20120715追記
26年前東京・中野富士見中学のいじめ自殺(30年間何も変わらない)
2012年7月15日 09時56分・沖縄タイムス
「葬式ごっこ」という言葉に絶句したのは、今回が初めてではない。
思い出すのは今から26年前の東京の中学生が自ら命を絶った、
中野富士見中学のいじめ自殺だ。
中学生は、花や線香を机に置く「葬式ごっこ」といういじめに遭っていた。
「追悼」の色紙にはクラスメートが言葉を記したほか、
担任ら教師も署名するという信じられないニュースだった。
大津市の中2男子が自殺した問題で、学校が生徒を対象に実施したアンケートの中にも
「葬式ごっこ」といういじめが推測される記載があった
学校は教員だけの仲間意識が強い組織だ。
半面、外に対する閉鎖性が
「悪い情報は隠す」という体質を生み、変化に対する柔軟性や自主性を十分発揮できずにいる。
教育委員会もまた、形骸化が指摘される組織である。
定期的に開かれる委員会で実質的な議論が展開されることは少なく、
ほぼ事務局の追認機関となっている。
文部科学省の調査によると、2010年度に自殺した全国の小中学生は156人。
うちいじめがあったとされたのは中学生の4人だった。
この数字は警察庁の発表より大幅に少なく、死亡理由も半数以上が「不明」とされている。
文科省調査と警察庁発表に著しい乖離があるのはなぜなのか。
文科省の数字は果たして現実を反映した数字といえるのか。
学校も教委も、いじめ問題への対応を再検証すべきである。
20120715up
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00227493.html
自殺の6日前には、男子生徒が同級生に暴行されているのをほかの生徒が目撃し、
「いじめられている」
と、担任に訴えていたことがわかった。
その後、複数の教師で対応を協議したという。
中学校(皇子山(おうじやま)中学)の校長(藤本一夫)は14日、
(第二十一代校長・藤本一夫↓)※見るたび気分悪くなるので縮小した:クリックで拡大
「現象自身は、けんかという現象であって、
いじめに発展する可能性があるということを捨てきれないということで、
見ていくと(話をした)」
と述べた。
協議では、男子生徒たちの関係に注意していくことを確認したものの、具体的な対策はとっていなかった。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00227472.html
滋賀・大津市で中学2年の男子生徒がいじめを受けていた事件で、
複数の教師が、男子生徒が自殺する前に、
いじめがあるという情報を受けて、対応を協議していたことがわかった。
中学校の校長(第二十一代校長・藤本一夫)は14日午後4時すぎ、
「確実に、いじめであるという認識は持てませんでしたし。
子どもにはいろいろな背景がございますので、
そういったことも含めて、情報を集めていくと。
(自殺)以前の対応については、これはもう不十分であったということは、
これは認めざるを得ません」
と述べた。
協議の場では、今後の人間関係を注意して見ていくことが確認されたが、具体的な対策はとられなかった。
26年前東京・中野富士見中学のいじめ自殺(30年間何も変わらない)
2012年7月15日 09時56分・沖縄タイムス
「葬式ごっこ」という言葉に絶句したのは、今回が初めてではない。
思い出すのは今から26年前の東京の中学生が自ら命を絶った、
中野富士見中学のいじめ自殺だ。
中学生は、花や線香を机に置く「葬式ごっこ」といういじめに遭っていた。
「追悼」の色紙にはクラスメートが言葉を記したほか、
担任ら教師も署名するという信じられないニュースだった。
大津市の中2男子が自殺した問題で、学校が生徒を対象に実施したアンケートの中にも
「葬式ごっこ」といういじめが推測される記載があった
学校は教員だけの仲間意識が強い組織だ。
半面、外に対する閉鎖性が
「悪い情報は隠す」という体質を生み、変化に対する柔軟性や自主性を十分発揮できずにいる。
教育委員会もまた、形骸化が指摘される組織である。
定期的に開かれる委員会で実質的な議論が展開されることは少なく、
ほぼ事務局の追認機関となっている。
文部科学省の調査によると、2010年度に自殺した全国の小中学生は156人。
うちいじめがあったとされたのは中学生の4人だった。
この数字は警察庁の発表より大幅に少なく、死亡理由も半数以上が「不明」とされている。
文科省調査と警察庁発表に著しい乖離があるのはなぜなのか。
文科省の数字は果たして現実を反映した数字といえるのか。
学校も教委も、いじめ問題への対応を再検証すべきである。
20120715up
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00227493.html
自殺の6日前には、男子生徒が同級生に暴行されているのをほかの生徒が目撃し、
「いじめられている」
と、担任に訴えていたことがわかった。
その後、複数の教師で対応を協議したという。
中学校(皇子山(おうじやま)中学)の校長(藤本一夫)は14日、
(第二十一代校長・藤本一夫↓)※見るたび気分悪くなるので縮小した:クリックで拡大
「現象自身は、けんかという現象であって、
いじめに発展する可能性があるということを捨てきれないということで、
見ていくと(話をした)」
と述べた。
協議では、男子生徒たちの関係に注意していくことを確認したものの、具体的な対策はとっていなかった。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00227472.html
滋賀・大津市で中学2年の男子生徒がいじめを受けていた事件で、
複数の教師が、男子生徒が自殺する前に、
いじめがあるという情報を受けて、対応を協議していたことがわかった。
中学校の校長(第二十一代校長・藤本一夫)は14日午後4時すぎ、
「確実に、いじめであるという認識は持てませんでしたし。
子どもにはいろいろな背景がございますので、
そういったことも含めて、情報を集めていくと。
(自殺)以前の対応については、これはもう不十分であったということは、
これは認めざるを得ません」
と述べた。
協議の場では、今後の人間関係を注意して見ていくことが確認されたが、具体的な対策はとられなかった。