「マッキーのつれづれ日記」

進学教室の主宰が、豊富な経験を基に、教育や受験必勝法を伝授。また、時事問題・趣味の山登り・美術鑑賞などについて綴る。

マッキーの時事随想:今年の夏

2024年09月16日 | 時事随想

 もうすぐ秋分の日を迎える季節となりました。前回の私のブログが近隣のアジサイに関するものでしたので、季節の移り変わりの早さに驚かされます。今年の夏の天候は、まず極めて暑かったことを挙げなければなりません。地球温暖化の影響だと考えられます。外出することが苦痛に思えるほどで、自宅にいることが多い夏でした。一番下の娘と山に出かける計画もありましたが、天候の不順で中止しました。高層の気温と地上付近の気温差が大きく、雷が鳴り響き激しい雨となることが多い夏でもありました。

 今年の夏は、パリオリンピックで盛り上がりました。日本人選手の活躍もあり、多くの人が就寝時間を割いてテレビに夢中になったことでしょう。類い希な能力と日々の鍛錬を経て、国の代表としてオリンピックの舞台に立つだけでも、すごいことだと思います。その上、メダルを勝ち取る成果を出した選手は、素晴らしいことです。選手同士の戦いの場ではありますが、随所にスポーツマンシップを感じさせる爽やかな行為も見受けられました。

 阿部詩選手の敗北は、見ていてもかわいそうでした。試合後の詩選手の号泣は、多くの人たちに様々な思いを感じさせました。残念なことは、出場選手に対してSNSなどで、心ない誹謗中傷があったことです。配慮ができない人が、感情をそのまま多くの人たちにばらまくSNSには、多くの問題があります。インフルエンサーと呼ばれていい気になっている人には、他人の意見をあざ笑い自分の意見が唯一正解だと言わんばかりの主張を汚い言葉遣いにより炎上前提で行うものもいます。そうした行為が、人を非難することを是認するハードルを低くしているように思われます。

 私にとって、毎年恒例としてきた夏山登山は、ここ数年行っていません。小屋泊まりで北や南アルプスの山行は、現在の体調を考慮すると難しくなってしまいました。子供を連れて行く軽い山歩き程度なら可能です。霧ヶ峰高原の車山周遊を、今年は考えていました。今までは、この程度の山行は避けてきましたが、今では丁度良い山歩きだと思われます。ただ、梅雨明けの安定した天候の時期でさえ、今年などは不安定な天気が続きました。地球温暖化により、大気のダイナミックな変動が顕著になってきています。「今まで経験したことのない~」と形容される天気予報が多くなってきていますが、これからは、そうした厳しい天候が一般的になってくる時代なのでしょう。

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マッキーの「四季を楽しむ」:近所のアジサイ

2024年06月21日 | 四季の植物と風景

パソコンを新調しました。今までのパソコンが不調になり、ここしばらくのブログは携帯を使って投稿していました。どうも不慣れなせいで、投稿もなかなかできませんでした。今のパソコンに慣れてきたら、もう少し頻繁にブログを更新したいと思います。

本日は、夏至です。前回の四季を綴ったブログは、桜の季節でした。桜も散りツツジの季節も終わり、ウツギの仲間の花も散りました。アジサイの季節も過ぎようとしています。蒸し暑い季節に、さわやかな気持ちにさせてくれるアジサイの花を、多くの方が好きだと思っているでしょう。

狭義のホンアジサイは、日本で自生するガクアジサイが原種です。アジサイは土壌のph(酸性度)によって花の色が変わり、一般に「酸性ならば青、アルカリ性ならば赤」になると言われています。アジサイの学名「Hydrangea」はギリシャ語の「hydor(水)」と「angeion(容器または器)」から派生しており、文字通りには「水を含む容器」という意味です。みずみずしいこの花を言い当てた学名だと感じます。

花の色がよく変わることから、別名で「七変化」「八仙花」とも呼ばれます。また、四葩(よひら)は俳句で好まれる別名で、葩は「花びら」を表す言葉だそうです。様々な種類の花が見られ、園芸品種として努力が積み重ねられた結果だろうと思います。

女性や子供を着飾らせてアジサイをバックに写真を撮っている方がとても多いのを見ても、愛されている花だと感じます。鎌倉の明月院などアジサイが著名な寺院などでは、鑑賞者が多すぎて落ち着いてみることができません。そういう意味で、近所のアジサイが私にとって楽しむのに適していると考えています。

カルガモの親子がいました。人間が自分たちにとって害にならないことを知っているようです。ただ、カルガモの幼鳥が成長して親になる確率はとても小さいと言われています。猛禽類やカラスなどに襲われてしまうからでしょう。

夏を感じる花として、下の写真のタチアオイやハマユウを思い出す人は多いでしょう。この画像は、ハマユウではなくインドハマユウで最近多く見かけます。夏になるとシュノーケリングを楽しむために伊豆下田へ出かけましたが、海岸近くにはハマユウの花が美しく咲いていました。インドハマユウを見ると、そんな輝く夏を私に感じさせます。

 

