散歩日記XX

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2022年のアート

2022-12-31 08:43:22 | 美術・アート
さて、恒例の1年を振り返るアート関係の記事。まずは2022年に気になった展覧会を列挙する。5行ごとの空行は単に少し見やすくするためのものである。また、順番は上の方が時期が後になっているはず。

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ギャラリーレタラ「ギャラリーレタラ・ファイナル」
HOKKAIDO ART GALLERY「100人のちいさな絵画展」
札幌芸術の森美術館「野田弘志-真理のリアリズム」
コンチネンタルギャラリー「谷口能隆写真展 防潮堤の窓」
三岸好太郎美術館「mima-no-me #みまのめ VOL.8」

札幌芸術の森美術館「北海道陶芸の変遷vol.2 -現代陶芸の今-」
コンチネンタルギャラリー「小林繁美追悼展-精霊たちの宴-」
ギャラリーオマージュ「山下かさね水彩展」
木田金次郎美術館「帰ってきた木田金次郎」
北海道立近代美術館「国宝・法隆寺展」

札幌市南区各所「南区芸術祭2022」
ニューオータニイン「村岡陽菜・小松美月 二人展ーネオンと陽光ー」
富士フイルムフォトサロン「内藤聡介写真展『碧きキューバ』」
コンチネンタルギャラリー「群来展」
ギャラリーレタラ「下沢敏也展 Re-birth2022[沈黙の栖]‐The gathering of silence‐」

三岸好太郎美術館「1920's-1930's 三岸好太郎が生きた時代」
北海道立近代美術館「ライデン国立古代博物館所蔵古代エジプト展」
苫小牧市美術博物館「芸術の都ウィーンとデザインの潮流」
ギャラリー門馬「光の子ども-言葉で描く。詩で綴る。 文月悠光 久野志野」
十年二十年「青木鐵夫木版画展」

北海道文学館「地図と文学の素敵な関係」
さいとうギャラリー「カミムラルイ個展-青への旅路-」
東北大学自然史標本館「常設展」
東北歴史博物館「常設展」
東北歴史博物館「知の大冒険 東洋文庫名品の煌めき」

晩翠画廊「平田惠利子モザイク画展」
本郷新記念札幌彫刻美術館「生誕100年 藤川叢三展」
ギャラリーエッセ「北村哲朗彫刻展」
HOKUBU記念絵画館「今井喬裕展」
小樽芸術村・旧三井銀行小樽支店「川瀬巴水と吉田博 水辺の詩」

北海道立近代美術館「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」
茶廊法邑「Bee hive展 2022」
富士フイルムフォトサロン「「ホヤ」という世界 海の宝石 細谷克子水中写真展」
富士フイルムフォトサロン「榎本 淳 「Train Hokkaido 鉄道風景写真展」」
東一丁目劇場「バンクシー展 天才か反逆者か」

アートスペース201「久藤エリコ 切り絵インスタレーション 流線形エナジー」
アートスペース201「群青-GUNSEI- Vol.09」
大通美術館「画業(耕作)50年 楢原武正展」

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さて、この中から今年のベスト5を挙げてみる。しかし、新型コロナ疲れなのか、北海道外の展覧会をほとんど見に行けていないせいなのか分からないのだが、どうにも「これだ!」「あれ見てきたよなあ」という自分の心の中での話題性が薄いのだなあ。

■コンチネンタルギャラリー「谷口能隆写真展 防潮堤の窓」
東日本大震災からの復興で作られた防潮堤には海を見るための小さな窓があった。アート要素よりは現地がこんなことになっているのかという報道っぽさを感じる部分もあるが、非常に印象的な風景を届けてくれた展覧会である。

■木田金次郎美術館「帰ってきた木田金次郎」
木田の作品を愛して守ってきた個人が収蔵していた作品が多く出品され、なんとも雰囲気の良い展覧会。

■札幌市南区各所「南区芸術祭2022」
「札幌市南区はやるな!」と思わせる展覧会。

■十年二十年「青木鐵夫木版画展」
初めて訪問したギャラリーで見た、洗練された版画の展覧会。

■東北歴史博物館「知の大冒険 東洋文庫名品の煌めき」
話題性ではこれが一番かな。東洋文庫に保存された世界各国の名品(特に「史記」「永楽大典」「東方見聞録」「文選集注」「万葉集」「天正遣欧使節記」あたりには驚く)が展示されており、それを静かな会場内で見ることができた。私の中の文化レベルが少し上がったであろう。

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続いて作品部門だが、今年はあまり数を挙げることができず、最初から5点に絞って発表する。

■エゴン・シーレ「カール・グリュンヴァルトの肖像」
苫小牧市美術博物館「芸術の都ウィーンとデザインの潮流」で見た、なかなか立派なエゴン・シーレの作品。

■東洋文庫「文選集注」
東北歴史博物館「知の大冒険 東洋文庫名品の煌めき」で見たやつ。何しろ国宝に弱いものですから。

■今井喬裕「dominus」
HOKUBU記念絵画館「今井喬裕展」で見た作品。やはり男性たるもの美人画が好きなのである。

■ハブリエル・メツー「レースを編む女」
北海道立近代美術館「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」から、あえてフェルメールを外してのランクイン。画が上手くて丁寧。

■ジェームス・ジーン「エルフ」
三越ギャラリー「-ピカソから現代美術まで- 美の先駆者たち展」で見たもの。現代作家だが、プログレ調+荒木飛呂彦テイストの作品はとても私好みだ(雑な紹介ですみません)。

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2 コメント

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Unknown (ねむいヤナイ)
2022-12-31 16:09:44
SHさん、こんにちは。
考えてみたら木田金次郎美術館に久しく行ってません。
たら丸に会いに行きたくなってきました。
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Unknown (SH)
2022-12-31 16:19:06
ヤナイさん、こんにちは。
ふらっとバスで岩内まで行って、ほとんど他の人がいない美術館で、
木田の作品を見るのが良いのですよね。
今回は個人蔵の見たことがない作品も多く、良い展覧会でした。
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