


宇多津町にある郷照寺は、時宗開祖一遍上人ゆかりの寺だ。
一遍上人は、伊予の河野氏である。
その為、時宗の寺紋として河野氏の家紋である「折敷に三文字紋(おしきにさんもんじもん」が使われている。
折敷とは、桧の片木(へぎ)等で作った盆で神事用に用いる盆で形はまさしく写真の如しである。「三」は、大三島に鎮座まします大山祇神社(大三島神社)の「三」だ。
折敷に三文字紋は、河野水軍十八家(今岡・富岡・土居・得能・重見・森山・平岡・南・新居・来島・高市・今井・大井・徳永・石川・石井・久米・桜井)をはじめ、江戸大名家では、河野氏族の一柳家や稲葉家で使われている。
以上、『苗字名前家紋の基礎知識』(新人物往来社、平成4年)参考。
平成26年3月撮影。
→郷照寺庚申堂【宇多津町】~庚申信仰
←郷照寺本堂【宇多津町】~沿革
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