「マッキーのつれづれ日記」

進学教室の主宰が、豊富な経験を基に、教育や受験必勝法を伝授。また、時事問題・趣味の山登り・美術鑑賞などについて綴る。

マッキーの受験アドバイス:受験シーズンに突入

2014年01月16日 | 受験



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 中学入試においては、1月10日から埼玉方面の受験が始まり、20日から千葉方面の受験もスタートします。今週は、大学センター試験が18日・19日に行われます。1月中の高校入試では、来週に都内の私立推薦入試があり、その後都立の推薦入試があります。いよいよ本格的な受験シーズンの到来です。

 桜の咲く頃、そのピンクの花が、新入生を祝福するように咲き乱れます。グローバルスタンダードの名の下に、新年度のスタートを9月に変更しようとする流れもありますが、日本の自然のサイクルからすれば、私はこの日本の伝統を重視したい一人です。

 しかし、受験の時期という点で見れば、厳しい気候条件の頃に入試が行われることは事実です。正月を過ぎ2月上旬まで、日本では最も寒い日々が続きます。また、東京では、西高東低の本格的な冬型の気圧配置が崩れ始める2月上旬から、雪が降ることも多く、受験生はその対策をしておかなければなりません。

 加えて、受験生にとって、もっと厄介なのは、この時期に猛威をふるうインフルエンザです。結局は、全員が同じ条件なので、その対策を事前にしっかりと立ていたかどうかが問われます。風邪に感染するかどうかは、幸運・不運もあるでしょうが、厳しい見方をすれば、それも実力だとも言えます。



 受験指導では、この時期には基本を中心に総復習し、無理をしないといったことが主流です。しかし、私は長年の経験から、最後まで自分のグレーゾーンを責め続けるといったスタンスで学習することを勧めたいと思います。ただ、そのためには、日頃からどの分野がもうちょっとなのかという、自分の弱点を知っていることが必要です。陣取り合戦のように、グレーゾーンを自分のテリトリーに引き入れる努力を続けることです。

 もう一つ受験生に大切なことは、そうした知識を増やす努力だけではなく、受験本番にそうした知識を得点に結びつける得点力の養成です。同じ学力があったとしても、テストでの得点力には差が出ます。最も大きく影響を与えるのは、集中力であり、特に入試直前には、集中力を高めていくことが大切です。集中力を高める精神的なコントロールが重要ですが、特に中学受験生に対しては、家族全員がそのことを配慮していく必要があります。たとえ、どんなに知識を増やす努力をしても、本番でケアレスミスを連発してしまえば、その努力は水の泡となってしまいます。

 集中力を高める具体的な方法は、ちょっと複雑な計算を、毎日時間を決めてやること。例えば、計算10題を、朝起きたらできる限り素早く計算する練習をすること。これだけでも、集中力の維持と、早朝から頭を素早く機能させる訓練になります。

 入試直前は、願望・不安・期待・焦り・・・・・・、さまざまな感情が交錯する時期です。過度にそうした精神的な面が強く作用すると、集中力が欠落してしまうことさえあります。常に平常心を忘れることなく、「合格するぞ!」という闘争心の炎を燃やし続けることが大切となります。

 入試本番に、自分の持てる実力を発揮して、納得のできる受験をしてください。塾の受験生の皆さん、指導してきた第三砂町中学校の受験生、そして私のブログをご覧の方に関連した受験生の皆さん、以上のアドバイスを参考にして、必ず志望校合格を勝ち取ってください。新春の陽光が、皆さんの頭上に、輝きますように!


 以下のブログは、受験生および受験生のいらっしゃる家庭に参考になるように、かつて綴ったブログです。興味ある方は、ご覧下さい。

マッキーの受験必勝アドバイス…(1)入試直前の過ごし方

マッキーの受験必勝アドバイス(2)受験日前日と当日の注意点

マッキーの受験アドバイス:風邪をひかないための体調管理

マッキーの随想:脳を活性化できるか? 受験生の『 ブレインフーズ』





公園に咲き始めた、ニホンスイセンと、冬咲きの桜。



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3 コメント

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春遠からじ (tsuguo-kodera)
2014-01-16 18:04:03
 冬来たり、春遠からじ、桜咲く。
お疲れ様です。頑張りすぎず、淡々と生きましょう。
でも、若い人、子供は頑張る時期が今です。
頑張るときは、今でしょう。
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冬来たりなば春遠からじ (マッキー)
2014-01-17 17:00:12
 「冬来たりなば 春遠からじ」……厳しい冬がやってくれば、その後には、間違いなく暖かい春がやってきます。「春の来ない冬はない」とも言います。季節を語る言葉ではなく、人生を比喩的に表現した言葉ですね。

 「いつやるか? 今でしょ!」……物事には、頑張るときのタイミングがあるでしょう、といった意味の言葉でしょうね。流行語大賞を授賞する影響力があった言葉です。

 受験・就活・婚活そして、koderaさんがおっしゃった終活……、人生には、決められた時期に、やらねばならないことが多いようです。仕事も!

 ただし、それらを越えて、もっと大きなことにチャレンジする、破天荒な人生を送る選択は、難しくなった時代のように感じます。

 次回のブログでは、5歳児と春を見つけに、公園を散歩してみようと思います。

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Unknown (tsuguo-kodera)
2014-01-17 18:05:49
 そうですか。破天荒の定義が難しいから何とも言えませんが、管理人様も破天荒かもしれません。
 当方の会員の東大教授一家も破天荒です。多分長男はノーベル賞をもらった東大教授だった、あの有名なカミオカンデの研究者でしたが、お爺ちゃんの頭と言って叩いたそうです。彼は芸大の油絵の生徒さんです。
 先生も次男も長女も凄く個性的です。一家全体でも個性的です。これ以上の具体的な説明はプライバシーの関係がありできません。比類なき家族だと思います。
 私はただの凡人ですが、かなり個性的かも。だって体育館で子供を教え、歳を召した女性クラブで遊んでいます。目立っていることは確かです。日本の中でもゼロとは言いませんが、極めて珍しい爺さんでしょう。
 私も先生も、目立つことが好きなのです。極めてただの人です。でも暴走族や悪い小学生が悪さをして目立つのが好きな特性と似ているのかも。彼らと私が少し違うのは、法や条例や体育館やそのクラブの規則に従順なことです。
 勉強で目立つ、ビジネスで目立つ、お金儲けで目立つ、教育で目立、ある程度やった分野で出世するなどなどで十分であるかもしれません。
 100人目立つ人が居たら、その中の一人は破天荒と言える人が出現するのでは。ひょっとして良い破天荒の人は確率論の問題ではないでしょうか。
 再度繰り返しますが、破天荒とはどのような要求条件でしょうか。私の周囲にはいません。でも、従妹の落第生が行ける医学部がなく、渡米し、なんとか滑り込みで留学。今はUCLAの医学部教授。
 結果は素晴らしいですが、単に仕方なく進んだ結果だと言えそうです。それがキャリアと言うものかも。
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