「マッキーのつれづれ日記」

進学教室の主宰が、豊富な経験を基に、教育や受験必勝法を伝授。また、時事問題・趣味の山登り・美術鑑賞などについて綴る。

マッキーの「四季を楽しむ」:近所のアジサイ

2024年06月21日 | 四季の植物と風景

パソコンを新調しました。今までのパソコンが不調になり、ここしばらくのブログは携帯を使って投稿していました。どうも不慣れなせいで、投稿もなかなかできませんでした。今のパソコンに慣れてきたら、もう少し頻繁にブログを更新したいと思います。

本日は、夏至です。前回の四季を綴ったブログは、桜の季節でした。桜も散りツツジの季節も終わり、ウツギの仲間の花も散りました。アジサイの季節も過ぎようとしています。蒸し暑い季節に、さわやかな気持ちにさせてくれるアジサイの花を、多くの方が好きだと思っているでしょう。

狭義のホンアジサイは、日本で自生するガクアジサイが原種です。アジサイは土壌のph(酸性度)によって花の色が変わり、一般に「酸性ならば青、アルカリ性ならば赤」になると言われています。アジサイの学名「Hydrangea」はギリシャ語の「hydor(水)」と「angeion(容器または器)」から派生しており、文字通りには「水を含む容器」という意味です。みずみずしいこの花を言い当てた学名だと感じます。

花の色がよく変わることから、別名で「七変化」「八仙花」とも呼ばれます。また、四葩(よひら)は俳句で好まれる別名で、葩は「花びら」を表す言葉だそうです。様々な種類の花が見られ、園芸品種として努力が積み重ねられた結果だろうと思います。

女性や子供を着飾らせてアジサイをバックに写真を撮っている方がとても多いのを見ても、愛されている花だと感じます。鎌倉の明月院などアジサイが著名な寺院などでは、鑑賞者が多すぎて落ち着いてみることができません。そういう意味で、近所のアジサイが私にとって楽しむのに適していると考えています。

カルガモの親子がいました。人間が自分たちにとって害にならないことを知っているようです。ただ、カルガモの幼鳥が成長して親になる確率はとても小さいと言われています。猛禽類やカラスなどに襲われてしまうからでしょう。

夏を感じる花として、下の写真のタチアオイやハマユウを思い出す人は多いでしょう。この画像は、ハマユウではなくインドハマユウで最近多く見かけます。夏になるとシュノーケリングを楽しむために伊豆下田へ出かけましたが、海岸近くにはハマユウの花が美しく咲いていました。インドハマユウを見ると、そんな輝く夏を私に感じさせます。

 

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マッキーの「四季を楽しむ」:早春の花木

2024年03月09日 | 四季の植物と風景

近隣の公園にある梅林は、満開で見頃をむかえました。はなやぐと形容するより、清楚な佇まいが素晴らしいと思います。梅の花🟰菅原道真を連想する、高貴な花に感じられます。

早咲きの河津桜は、多くの人たちに春の到来を実感させます。着飾って写真を撮っている家族を見かけます。毎年、この時期になると群れになってメジロが河津桜に集まります。今まで、何処に住んでいたのでしょう。人間だけではなく、動物も河津桜の場所を覚えていて、開花を心待ちにしてるようです。



春に咲く花木は、黄色の花が咲く種が多いようです。下の画像の花木はミモザです。よく見かける春に黄色い花を付ける花木には、ロバイ、サンシュユ、マンサク、ミツマタ、ヒュウガミズキ、レンギョウ、ヤマブキなどがあります。

小さな可憐な花を無数に付けたジャノメエリカが、公園の花壇にあります。もうすぐソメイヨシノの花も咲き、春本番が到来します。桜は、私たちを楽しませた花が潔く散ってまもなく、夏の暑い時期には枝に花芽を付けます。長い準備期間を経て、冬の寒風に耐えた花芽が、春爛漫の艶やかさを演出するように開花するのです。

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マッキーの随想:ソメイヨシノが満開になって

2022年03月29日 | 四季の植物と風景

 春分の日も過ぎ、周期的な気候変動がみられる頃となりました。前回のブログで、河津桜の満開をお知らせしましたが、外はすでにソメイヨシノが満開となっています。この艶やかな桜色の中に身を置くと、様々な気持ちが喚起されます。たぶん農耕民族である日本人にとって、本格的な農耕をスタートさせるスイッチがこの桜の花ではないでしょうか。


