高橋靖子の「千駄ヶ谷スタイリスト日記」

高橋靖子の「千駄ヶ谷スタイリスト日記」

7月13日 竃(かまど)

2005-07-14 | 千駄ヶ谷日記
私は豆類が好きで、年間を通して黒豆や花豆を煮たりしているが、ある日、粟(あわ)ぜんざいが食べたくなって、小豆(あずき)と粟を炊いて作ってみた。
そしたら、これがおいしい!
それで、せっせとつくることになった。
粟も、もち粟というのや、アンデス系のアラマンサスやキヌアでも試してみたら、
キヌアぜんざいなども、おつなものなのです。
我が家には2合炊きの土釜がふたつ(姪の結婚式の引き出物、つかわない人のもいただいて)と、5合炊きの重たい土釜がひとつ、1合炊きと1升炊きの電気釜が各1個ある。
最近は、2合炊きの土釜が大活躍していたんだけど、これに新たにもう1個、手作りの土鍋が加わった。
スタイリストの中村のんちゃんは陶芸歴3年で、ちょっとまえの私の誕生日にプレゼントしてくれた。
蓋がぴっちりと合う技術というのが、けっこう難しいそうなのだが、鉄瓶の下に写っている鍋がそれ。キヌアとお米のおかゆ、うまく炊けました。
右上は炊いている最中の粟、その下が、小豆。
テレビで見た老舗のお饅頭やさんでは、煮だったら、いちど煮汁を捨てていたけど、それじゃ、小豆のポリフェノールを捨てることになる、と思って、健康オタクの私は、アクのあるまま放っておく。
適当に煮て、適当にお砂糖(沖縄の茶色いやつ)をいれてるだけなのに、少しずつ上手になってるみたい。

写真 (撮影・Yacco) 鉄瓶は20年以上前、原宿の「Zakka」で購入したもの。