高橋靖子の「千駄ヶ谷スタイリスト日記」

高橋靖子の「千駄ヶ谷スタイリスト日記」

5月19日 初コンタックス

2005-05-21 | 千駄ヶ谷日記
17日 ベルリン生まれの「異形の歌姫」クラウス・ノミは世界最初の有名人の患者としてエイズで亡くなったひとだ。その彼のドキュメンタリー 「ノミ・ソング」のマスコミ試写が、2月ぐらいから断続 的に行われていた。
試写会の案内を最初の頃と最終段階に入ってからと、2回ももらっていたのに、結局、今日の最終試写もいけなかった。
公開されたら、必ず行こう。

18日
サントリー・ホールでホール・オペラ、プッチーニ「ラ・ボエーム」を観る。
2年前の「カルメン」は舞台裏でドキドキしながら衣装の着付けをしていた。
今回はシートにうずまって、ゆったりと美しい歌声に包まれる。この快楽もまたすばらしい。

19日
東中野のポレポレ坐に喫茶店がオープンした。アシスタントの悠子ちゃんと出かけてカレーのランチをとる。
ケーキを食べ、悠子ちゃんはアイスコーヒー、私はホットを何気に頼んだのだが、アイスコーヒーが8時間かけて水出しした限定ものだとあとで知った。この次はなにがなんでもオーダーしよう。
そのあと、田口ランディさんと、本橋成一さんとお茶する。
ランディさんが現れることは前もってきいていたので、持参したランディさんの著書「光のメリーゴーラウンド」にサインして いただく。
日曜日の「週間ブックレビュー」で、ランディさんの「ドリームタイム」を
紹介しているのを観て、悠子ちゃんに「ランディさんの最新作を買ってきて」と乱暴な頼み方をしたのだった。
「光の・・」は、中学生向けの小説だが、私は間違って手にいれたこの小説がとっても気に入ってしまった。
主人公が15歳の少女だったけど、全然違和感なし!
と、私はまたまた自分の若さ自慢をしてるんだけど。

今日は初コンタックスの日。
うれしくて出してみせたら、ランディさん、「あ、それ私も持ってる。だんなさんに誕生日にもらったの」とのこと。
おそろいはうれしいけど、違いは、欲しいものはひたすら自分で買うのが私の人生というところか。
いちばん最初に撮ったのは、ポレポレ坐のキッチンで奮闘する4人の若者達。
ランディさんも、そのあと行った羽田では有名なロック歌手も撮ってますよ。