今日はなんとか昼頃から外出し、ミヤシタ→近美→三岸→資料館→コンチネンタル→富士フイルム→新さっぽろの7か所。
■ギャラリーミヤシタ「宮崎 むつ展」。12時50分過ぎに行ったところまだギャラリーが開いていなかったが、今展覧会のみ特別に13時オープンらしい。作品は明るい緑色の4枚組、暗い緑色の4枚組、紺色の4枚組と赤の1作品があり、展示室全体として調和が取れていたように思う。この辺はかなり意識的なのではなかろうかと想像してしまった。
■北海道立近代美術館「没後50年 神田日勝 大地への筆触 ここで描く、ここで生きる」。展覧会初日とあって混雑しているのかと思ったら、それほどではなかった。ロビーには順番待ち用の通路が作られてあったので、午前中辺りは混雑したのかもしれない。
神田日勝「家」:壁が飛び出てくるくらいの印象だ。
神田日勝「ゴミ箱」:今度は非常に平面的な印象を受ける。横からの視点と上からの視点が同居した物の描き方だ。
神田一明「赤い室内」:色彩ははっきり違うが、構図が似ているような気がする。一明は日勝の兄だそうだ。
神田日勝「飯場の風景」:描かれているものはごつごつしているが、物体が地面についていない浮遊感がある。
神田日勝「一人」:頭部だけひょっこりと画面の下からのぞかせているのは、どういう意味合いなんだろう。
神田日勝「人間」:父母子の3人がちゃぶ台の周りに集まり、父はビールを飲んでいるという珍しい家族風景。
海老原喜之助「友のさらば」:馬の死というテーマで参考出品されていた。
神田日勝「牛」:黒い牛の腹から覗く赤い内臓が印象的でもあるが、スチール缶の細かい描きこみがまた気になる。
神田日勝「静物」:果物、瓶、缶、魚、鶏と細かいものを描き始めた時期か(1966年の作)。
神田日勝「画室A」:突然ポップで明るくなった作品だが、どうもやり過ぎ感が否めない。
神田日勝「室内風景」:テレビ、ラジオ、新聞、雑誌と様々なマスコミ、メディアに関係するものが登場している。この人、決して一農民として描き、死んでいこうと考えていたようには、私には思えないところがある。
神田日勝「晴れた日の風景」:この展示で「アンフォルメルの試み」と題された作品群の一つ。馬の体は赤、オレンジ、黄色、緑で描かれ、空の水色と共にスパークするような強さがある。
神田日勝「暮色」:農作業を描いた作品で、多分、この人にはこういう作品を描いてほしかったという声もあるんだろうなあ。
神田日勝「水辺の馬」:ここまで水を描いた作品がほとんど無かったので、新鮮である。
神田日勝「静物・家(未完)」:家の手前に静物画の題材としての秋刀魚の骨、青リンゴの皮が描かれている。三岸好太郎にも同じことを思うことがあるのだが「この人にもう一周、画を描かせたらどうなっただろう」ということである。壁と人→牛馬→室内風景→アンフォルメルと画風を変転させ、もう一度同じテーマに立ち戻った時に、きっと面白い作品を描いたのではないかと期待させるところがあるんだよな。
ロビーには吉田傑「半身の馬」が展示されていた。神田日勝記念美術館の収蔵品だそうだ。
■北海道立近代美術館「ヴィジュアル・ガストロノミー~いただきます。ごちそうさま。」。食をテーマにした作品展示である。
ルイス・スコーカ「月面の足跡」:月面をカップ一杯切り取って来て持ってきたイメージか。
不詳「蘭人饗宴之図(長崎古版画)」:近美がこういうのを出品するのは珍しいね。
阿部典英「ナイフ」:赤との対比も面白い。
■三岸好太郎美術館「ロマンティストの札幌-好太郎の原点」。
「札幌郊外」:本郷新記念札幌彫刻美術館からの受託作品。見たのは久しぶりかも。
「ポプラのある風景」:北門信用金庫の所蔵作品。これは2008年に滝川市美術自然史館「北海道美術の潮流展」(北門信用金庫コレクションによるもの)で見ているようだ。久しぶりで良かった。
「コンポジション」:同名タイトルの作品はいくつかあるはずだが、これはあまり記憶にない。
三岸節子「花I」「花III」:復刻作品。
■三岸好太郎美術館「#みまのめ<VOL>6>」。
桑迫伽奈「after the rain」:プリントした写真に刺しゅうを施したもの。あえて裏側も見せていたので、これも含めての作品ということか。
吉成翔子「とことこてくてくのびのび」「そよそよのものがたり」:床に設置されているやつと、壁に伸びているやつがある。今回、展示室内の四角い柱をぐるっと回るように伸びているのが、蔦や粘菌のような生命感があり、面白い。
高橋あおば「光さす花」「my sanctuary」:作風が随分変わったな。
平野有花「Round and Round」「mind」:特に前者の色彩は素晴らしいのだが、撮影したものはイメージと違うよなあ。ぜひ会場で。
そういえば次の展覧会は「札幌国際芸術祭2020」の予定だったのだが、どうするのだろう。休館になるのか?