 変化に富んだ自然、四季のはっきりした季節、湿潤な気候、時として猛威を振るう自然災害、そうした条件が私達の自然に対する複雑な感情を醸成しているのでしょう。ですので、桜の花は、私達に単に美しいと感じるだけではない感覚を呼び覚まします。

 桜の開花を号砲として、一気に様々な花が咲き始めます。下の画像のように、ジンチョウゲ・ハナモモ・ハクモクレン・レンギョウ・チュウリップなどの花が、私達を楽しませます。レンギョウの他に、ヒュウガミズキ・ヤマブキ・キンシバイ・サンシュユ・ミモザなど、春先には黄色の花が多いのは、黄色の花に反応する虫が多いからでしょうか。

 ところで、先日私は黄色の蝶を見ました。春先に黄色の蝶を見ることは、ラッキーのサインという迷信があります。科学的に言えば、多くの蝶は蛹で冬越ししますが、黃蝶は成虫で越冬するので、春先にまず見る蝶は、黃蝶ということになります。そうした生態と、太陽や希望の光の象徴としての黄色が、そうした迷信を生んだのでしょう。

 また、私の手元にある絵画にも、下の画像のような木蓮や夜の枝垂れ桜などをモチーフにして描かれた作品があります。画家の創作意欲を掻き立てる春の植物が多いと思われます。

 

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マッキーの随想:新潟のさわし柿

2021年11月11日 | 四季の植物と風景

 妻の実家から、新潟特産のさわし柿が送られてきました。私と妻は同じく新潟市秋葉区旧新津市の出身ですが、二人とも柿といえばこのさわし柿を思い出します。八珍柿は渋柿ですが、焼酎を付けることにより渋が抜け、渋を抜いた柿をさわし柿と言います。八珍柿は種無しなので、そのまま皮を剥いて簡単に食べることができます。渋柿がどうしてこんなに甘い柿になるのだろうと驚くほど甘味が強い柿です。

 私にとって、このさわし柿の他に、忘れられない柿があります。それは、私の小学生だった頃に、私の住んでいた新津から磐越西線でちょっと山側にある馬下(まおろし)という駅からはるばる通学していた友達がいました。小学4年生の頃だったと思いますが、その友達から遊びにおいでという誘いに乗って、一人で列車に乗り出かけました。紅葉真っ盛りの季節で、全山が色鮮やかに紅葉している景色にまず感動しました。私はそこでサワガニを初めて見ました。なんと綺麗な自然の中で、この友達は住んでいるのだろうと思いました。そこで、私の手にやっと乗るほど大きな完熟した柿を食べるように勧められて、一口食べてその美味しさに驚きました。一体何という名の柿だったかも覚えていませんが、私の人生の中で最も美味しい柿だったのは確かです。

 新潟には、高校まで住んでいましたが、その後上京して遥かに長い間東京に住んでいます。しかし、折につけ新潟の風景や食生活を思い出します。最も感受性の強い幼い頃を過ごした故郷は、圧倒的に私に影響を与えています。年末になれば、「のっぺ」が食べたくなります。「のっぺ」は、新潟の代表的な家庭料理であり、日本全国いたるところにある郷土料理の「のっぺい汁」とは違い、新潟の「のっぺ」は汁物というより煮物です。里芋を主材料として新巻鮭・鶏肉・銀杏・蒲鉾・干し椎茸・コンニャク・いくらなど様々な食材が入っていて、各家庭で独自の食材と味付けがされます。おふくろの味とも言える料理でしょう。

 私だけではなく、私よりも少し上の世代の集団就職列車に乗り上京した人たちや、学業で上京した人たちの多くは、Uターンせずに首都圏で就職しそのまま住んでいることでしょう。実家も世代交代して帰省する機会が減っても、故郷を思う気持ちは減ることは無いと思われます。美しかった故郷の自然が、開発や自然災害で破壊されることなく、食生活などの伝統もいつまでも次の世代へと継承されていくことを願っています。

