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都内中学入試が一段落した今、経済的要因で頭打ちなったとは言え、根強い人気を維持している中学入試について、今日はブログで取り上げ、考えてみたいと思います。
私立中高一貫校の長年の努力の結果として、中高6ヶ年一貫の教育のメリットが一般に定着して、中学受験率が上昇しました。公立中高を経由するよりも、私立中高一貫校が、相対的に教育に熱心であったこと、また6ヶ年のスパンを有効に活用することによる教育的利点が多かったことなどで、子どもを持つ家庭に、その信頼と優位性を勝ち取りました。
また、首都圏においては、小学校受験・高校受験・大学受験と比べても、中学受験の多様性が際立ちます。コース選択の多岐さ・日程の幅広さ・選択する学校の豊富さなど、家庭で吟味するときには、その選択に苦慮するほど多様な針路が準備されています。
例えば、12月中に東大付属の推薦入試を考えることができます。年が明けた1月には、10日頃から埼玉方面の私立中学、20日から千葉方面の私立入試、そして2月1日から都内の私立入試が始まります。そして、2月3日には、都立(区立)中高一貫校と国立付属の中学校の入試を受けることができます。また、帰国子女なら、年末から1月にかけて数多くの私立中学校で、別枠の入試を設定しています。
おまけに、都内私立中学の多くの学校が、複数回の入試を設け、かつ午後入試も一般化しました。ですから、多くの中学受験生は、午前中に受験したあと、午後に別の中学校を受験するようになりました。そして、受験の結果は、即日でネットを使い発表されることが多いので、その結果を見て翌日の受験校を決めることができます。もう少し具体的に説明しますと、受験結果を見て、合格していればチャレンジ校を、不合格なら合格安全校を受けるといった、同日に複数出願というテクニックを使い、受験日を有効に使うこともできます。
この受験チャンスの多様性は、繰り返し指摘しておきますが、小学校・高校・大学の受験に対して、遥かに優位であると言えます。ただし、あまりに併願の組み立てが複雑なために、塾などの専門家にアドバイスを受けないと、それぞれの子どもに合った受験を組み立てることができない状況であることも事実です。
昨今の経済状況下では、私立中学進学の優位は認識していても、進学させることが難しい家庭も多いことでしょう。その観点から、公立中高一貫校の開設は、そうした家庭に朗報となりました。現実として、公立中高一貫校に対して、「費用は公立学校、授業は私立進学校」を願望するのが、進学を希望する家庭の考えであることは確かです。私の教室から公立一貫校に合格した子どもたちには、母子家庭が多いのも事実です。私立に進学できないそうした家庭の願望を、簡単に批判することはできないでしょう。そうしたプレッシャーを、公立中高一貫校の現場では、ひしひしと感じ、指導の改善が成されているといった実態があると思われます。
中学へ進学する場合、地元の公立中学に進学するのか、それとも上記で説明したように、私立・国立・公立一貫校などの選択を考えるのか、家庭の事情を考慮に入れながら、検討をしてみることも大切です。
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しかし、管理人様が推測している、または現状に期待している部分も珍しく今回はあるように感じました。日ごろの冷静な見方から、やや期待感の部分もあるかもと、ひねくれ者の年寄りは感じてしまいました。
中高一貫、小中校一貫、中高大一貫などの学校は先生も先輩もその環境に慣れていて、改善されているのでは。開成生がたくさん私のバドクラブにいたのでその感に自信があります。
今は開成生はいません。皆さん卒業したし、今から高校生がクラブ員になってもらうつもりはありません。理由はバド好きの開成生は真面目すぎて面白くなくなったからです。もっと偏差値の低い学校や、小学生や中学生を教える方が面白いのです。
管理人様の領域でバドと創造性を堪能できるまで指導することは可能でしょうか。今のままではフラストレーションで喜んで墓場に行けそうもないからです。お金はあるとき払いの催促なしでも結構です。もっとも面接はきびしいかも。(笑)
期待せず待っています。
「バドと創造性を堪能できるまで指導」というkoderaさんのお話ですが、koderaさんの知識と今までの経験、そしてその情熱を生かさないのは勿体無いことだと感じます。その点に関し、私ができることがあれば、努力してみたいと思います。
西高東低の気圧配置が崩れ始め、春を感じる日もあれば、厳寒の冬に戻ったり、記録的な雪が降ったり、体調管理が難しい季節柄、お体を大切にお過ごしください。