■コンチネンタルギャラリー「群来展」。手練れの画家たちの展覧会。
白鳥信之「フェルメール 赤い帽子の女(模写)」:この人ほどになると、模写にもムリが無いものなあ。
白鳥信之「ノンノ」:妙に味わいのある女性の顔。とにかく上手い。
■ギャラリーミヤシタ「宮崎 むつ展」。12時50分過ぎに行ったところまだギャラリーが開いていなかったが、今展覧会のみ特別に13時オープンらしい。作品は明るい緑色の4枚組、暗い緑色の4枚組、紺色の4枚組と赤の1作品があり、展示室全体として調和が取れていたように思う。この辺はかなり意識的なのではなかろうかと想像してしまった。
■北海道立近代美術館「没後50年 神田日勝 大地への筆触 ここで描く、ここで生きる」。展覧会初日とあって混雑しているのかと思ったら、それほどではなかった。ロビーには順番待ち用の通路が作られてあったので、午前中辺りは混雑したのかもしれない。
神田日勝「家」:壁が飛び出てくるくらいの印象だ。
神田日勝「ゴミ箱」:今度は非常に平面的な印象を受ける。横からの視点と上からの視点が同居した物の描き方だ。
神田一明「赤い室内」:色彩ははっきり違うが、構図が似ているような気がする。一明は日勝の兄だそうだ。
神田日勝「飯場の風景」:描かれているものはごつごつしているが、物体が地面についていない浮遊感がある。
神田日勝「一人」:頭部だけひょっこりと画面の下からのぞかせているのは、どういう意味合いなんだろう。
神田日勝「人間」:父母子の3人がちゃぶ台の周りに集まり、父はビールを飲んでいるという珍しい家族風景。
海老原喜之助「友のさらば」:馬の死というテーマで参考出品されていた。
神田日勝「牛」:黒い牛の腹から覗く赤い内臓が印象的でもあるが、スチール缶の細かい描きこみがまた気になる。
神田日勝「静物」:果物、瓶、缶、魚、鶏と細かいものを描き始めた時期か(1966年の作)。
神田日勝「画室A」:突然ポップで明るくなった作品だが、どうもやり過ぎ感が否めない。
神田日勝「室内風景」:テレビ、ラジオ、新聞、雑誌と様々なマスコミ、メディアに関係するものが登場している。この人、決して一農民として描き、死んでいこうと考えていたようには、私には思えないところがある。
神田日勝「晴れた日の風景」:この展示で「アンフォルメルの試み」と題された作品群の一つ。馬の体は赤、オレンジ、黄色、緑で描かれ、空の水色と共にスパークするような強さがある。
神田日勝「暮色」:農作業を描いた作品で、多分、この人にはこういう作品を描いてほしかったという声もあるんだろうなあ。
神田日勝「水辺の馬」:ここまで水を描いた作品がほとんど無かったので、新鮮である。
神田日勝「静物・家(未完)」:家の手前に静物画の題材としての秋刀魚の骨、青リンゴの皮が描かれている。三岸好太郎にも同じことを思うことがあるのだが「この人にもう一周、画を描かせたらどうなっただろう」ということである。壁と人→牛馬→室内風景→アンフォルメルと画風を変転させ、もう一度同じテーマに立ち戻った時に、きっと面白い作品を描いたのではないかと期待させるところがあるんだよな。
ロビーには吉田傑「半身の馬」が展示されていた。神田日勝記念美術館の収蔵品だそうだ。
■北海道立近代美術館「ヴィジュアル・ガストロノミー~いただきます。ごちそうさま。」。食をテーマにした作品展示である。
ルイス・スコーカ「月面の足跡」:月面をカップ一杯切り取って来て持ってきたイメージか。
不詳「蘭人饗宴之図(長崎古版画)」:近美がこういうのを出品するのは珍しいね。
阿部典英「ナイフ」:赤との対比も面白い。
■三岸好太郎美術館「ロマンティストの札幌-好太郎の原点」。
「札幌郊外」:本郷新記念札幌彫刻美術館からの受託作品。見たのは久しぶりかも。
「ポプラのある風景」:北門信用金庫の所蔵作品。これは2008年に滝川市美術自然史館「北海道美術の潮流展」(北門信用金庫コレクションによるもの)で見ているようだ。久しぶりで良かった。
「コンポジション」:同名タイトルの作品はいくつかあるはずだが、これはあまり記憶にない。
三岸節子「花I」「花III」:復刻作品。
■三岸好太郎美術館「#みまのめ<VOL>6>」。
桑迫伽奈「after the rain」:プリントした写真に刺しゅうを施したもの。あえて裏側も見せていたので、これも含めての作品ということか。
吉成翔子「とことこてくてくのびのび」「そよそよのものがたり」:床に設置されているやつと、壁に伸びているやつがある。今回、展示室内の四角い柱をぐるっと回るように伸びているのが、蔦や粘菌のような生命感があり、面白い。
高橋あおば「光さす花」「my sanctuary」:作風が随分変わったな。
平野有花「Round and Round」「mind」:特に前者の色彩は素晴らしいのだが、撮影したものはイメージと違うよなあ。ぜひ会場で。
そういえば次の展覧会は「札幌国際芸術祭2020」の予定だったのだが、どうするのだろう。休館になるのか?
■コンチネンタルギャラリー「群来展」。手練れの画家たちの展覧会。
白鳥信之「フェルメール 赤い帽子の女(模写)」:この人ほどになると、模写にもムリが無いものなあ。
白鳥信之「ノンノ」:妙に味わいのある女性の顔。とにかく上手い。
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