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マッキーの随想:金木犀の香りとヒガンバナ

2021年09月19日 | 四季の植物と風景

 肌寒い日もある今日このごろです。駅に向かって歩いていると、どこからか金木犀の香りを感じました。ちょっと時期的に早いのではと思いましたが、金木犀の木にオレンジ色の花が咲いていました。臭覚を刺激して、過去の様々な思い出を蘇らせる花です。春のジンチョウゲ・夏のクチナシ・秋のキンモクセイは、その香りで私達を過去に引き戻す花です。知らず識らずのうちに季節が移ろっていることを、咲いている花で教えられることが多いと思われます。特に新型コロナウイルス感染の現状では、季節が足早に私達を追い越していく印象を受けます。





 9月20日、秋の彼岸入りとなります。それを待っていたかのように、彼岸花が咲き始めました。色鮮で繊細な形状のヒガンバナの花は、とても綺麗です。この植物は人為的に植えられたものが多いようで、山里を歩いていると、史跡やお墓や古寺の周囲に咲いていることが多いようです。ヒガンバナは様々な別名があります。毒性がある植物ですので、死人花・地獄花・幽霊花など不吉な名前も多くあります。また、ハミズハナミズとも呼ばれますが、それは葉見ず花見ずであり、開花時に葉が無く、花と葉を同時に見られない特別な習性からそう呼ばれます。

 公園にとても大きな平たいキノコが生えていました。秋はキノコの季節でもあります。キノコ狩りは、ちょっと登山路を離れる事が多いので遭難や事故の危険性もあります。また、キノコの知識がないと食べるのはやはり危険性があります。フグと同様に、美味しいものを食すには危険性が伴う場合があります。実りの秋となり、様々な自然の恵みが味わえる時期となりました。



 タマスダレの星型の白い花が至るところで咲いています。コスモスの季節になりましたが、最近はオレンジ色のキバナコスモスが多く植えられているようです。コスモスは漢字で秋桜と書きます。春の代表的な花が桜だとすれば、この漢字のように秋を象徴する花がコスモスだと言えます。コスモスは、ギリシャ語で宇宙の秩序を意味し、花びらが整然とバランス良く並んでいることから名付けられたと言われています。この小さな可愛らしい花が、宇宙の秩序を連想させたというのも面白い話です。


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マッキーの「四季を楽しむ」:6月の風景

2021年06月01日 | 四季の植物と風景

 6月に入り、アジサイも花盛りとなりました。花壇に、俵万智の短歌として以下の掲示がありました。

「六月の 雨アジサイの 花に告ぐ 夏来たりなば おまえを愛す」

実は、これにはちょっとした間違えがあります。
本当は、俵万智が詠んだ歌は以下の短歌です。

「思いきり愛されたくて駆けてゆく六月、サンダル、あじさいの花」

俵万智がこのように詠んだ後に、知人が返し歌として初めに載せた短歌を詠みました。ですから、その短歌は俵万智ではなく知人の歌が正解ですが、アジサイの如く奇麗な、代表的な現代の相聞歌です。

最盛期のアジサイの画像も載せましょう。

 最盛期のアジサイの花壇の中を、モデルのようなスタイルの女性が、微風に長い髪をなびかせながら花を鑑賞して歩いていきました。淡い色のアジサイのような人だと思いました。花は人を装飾し、人は花を装飾すると思われます。上の画像で、白いアジサイの花がありますが、アナベルという西洋アジサイの一種で、比較的長く綺麗に咲いているアジサイです。

 親水性のエリアでくつろぐ人々も増えました。手漕ぎボートやパドルボートなどが川面に浮かび、川に面した場所には、子連れの人たちも増えました。ボートに乗っている人たちも、マスクをしていました。そうした対策を茶化す人もいますが、私は好感を持っています。またその近くで、カルガモの親子が日向ぼっこをしていました。コロナウイルスが無ければ、平和な光景と言えるのですが。


 下の画像は、スモークツリーと呼ばれる植物です。スモークツリーはウルシ属に近縁な、雌雄異株の落葉樹です。初夏に咲く花木の代表で、ヨーロッパから中国に分布します。雌木の枝先につく花序は長さ約20cmで多数枝分かれし、花後に伸びた花柄が遠くからは煙がくすぶっているように見えます。

