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「マッキーのつれづれ日記」

進学教室の主宰が、豊富な経験を基に、教育や受験必勝法を伝授。また、時事問題・趣味の山登り・美術鑑賞などについて綴る。

マッキーの「四季を楽しむ」:久々の新宿御苑

2025年03月11日 | 四季の植物と風景

 3月9日、久しぶりに新宿御苑に出かけました。7日金曜日で、中学校放課後補習教室の今年度指導が終わりました。そのことも、ご無沙汰していた新宿御苑に行く気になった理由でしょうか。驚いたことに、入園者の半分が外人という状況でした。気軽に日本の四季風景を楽しむことができるとても良い選択でしょう。インバウンド需要は、日本の経済や文化に貢献しているのは確かだ。

 白木蓮の白い花が咲きかけていました。私にとって、白木蓮は春の代表的な花の一つで、あそこの白木蓮の木は素晴らしいといった記憶が呼び覚まされます。

 ロウバイや福寿草や西洋水仙のペーパーホワイトは、すでに咲き終わっていました。これからは、マンサクやサンシュユの花が楽しみです。御苑では見かけませんが、私にとっては代々木公園に咲いていて、南フランスの春を告げる花ミモザも忘れがたい花です。梅の花が見頃で、至る所で輝くように咲いていました。

下の画像は、十月桜の花です。秋に咲く花として有名ですが、春のこの時期にもきれいに咲いています。十月桜は、マメザクラ(豆桜)とエドヒガン(江戸彼岸)の種間雑種です。

 私は、新宿御苑で四季ごとに何処で何が咲いているかを知り尽くしています。サンシュユの花が、下の画像のようにきれいに咲いていました。

 下の画像のように、ミツマタの黄色い花が咲いていました。カメラを向けている人たちも、このミツマタの木がある場所を知っていて開花を楽しみにしているのでしょう。山に登ると、密集してミツマタの木が植えられていて、時期が合えば黄色い花を楽しむことができます。

 インバウンドもあって、苑内の施設がきれいに改装されているのに驚きました。新宿御苑は、四季を楽しめる場所として、気軽に訪れることができる貴重な場所だと思います。帰りに世界堂に寄って買い物をしました。この道順のいつものことでした。


マッキーの「四季を楽しむ」:桜・春

2025年03月08日 | 四季の植物と風景

 近隣の早咲きの桜・河津桜が満開を迎えています。桜を愛でる人々が、桜の木を取り巻いていました。また、メジロが群れをなして花の蜜を吸いに来ていました。東京では、民家の軒先に二月中に梅の花が咲いています。ただ公園の梅林の花は、河津桜と同じ時期に満開となります。上の桜も、下の梅も今日撮った画像です。

この時期、自宅の壁にも、桜の漢詩が飾ってあります。谷川徹三の書です。

槎々牙々老桜樹
忽開華一華両華
三四五華無数華
徹書(谷川徹三書)

ササガガ ロウオウジュ
コツゼントヒラクハナ イッカリョウカ
サンシゴカ ムスウカ

ごつごつざらざらした幹の、年老いた桜の木に、
忽然と花が開き、一つ二つ花は咲き
三つ四つ五つ、そして無数の華が咲きました。

谷川徹三は、私ほどの年齢の人であれば、学校の国語の教科書などによく出てくる、馴染みの哲学者でした。芸術院会員・文化功労者などに選ばれ、当時有数の文化人として、積極的に社会と関わった学者でした。しかし、現在では大変活躍している詩人・谷川俊太郎の父として、人々に記憶されているように思います。 父は、京都大学哲学科を卒業して、法政大学総長まで歴任したアカデミックな存在でしたが、その子の俊太郎は、学校嫌いで最終学歴は、定時制高校卒業となっています。しかし、おっとどっこい、この有名な父の子にして、出来の悪い(ある意味で)谷川俊太郎は、父を凌駕するほど、社会的に認知された詩人として、今日様々な分野で活躍してることは周知の通りです。最近の教科書には、父徹三ではなく、その子の俊太郎の方が遙かによく出てくるように思います。

