
宇多津町にある四国霊場第七十八番札所、郷照寺にある庚申堂(こうしんどう)だ。
庚申とは「かのえさる」の事で60日周期でやってくる。その庚申の日の夜に寝ると体の中に住む三尸(さんし:三匹の虫)がその人の罪を天帝に細かく報告するのだという。60日ごとに天帝に報告されて寿命が短くならないように庚申の日は、寝ないというもの。
寝なければ、三尸が体外に出て天帝に報告できないからだ。
その礼拝対象は、青面金剛(しょうめんこんごう)であり、青面金剛(庚申尊)の前で身を浄め、念仏を唱えて夜を過ごした。病魔から身を守る為、室町時代以降、庚申講として一般庶民に広まった。
そんなお堂がここにある。
平成26年3月撮影。
→郷照寺鐘楼【宇多津町】~川津の銅鏡
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