 その下は、ホタルブクロの花です。山歩きをしている方には、馴染みの花ですが、近隣の花壇に咲いていました。やはり、梅雨時期の花の一つであり、山野草の印象の強い花です。私はこの花を見ると、いわむらかずお作の「14ひきのシリーズ」で、ホタルブクロを帽子にして歩いているネズミを思い出します。子供に読み聞かせをしながら、とても良い絵本だと思いました。最近の話になりますが、ベストセラーの絵本「はらぺこあおむし」の作者エリック・カールが亡くなったというニュースがありました。この絵本も、私の子どもたちが楽しんだ奇麗な色彩が印象的な絵本でした。かわいらしく描かれた青虫ですが、私の末の娘は、青虫を素手で触り「かわいい」という子に育ちましたが、この絵本の影響もあるのかもしれません。

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マッキーの「四季を楽しむ」:梅雨の走りの時期・アジサイの花

2021年05月21日 | 四季の植物と風景

 「梅雨の走り」と形容できる天候が続く今日このごろです。近隣にあるアジサイの植栽を見るために散歩にでかけました。前回のブログで、アジサイの花が色づき始めたことをお伝えしました。数日見ないだけで、植物の変化は大きいことを、多くの方が経験していると思われます。アジサイの花も、見頃を迎えつつありました。















 なんと美しい色彩の花だろう! アジサイの学名は「Hydrangea」ですが、その意味は「水の容器」という意味です。湿潤な日本を代表する花、それがアジサイだと実感します。そして咲き始めたアジサイの淡い色彩は、なんと気高く美しいんだろう。

 この時期に奥多摩の山を歩くと、小さな散房状花序を付けた可愛らしいアジサイを見かけます。その名はコアジサイで、清楚で幻想的な印象を受けます。また、高尾山系を夏に歩くと、タマアジサイの花を多数見かけます。普通のアジサイの咲く時期とは異なっています。アジサイの原種は、日本に咲いているガクアジサイだそうです。

 アジサイの他に、ウツギの仲間の木々に花が咲いています。下の画像は、サラサウツギの花です。八重咲きなので分かりやすいウツギです。その他に画像順に紹介すると、キンシバイ・ブラシノキ・タチアオイ・ユリなどの花が綺麗に咲いています。また、ユスラウメの木に、赤く色づいた実がいっぱい付いていました。










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マッキーの『四季を楽しむ』:春分も過ぎて春本番

2021年03月21日 | 四季の植物と風景

 今年は3月20日が春分の日でした。春分の日は、真東から日が昇り、真西に沈む日であり、昼と夜の長さが等しくなる日(実際は、昼のほうが少し長い)と一般的に言われる日です。夜よりも昼の長さが長くなり、明らかに春の訪れを感じられる日といって良いでしょう。今年は、ソメイヨシノの開花宣言が平年よりも早く、入学式ではなく卒業式を彩る花となりました。下の画像は、白いオオシマザクラ、ソメイヨシノ、陽光、啓翁桜、その下はハナモモの花です。











 桜の花の開花を号砲として、植物の活動が活発になり様々な花が咲き始めます。私の周囲も一気に様々な色彩に彩られます。近隣の公園では、下のような花が咲き始めていました。順に、黄色いレンギョウ、白いユキヤナギ、ムスカリ、キンギョソウ、色とりどりの花壇。











最近は、モクレンの木を見つけることは難しく、ハクモクレンの木は至るところにあり、花の最盛期を迎えています。これからピンクや白のハナミズキ、それに少し遅れてヤマボウシの白い花が咲き始めます。

 土手には、土筆も顔を覗かせていました。私は土筆を見ると、福岡出身の友人を思い出すようになりました。春を感じる食材として、福岡地方は土筆を味わう地域だそうです。私も料理して食べてみましたが、家族には不評でした。最近、近くでユスラウメ(下の画像3番目)の白い花を発見しました。しばらくすると赤い実をつけます。かつて山から降りてきた山里で、おばあさんが育てているユスラウメの実を頂いたことを思い出します。ちょっとした人との出会いが、人生を様々に彩ることを感じることがあります。





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マッキーの『四季を楽しむ』:ハクモクレンが咲き始めた

2021年03月08日 | 四季の植物と風景

 3月に入り、ますます春めいてきた今日この頃です。駅まで行く途中にある公園のハクモクレンが咲き始めました。紫色のモクレンよりも、このハクモクレンの方が奇麗だと私は感じています。また見応えあるこの木が咲いている都内の数カ所を思い浮かべることもできます。





