散歩日記XX

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2023年のアート

2023-12-31 07:00:00 | 美術・アート
さて、12月29日に最後のギャラリー巡りを終えて、恒例の1年を振り返るアート関係の記事である。まずは2023年に気になった展覧会を列挙する。5行ごとの空行は単に少し見やすくするためのものである。また、順番は上の方が時期が後になっているはず。

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まずは展覧会部門。

スカイホール「札幌大谷高等学校美術科第35回卒業制作展」
本郷新記念札幌彫刻美術館「生命体の存在」
北海道立文学館「左川ちか 黒衣の明星」
ギャラリー創「近藤マリア ルイーザ明子写真展 Passing by 通りすがりに」
STV北2条ビル、時計台通ビル「札幌大谷大学芸術学部美術学科 油彩専攻作品展」

HOKUBU記念絵画館「黒崎彰と舩岳紘行」
市立小樽美術館「中村善策と加賀の北前船主・西谷家」
札幌芸術の森美術館「深堀隆介展 水面のゆらぎの中へ」
ギャラリー門馬「小林麻美個展 次の予鈴が鳴り響き、」
北海道立近代美術館「足立美術館所蔵 近代日本画と北大路魯山人展」

北海道立近代美術館「揺さぶる絵 変貌する日本画のイメージ」
苫小牧市美術博物館「特別展 四季が彩る美の世界」
高井鴻山記念館「鴻山の愛でた名品展」
北野美術館「秋の日本画 彩の季節をあじわう」
上田市立美術館「第23回共同巡回展 福岡アジア美術館所蔵作品展 うるおう アジア ―近代アジアの芸術、その多様性―」

大丸画廊「今日もどこかで 稲恒佳奈日本画展」
スカイホール「鉾井直作展」
SCARTS「㐂久⼀本店創業百周年記念展 㐂久⼀100年~まちとアートと家族の物語」
北海道旧本庁舎改修事業仮設見学施設
らいらっく・ぎゃらりぃ「中橋修回顧展」

スカイホール「伏木田光夫油絵個展」
HOKKAIDO ART GALLERY「中村善策&田辺三重松展」
北海道立近代美術館「トリック×イリュージョン」
SCARTS「100 DISCOVERIES あなたの知らない魅惑のトルコ」
苫小牧市美術博物館「美術所蔵名品選:風景画×静物画編」

大丸画廊「Heart of mine 小川豊展」
札幌芸術の森美術館「艾沢詳子 gathering-集積する時間」
小樽市民ギャラリー「北海道文化奨励賞 上嶋秀俊展」
岩見沢市絵画ホール 松島正幸記念館「尾形香三夫追悼展」
大通美術館「佐野果帆子1人卒業制作展」

札幌市資料館「札幌市立大学 原初展VOL.3」
北海道立近代美術館「サンリオ展」
SCARTS「NorthPRINT-北海道の現代版画-」
札幌彫刻美術館「New Eyes 視線のはなし」
大通美術館「文字の世界 楢原武正展」

小樽市総合博物館「令和4年度アイヌ工芸品展 2022 小樽市制100周年記念事業「アトゥイ-海と奏でるアイヌ文化」」

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ここからベスト展覧会を選出してみよう。

■北海道立文学館「左川ちか 黒衣の明星」
私はほとんど詩を受け付けないが、珍しく興味を持った詩人の展覧会。詩集も1冊買ったが、まだ読んでいない。

■高井鴻山記念館「鴻山の愛でた名品展」
長野県小布施町の高井鴻山記念館で、あまり期待せずに入ったら意外な名品揃いでお得感があった。

■SCARTS「100 DISCOVERIES あなたの知らない魅惑のトルコ」
100点の写真が並ぶ展覧会だったのだが、トルコの風景に感心。

■岩見沢市絵画ホール 松島正幸記念館「尾形香三夫追悼展」
展覧会を見始めたころから「この人の作品は何なんだ、どうやって作るんだ」と思っていた人の惜しまれる追悼展。

■小樽市総合博物館「令和4年度アイヌ工芸品展 2022 小樽市制100周年記念事業「アトゥイ-海と奏でるアイヌ文化」」
全く期待しないで行ったら、相当充実したアイヌ工芸品展が開催されていた。もっと宣伝をしっかりやって欲しい。

もう一つ、次点を挙げるならば、次の展覧会である。
■らいらっく・ぎゃらりぃ「中橋修回顧展」
画業(彫刻、版画あり)50年から、自選の回顧展を開催。非常に素敵な展覧会だった。

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続いて作品部門から。

山内壮夫「鶴の舞」
青木美歌「Gil-SA-3W」
竹内博「なんてったってゴム長」
上村塁「Horizon II」
福田高治「作品2023‐C」

深堀隆介「方丈ノ夢」
山元春挙「瑞祥」
ジョルジュ・ルオー「シエールの思い出」
善光寺「仁王門」「山門」「本堂」「経蔵」
伊藤若冲「鶏百態図」

葛飾北斎「自画像信濃路旅姿」
楓月まなみ「風韻」
久藤エリコ「よりそう」

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ベスト作品は次の5点である。

■山内壮夫「鶴の舞」
北陸銀行本店の上に立っていた彫刻作品が場所を変えて見事に復活。間近で見る時の異形感もなかなか。

■青木美歌「Gil-SA-3W」
久しぶりに繊細な青木ワールドを拝見できてうれしい。

■上村塁「Horizon II」
今年の版画展示でことごとく「ハッ」とさせられた上村の作品を1点。私好みの色なのだろう。

■山元春挙「瑞祥」
北海道立近代美術館「足立美術館所蔵 近代日本画と北大路魯山人展」から、思わず「ロジャー・ディーンだろ」と言ってしまった名作。

■伊藤若冲「鶏百態図」
小布施の地で見た思いがけない名品。これは地域の宝物だ。

単発の作品とは言い難いので、次点としておこう。
■善光寺「仁王門」「山門」「本堂」「経蔵」
17年前に長野県に行ったときは松本市中心に滞在したが、今年初めて長野市、さらには善光寺に行ってきた。なかなか満足。

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