にAngelique Kidjoとの「Afrika」が3歳児に大受けでリピートさせられる羽目に(何故か「アーメリカー」って歌うんだけれど、、、)。
全編シンプルなのでむしろはっきりと子供達には伝わる音楽みたいです。
そういえば先の「アフリカンドラム~」も受けがいいです。




Walter Lang Trio/Across the Universe: Beatles Song Book
結構昔からレギュラーなのですが、やっぱり良いです。
ビートルズもののジャズの中でも一番好きです。
特にシャッフルで不意に流れた時に良いと感じる事が多々あり、がっちり信頼を掴んでいる作品です。




Ole Borud / Shakin' the Ground
こちらはAOR。ずっと気になっていたんですが廉価で再発になった。いつの間にか2作目も出ているみたいですが、評判とおりの80'sです。なんかRick Astleyとか杉山清貴&オメガトライブとか思い出してしまいました。Jamiroquaiっぽいところもあってまんま昔の感じではないですが、とにかく身近な音が詰まっています。FM STATIONの鈴木英人氏のイラストも思い出してしまいました。



その他無印のBGMでしょうか。これも意図せず正月にピッタリでした。






Red Hot Chili Peppers/I'm With You
、、、番外で年始早々古い友達とサッカーをやるというイベントがあって、そこへ向かう道中ではこれ以外思い浮かばなかったという。なんか聴く音楽はライフスタイルでガラッと変わったりするのかも、なんて思ったり。
レッチリって音がビックリするくらいシンプルで良いですよねぇ。



何はともあれ今年もマイペースではありますが地道にアップしていきたいと思います。
そして変わらずお仲間の皆様の記事を頼りに良い音楽に出会っていきたいと思っています。よろしくお願いいたします。






秋の雑食期間

2011-09-27 21:43:19 | いろいろ
Yes以降、完全にとっ散らかっていて特定の何かを突っ込んでは聴いていない状態です。
恋しいのは「歌入り」というここ最近。


日本随一のキレ者集団、東京事変。相変わらずのかっこよさだけど聴くのは久しぶり。
亀田誠治のエグいベースや刄田綴色のドラムは大好きです。
リズム隊は最高なんですが鍵盤がちょっと追いついてない印象は今回も。
それでも変幻自在の椎名林檎はいつ聴いても存在感別格。
海外の方にお勧めするならこの東京事変とスピッツかな(前も言ったな、これ)。




この人は、というかJAMは大学を出てから初めて知ったんですが、こちらもまたキレ者で「子供っぽい」とか言ってスルーしていたら損するな、と思わされたもんです。
音の、声の強さをこれだけポップに攻めても隠しきれない辺りがこの人の魅力か。
それと適度な「エロ」。ジャケからして他の人には真似出来ないだろ。良い線です。




ベースを弾きながら歌うということを、筋を通して表現しているEsperanza Spalding。
音楽に対する、ベースに対する深い愛情を聴いていてちゃんと感じとれる。




変わったところはないのですが、ただただ心地良い。
個人的にはBrian AdamsやEric Martin辺りを思い出してしまうのですが、こういう声は大好きです。
新作間近ですね。買うだろうな。




昔っからずっと聴いている作品ですが、相変わらず最高。
Paul Wellerはソロになってからむしろ追っかけていますが、この「Wild Wood」が断トツです。
あいだあいだで入っているインストも含め、ひとつの曲のように聴く。
このゴロゴロした音を聴くと早く厚着をしたくなる。




こうやって見ると下の3枚は完全に今の季節向きですね。
時間帯だけじゃなく、季節によっても趣向って変わるよなぁ、やっぱり。