 梅の花も見頃を迎えています。新型コロナウイルスで、梅の名所に出かける気持ちにならず、近隣の公園に咲く梅の花を眺めています。



 白い桜の寒咲大島桜や、朱色が美しいカンヒザクラなど、カワヅザクラ以外の早咲きの桜も咲き始めています。カンヒザクラは、ヒカンザクラとも呼ばれています。どちらかといえば、緋色の美しい寒桜という意味では、ヒカンザクラが意味のある呼び名ですが、彼岸桜と間違えやすいので、最近はカンヒザクラが一般的な呼び名のようです。故郷の新潟では見かけたことのない桜ですので、その色と花の形状から、桜の種類の花だとは初めは知りませんでした。

 様々な種類の椿の花も至る所に咲いています。木偏に春と書いて椿ですので、冬が終わり春がやってきた時期に咲く花の代表的な植物です。色の変化やよく見ると花の形状も多種あります。サザンカとの区別が難しいのですが、咲く時期と、椿は散るときに花首からぽろりと落ちます。木の下に花首から落ちている花を見かけたら、それは椿です。「首から落ちるので縁起が悪い花」とも言われましたが、それは武士の時代の話です。









 ヒュウガミズキの小さな可憐な花も咲き始めています。トサミズキもありますが、私には区別が付きませんので、近隣に多く咲くヒュウガミズキとしておきます。ホトケノザも咲いています。明らかにオドリコソウの仲間であることは一目瞭然です。気をつけたいのは、春の七草のホトケノザは、正式名コオニタビラコでキク科の多年草で、無論食用になります。しかし、今回取り上げたホトケノザは、食用にはなりません。





 菜の花も最盛期を迎え、強い芳香を周囲に漂わせながら多くの昆虫を集めています。カワヅザクラもまだまだ見頃となっています。カンヒザクラの遺伝子の影響で、緋色の入った綺麗な色の見応えのある花を咲かせています。



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マッキーの『四季を楽しむ』:河津桜が咲き始めた

2021年02月20日 | 四季の植物と風景

 早い地方では、河津桜が咲き始めたというニュースを見て、近隣に植えられていて、毎年楽しみにしている河津桜の並木がどうなっているか調べに行きました。すると、咲き始めているではありませんか。季節の到来は、私たちを裏切らない。人間の世界が、どんなに混乱していても、春は確実にやってくる。

 河津桜は、オオシマザクラとカンヒザクラの交配種だと言われています。本州の野生種のサクラには寒い時期に咲かない仕組みがあるのですが、カンヒザクラは、台湾と中国南部に分布する桜で、この遺伝的性質により、河津桜は早咲きであり、朱の色が強い美しい桜です。

 ファイザー社の新型コロナワクチンが承認され、2月17日からは医療従事者への接種が始まりました。気を緩めることなく予防対策を十分に行い、ワクチンの接種が進めば、新型コロナを克服できるだろうと、希望も見えてきた昨今です。





 年が改まって最も早く咲き始める花は、スイセンでしょう。スイセンが元気にまだまだ咲いています。ギリシャ神話に出てくるナルキッソスの話は日本でも有名です。彼は自分に恋して死んでしまう美少年で、「ナルシスト」の語源にもなっています。彼が死んだ跡に咲いた花がスイセンなのです。スイセンの英名は「ナルシサス」です。和名の水仙は、水辺に育ち仙人のように寿命が長く清らかなという意味から名付けられたとされています。



 菜の花が咲いていました。私が小学生の頃、家族で阿賀野川の河原へ遊びに行ったとき、冠雪した山々を背景に、菜の花が一面に咲いていた光景が今でも忘れられません。菜の花は、やはり春の到来を感じさせる花の代表だと思います。春の訪れを告げる野菜として、菜の花などのつぼみと花茎、若葉をナバナといいます。私は、独特なほろ苦いナバナの辛し和えが好きです。やはりこの季節には、いただきたい食べ物です。

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マッキーの『四季を楽しむ』:続々・ 季節を感じる日常の風景

2020年11月18日 | 四季の植物と風景

私は、プラタナスの葉の黄葉が好きです。枯れたような黄葉したような彩りがとてもきれいだと思います。下の画像は、近隣の街路樹として植えられているプラタナスです。





下の画像の赤く紅葉した木は、ナンキンハゼです。とても鮮やかな朱色に紅葉していました。








桜の木の紅葉も美しいと思います。同じ桜の種類でも、木によってその色付きが異なります。もうほとんど葉が落ちて、多くの木々は冬枯れした姿となっています。ただ、木々の枝には、冬芽がしっかりと付いています。この冬芽には、花芽と葉芽があります。