もう一つ、壁に書が飾ってあります。谷川俊太郎の詩「はる」の冒頭自筆の書です。


はなをこえて
しろいくもが
くもをこえて
ふかいそらが

はなをこえ
くもをこえ
そらをこえ
わたしはいつまでものぼってゆける

はるのひととき
わたしはかみさまと
しずかなはなしをした

朝日新聞主催の、さまざまな分野の本の著者が学校を訪れ、出張授業をする「オーサービジット」だったか、NHKの「ようこそ先輩」だったか忘れましたが、この谷川俊太郎が小学校で授業を行っている映像を、テレビで見たことがありました。生徒が夢中で国語の学習をしている授業風景は、私の記憶に残るもので、授業に生徒を引き込む教師力は、詩人としての才能と、人間的な魅力から来るものでしょう。教師の指導力とは、その教師の人間力なのだと言うことを、痛感させられる画像でした。

ただ、残念なことに谷川俊太郎は、昨年の11月にお亡くなりになりました。合掌

三月に入り、ソメイヨシノの開花もあとわずかです。花粉症対策をして、春を楽しんでください。

 


マッキーの「四季を楽しむ」:近隣の河津桜咲き始める

2025年02月25日 | 四季の植物と風景

 今年は暖冬と思いきや、立春を過ぎてからかなり強い寒気が入ってきて、寒い日々が続いています。西高東低の冬型の気圧配置により、日本海側を中心に記録的な積雪を記録しています。ただ、今週水曜日からは気温が上昇し春めいてくる予報です。

 風は冷たいのですが、太陽光線はその強さを増しています。植物は、その太陽光線を敏感にキャッチして春の訪れを感じ取っているようです。近隣の河津桜が咲き始めました。河津桜は、カンヒザクラ系と早咲きオオシマザクラとの自然交配種と考えられています。カンヒザクラの影響で、ソメイヨシノよりも桃色が強いのが特徴です。河津桜は、早咲きの桜の代表として知られています。桜の開花は、私たち日本人にとって特別な感情を呼び起こします。

マッキーの随想:全国の桜の古木をデータでチェック!

 最近、久しぶりに宝塚を見に行きました。演目は月組の「ゴールデンリバティ」です。鳳月杏と天紫珠李の新トップコンビを中心とした月組が挑む、クリフハンガー・スタイルのミュージカル活劇です。鳳月杏と天紫珠李ともに力量を感じる演技でした。天紫珠李は、文化祭を観て以来、実力を感じていました。私の知り合いのタカラジェンヌのお母様から案内をいただいて観劇したわけですが、天紫珠李と同期であり注目されている男役です。今回の役柄はいまいちの印象を受けましたが、好演していました。

マッキーの教育:宝塚音楽学校 第101期生 文化祭

 週末からかなり気温が上昇する予報ですので、春を感じられると思われます。山歩きもしたいと思います。ただ、花粉の飛散が増えるのでその対策が必要です。アレルギー性鼻炎の薬は、今月初めから飲んでいます。これから屋外での動植物について、このブログで紹介できると思います。

 


マッキーの「四季を楽しむ」:水仙

2025年01月25日 | 四季の植物と風景

 大寒も過ぎましたが、暖冬気味の最近です。周囲の花壇には、日本水仙の花が咲いています。水仙の別名は、雪中花。日本水仙は、最も寒い時期に咲く花として人々に愛されています。水仙と言えば、女神ネメシスが池に映った自らの姿に心酔しているナルキッソスをスイセンにしたというギリシャ神話を思い出す方も多いと思います。この伝承から、スイセンのことを欧米ではナルシスと呼ぶそうです。精神分析の用語ナルシシズム(自己愛)という言葉の語源になっています。物思うように下向きに咲く形態から、そうした神話ができたのでしょう。春に向かって、ラッパ水仙など様々なスイセンの花が花壇に見られるようになります。

 毎年夏にシュノーケリングに出かけた伊豆下田の爪木崎海岸は、夏よりも冬の方が人出が多い珍しい海岸です。それは、日本スイセンの自生地であり、12月下旬から2月上旬にかけて水仙祭りが行われるからです。しかし、私は冬の爪木崎海岸は行ったことがありません。随所にハマユウの花が咲いている夏の爪木崎海岸で、友人や娘とシュノーケリングを楽しんだことを懐かしく思い出します。従って、私は白い花でも水仙の花ではなくハマユウを、爪木崎と言えば思い描きます。