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マッキーの時事随想:映画「オッペンハイマー」を観て

2024年04月09日 | 時事随想
原爆を開発製造するための極秘プロジェクト「マンハッタン計画」のチームリーダーとして、世界初の原子爆弾を開発し「原爆の父」と呼ばれたアメリカの理論物理学者ロバート・オッペンハイマーを主人公とする伝記映画でした。製作費1億ドルの3時間の大作映画で、アカデミー賞7部門で受賞するなど興行的にも成功しました。
ボーアやハイゼンベルクの影響で、理論物理学の道に進み、核分裂を応用した原子爆弾実現の可能性を認識していました。ナチスドイツより先に原爆を開発する努力をします。ドイツは降伏し、対象は日本となりました。
トルーマン大統領の指示により、広島と長崎に原爆が投下され、日本は無条件降伏することになります。無論、原爆の成果はアメリカ国民に歓喜を与えました。彼は英雄として高く評価されました。映画の映像では、原爆の使用に歓喜する人たちの顔が、熱風で変化する被爆者の顔とだぶります。人類は、パンドラの箱を開けてしまったことを物語っていると感じました。
オッペンハイマーこそが、原爆使用の悲惨さを実感したはずです。ソ連も原爆を開発し、アメリカはいっそう強力な水爆の開発に着手します。オッペンハイマーは、水爆開発に反対し、マッカーシーの赤狩り旋風に巻き込まれ、ソ連のスパイ疑惑を受け公職追放されました。英雄から行動を監視される疑惑人に成り下がった彼は、どういった思いで晩年を過ごしたのでしょう。
原爆使用の悲惨さは、広島や長崎の被爆実情を顧みなけば分からないはずですが、この映画には描かれていません。その結果、オッペンハイマーが危惧した原爆使用の恐ろしさが、この映画で伝わるのか問題です。北朝鮮の原爆開発やロシアのエリツェンの原爆使用の恫喝など、私たちは原爆の恐ろしさと同居している状況です。ウクライナやパレスチナでの悲惨な戦闘が、日々映像で伝えられています。人類は、はたして原爆使用の抑止力を持ち続けることができるのでしょうか。

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マッキーの「四季を楽しむ」:早春の花木

2024年03月09日 | 四季の植物と風景

近隣の公園にある梅林は、満開で見頃をむかえました。はなやぐと形容するより、清楚な佇まいが素晴らしいと思います。梅の花🟰菅原道真を連想する、高貴な花に感じられます。

早咲きの河津桜は、多くの人たちに春の到来を実感させます。着飾って写真を撮っている家族を見かけます。毎年、この時期になると群れになってメジロが河津桜に集まります。今まで、何処に住んでいたのでしょう。人間だけではなく、動物も河津桜の場所を覚えていて、開花を心待ちにしてるようです。



春に咲く花木は、黄色の花が咲く種が多いようです。下の画像の花木はミモザです。よく見かける春に黄色い花を付ける花木には、ロバイ、サンシュユ、マンサク、ミツマタ、ヒュウガミズキ、レンギョウ、ヤマブキなどがあります。

小さな可憐な花を無数に付けたジャノメエリカが、公園の花壇にあります。もうすぐソメイヨシノの花も咲き、春本番が到来します。桜は、私たちを楽しませた花が潔く散ってまもなく、夏の暑い時期には枝に花芽を付けます。長い準備期間を経て、冬の寒風に耐えた花芽が、春爛漫の艶やかさを演出するように開花するのです。

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マッキーの山登り:三浦富士と武山の陽だまりハイク

2024年02月04日 | 日帰りの山登り
1月27日(土)、海を見守る里山三山をつなぐ縦走を楽しみました。京急長沢駅をスタートし、三浦富士と砲台山と武山と歩き津久井浜駅をゴールとするお気軽ハイキングコースです。

浅間神社鳥居をくぐり石段を登りしばらく林道を歩きます。警察犬訓練所を過ぎた所から山道となります。

梅の花が、春めく陽だまりの道脇に咲いていました。手すりが付いた階段を登り切ると2つの祠が鎮座する浅間神社奥社の三浦富士に到着します。


房総半島、伊豆大島が綺麗に望むことができます。


次の目的地は、海上保安庁のアンテナが立つ砲台山です。海軍の砲台が残された山頂は、見晴らしの効かないつまらない場所でした。

最後の目的地は、武山不動院がある武山です。東京湾と相模湾の大展望を満喫出来る展望台が立っています。立派な建物の武山不動院は、お詣りする価値があります。
海岸近くの駅から出て海の景色が離れていきますが、途中から反対側にも海を望むことができるようになり、今回の里山が三浦半島の中にあることが分かります。



武山からの下山路には、津久井浜観光農園があり、野菜や果物などの直売所で土産として野菜を購入しました。立派な大きな三浦大根なども売っていますが、持ち帰るには重すぎでした。
道脇には、菜の花や水仙が咲き、春めいていました。


津久井浜駅を超えて海岸沿いに、回転寿司の店がありましたので地物のネタを使った寿司を味わった後に帰路につきました。


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