公園の外れには、山歩きで見られるような風情の景観もあります。また、猫じゃらしとも呼ばれるエノコログサの花穂さえ、光が当たるととても美しく感じます。







冬薔薇が咲いています。顔を近づけると、とても良い香りがします。急速に都内でも木々の彩りが秋の深まりを感じさせます。銀杏並木が黄葉しイロハモミジが色付けば、気ぜわしい年末に突入します。心の余裕を持って、自然の美しさを鑑賞したいものです。





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マッキーの『四季を楽しむ』:続・ 季節を感じる日常の風景

2020年10月30日 | 四季の植物と風景

撮った写真が、瞬く間に季節外れになってしまう今日この頃です。前回に引き続いて、近隣の秋めいた風景を綴ります。都内に住んでいると、紅葉はまだまだといった印象です。温暖化もあり、紅葉時期も遅れてきています。都内では、およそ11月の下旬から12月の上旬が紅葉の最盛期です。近隣の山歩きをすれば、もう少し早く紅葉時期を迎えます。遠方に出かけなくとも、都内でも心打つ紅葉を楽しめる場所はたくさんあります。自分にとって掛け替えのない紅葉を楽しめる場所を持っている人は幸せです。



駅前の欅が色付きはじめました。私は、紅葉の最盛期の華やかさも好きですが、一足早く枝の先が紅葉し始めている儚い景色も好きです。紅葉もせずに、茶色に枯れてしまった木々の葉も好きです。少し注意を払うと、周囲の木々が、日に日に色付いていくのが実感できます。

下の画像のように、マリーゴールドの花、コスモスの花、サルビア・レウカンサの花なども咲いています。その花壇の周囲には、落ち葉が積もっています。紅葉をせずに枯れて落ち葉となる木々の葉もあります。















クヌギやマテバシイやスダジイノの木には、ドングリが付いていました。そして上の画像のように、蝉の殻が必死に葉にしがみついた状態で残っていました。最近人気で、公園に植えられているパンパスグラスの白い穂が揺れていました。







公園の花壇に、俵万智の短歌が見受けられます。この花壇は、中高年の方がボランティアで管理しているようです。その中に、俵万智の短歌が好きな方がいるのでしょう。一般の方に、俵万智は「サラダ記念日」で鮮烈な印象を与え、私もこの歌集を買いました。とても良い企画だと思います。



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マッキーの『四季を楽しむ』: 季節を感じる日常の風景

2020年10月14日 | 四季の植物と風景

「猛暑の夏でしたが、蝉の声も急速にまばらとなり、秋の風を感じる時もある今日この頃です。」・・・前回投稿したブログの書き出しです。ちょっとご無沙汰すると、すでに肌寒さも感じるほどの気温で、秋本番の季節となってしまいました。

今年は新型コロナで季節を味わい楽しむこともできず、季節が私を足早に追い越していきます。それでも、日常の営みの片隅で、季節の移ろいを感じる風景があります。今日は、そんな近隣の公園の風景を中心に綴ろうと思います。





彼岸花は、目を刺激する色彩と、毒性を持つなど特徴的な性質が、一層特別な感情を私に呼び覚まします。上の画像の彼岸花の背景の白い花は、タマスダレです。和名の由来は、白い小さなを「」に、が集まっている様子を「」に例えたことによるそうです。彼岸花と同じような時期に咲いている花でが、咲いている期間は遥かに長い植物です。まとまった雨後に一斉に花茎を伸ばし開花することから、別名はレインリリーと呼ばれます。



天候が悪い日が続き、足元にオレンジ色の金木犀の小さな花がいっぱいに落ちていました。意識して花の香を感じる前に、季節は過ぎてしまいました。

都内の紅葉はまだまだですが、北アルプス涸沢の紅葉は最盛期だろうと思います。谷川岳の紅葉も美しかった。奥多摩の紅葉し落葉した葉の絨毯が敷き詰められた登山路を歩く楽しさも忘れ難い。汗を流し登りきった先にしか見れない美しさがあります。その感動は、画像や映像では決して味わうことはできません。私達は、目から入った映像をそのまま見ているのではなく、それを視神経が脳に伝え、そこで様々なフィルターを経由して風景を認識しているからでしょう。





コスモスは、漢字では秋桜と書き、秋を代表する花でしょう。ただし、日本には1879年に渡来したので、無論のこと秋の七草には入っていません。これは、栽培が盛んな菊も同様で、中国から薬草や観賞用植物として入って来た外来種なので、やはり秋の七草には入っていません。最近は、コスモスの中でもキバナコスモスが人気で、公園には大変良く見かけます。コスモスの背景に、終わりの時期を迎えたヒマワリが写っています。ひたち海浜公園が有名で最近人気のコキアも、緑の葉に赤味が入り始めています。全体が朱色に紅葉するのも間近です。
感染予防に注意しながら、公園散策や山歩きをして秋の自然を楽しみたいと考えています。

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マッキーの『四季を楽しむ』:桜の季節到来

2020年03月25日 | 四季の植物と風景

 日本は無論のこと、全世界的に新型コロナウイルスの感染が重大な局面を迎えています。そうした、人間の世界の混乱をよそに、自然の歩みは確実に進展しています。下の画像のように、自宅玄関にひな人形を飾ったのは、ほんの少し前の事です。しばらくブログの投稿をしていないと、前回のブログが季節外れの印象を受けます。それほど、季節の進展は速いと実感します。



 3月15日に、新宿御苑を散策しました。桜(ソメイヨシノ)の開花宣言が、とんでもなく早く出された東京ですが、ソメイヨシノはまだまだ咲揃ってはいませんでした。アマギヨシノ(天城吉野)とカンヒザクラ(寒緋桜)を交雑させて作出した園芸品種の陽光という桜が満開で、人々がその桜の周囲に集まって鑑賞していました。カンヒザクラの遺伝的性質を持っているので、ソメイヨシノよりも朱が強く、美しい桜です。ただ、今年は酒宴のお花見を自粛すべきでしょう。





 桜の他にも、下の画像のようにユキヤナギ・ボケ・サンシュユが咲き、ハクモクレンが満開でした。ロウバイ・マンサク・サンシュユと黄色い花が次々と咲き、同様に黄色い花のレンギョウ・ヤマブキ・キンシバイなどが咲けば、春本番となります。







 下の画像は、3月20日の近隣の公園で撮ったものです。ハクモクレン・ネモフィラ・レンギョウ・オオシマザクラ・枝垂桜・啓翁桜などが咲いていました。今年のソメイヨシノは、日当たりなどの条件により、木々ごとに開花状況が異なるようです。

 昨日、東京オリンピックの延期が決まったようです。学校も休校となるなど、世の中は異常な状況が続いています。私達は、様々なウイルスと戦いながら生存してきたと言えます。近年でもエボラ出血熱・MERS・SARSなどウイルスを原因とする感染症が、社会的及び経済的に影響し、社会を混乱させることが繰り返されました。今回のウイルスが、人との接触がない場所にひっそりと存在していたのか、既存のウイルスが変異したのか、人工的にウイルスを変異させたものなのかは分かりませんが、新たに新種の未知のウイルスとの遭遇は、これからもあることが予想されます。毎年流行するインフルエンザもその原因となるウイルスの変異が激しいので、危険な性質を増強して出現することも予想されます。

 「散る桜 残る桜も 散る桜」 無論この俳句は、戦中に詠まれたものではありません。江戸時代の良寛和尚の辞世の句と言われています。私たち日本人は、春爛漫の満開の桜を見つつ、散っていく運命をも感じ取っています。無常な世の中を、今年は一層感じる桜となりました。













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マッキーの『四季を楽しむ』:河津桜が満開に!

2020年02月19日 | 四季の植物と風景

 教室へ行く途中で、遠回りで公園へ行き河津桜をチェックしました。前回のブログで、河津桜の開花を綴りました。今日は、その河津桜が見頃の満開になっていました。





 今年はかつてないほどの暖冬でしたが、それでも桜の咲く時期になると、身も心も暖かくなります。ただこの時期は、花粉症の人にとっては、厄介な時期の到来となります。桜の開花を感知して、例年ですとメジロが沢山飛来しているのですが、今日はなぜかいませんでした。





 足元には、早春の花・日本水仙がまだまだ元気に咲いていました。植物の変化をブログに載せるとき、ちょっとでも遅れてしまうと時期外れとなってしまうほど、これから慌ただしく季節が変化します。

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