 自宅の壁には、一月には日本水仙の日本画が飾ってあります。大野俊明が描いた絵です。この作家の絵を、私は複数点持っていました。かつて中島千波や絹谷幸二などの本画を所有していましたが、今では売却してしまいました。手元に残しておきたい作品ほど、換金性が高いので何かあったときには離散してしまいます。美術品は、敏感に金銭に反応してお金のある所へ旅立つのです。私は陶芸作品について、人間国宝の作品を含めて貴重な作品を多数所有していて、そのコレクションは美術雑誌や新聞にも紹介されたことがありました。サントリー美術館の茶室を使って、私の陶器作品を用いたお茶会を催したことがあります。残念ながら、そうした作品もすでに手元にはありません。かつて私のやっていた教室の正月特訓の年始めに、魯山人・加守田章二・清水卯一・大肥長左衛門・楽吉左衛門などの茶碗を使って茶会を実施していました。多分あの頃の生徒は、それほど貴重な茶碗であることを理解せずにお茶を楽しんでいたと思われます。

 冬の晴れた空にきりりとそびえる高い塔は、スカイツリーも東京タワーもそうですが、美しい建造物である印象を強く人々に与えます。冠雪した富士山を冬の山歩きで見ることができたら、とても幸福感を味わうことができるでしょう。天に向かって伸びゆくものに、私たちは心を動かされるのは確かです。今年、私は公的機関が催しているカルチャーセンターで書道の基本を学習しようと考えています。書道を学習するのは、小中学生時代以来です。趣味で、著名な文人の書や書道家の書を収集したことがあります。少なくともまともな文字を筆で書けるようになりたいと思っています。

 

 


マッキーの「四季を楽しむ」:近所のアジサイ

2024年06月21日 | 四季の植物と風景

パソコンを新調しました。今までのパソコンが不調になり、ここしばらくのブログは携帯を使って投稿していました。どうも不慣れなせいで、投稿もなかなかできませんでした。今のパソコンに慣れてきたら、もう少し頻繁にブログを更新したいと思います。

本日は、夏至です。前回の四季を綴ったブログは、桜の季節でした。桜も散りツツジの季節も終わり、ウツギの仲間の花も散りました。アジサイの季節も過ぎようとしています。蒸し暑い季節に、さわやかな気持ちにさせてくれるアジサイの花を、多くの方が好きだと思っているでしょう。

狭義のホンアジサイは、日本で自生するガクアジサイが原種です。アジサイは土壌のph(酸性度)によって花の色が変わり、一般に「酸性ならば青、アルカリ性ならば赤」になると言われています。アジサイの学名「Hydrangea」はギリシャ語の「hydor(水)」と「angeion(容器または器)」から派生しており、文字通りには「水を含む容器」という意味です。みずみずしいこの花を言い当てた学名だと感じます。

花の色がよく変わることから、別名で「七変化」「八仙花」とも呼ばれます。また、四葩(よひら)は俳句で好まれる別名で、葩は「花びら」を表す言葉だそうです。様々な種類の花が見られ、園芸品種として努力が積み重ねられた結果だろうと思います。

女性や子供を着飾らせてアジサイをバックに写真を撮っている方がとても多いのを見ても、愛されている花だと感じます。鎌倉の明月院などアジサイが著名な寺院などでは、鑑賞者が多すぎて落ち着いてみることができません。そういう意味で、近所のアジサイが私にとって楽しむのに適していると考えています。

カルガモの親子がいました。人間が自分たちにとって害にならないことを知っているようです。ただ、カルガモの幼鳥が成長して親になる確率はとても小さいと言われています。猛禽類やカラスなどに襲われてしまうからでしょう。

夏を感じる花として、下の写真のタチアオイやハマユウを思い出す人は多いでしょう。この画像は、ハマユウではなくインドハマユウで最近多く見かけます。夏になるとシュノーケリングを楽しむために伊豆下田へ出かけましたが、海岸近くにはハマユウの花が美しく咲いていました。インドハマユウを見ると、そんな輝く夏を私に感じさせます。

 


マッキーの「四季を楽しむ」:早春の花木

2024年03月09日 | 四季の植物と風景

近隣の公園にある梅林は、満開で見頃をむかえました。はなやぐと形容するより、清楚な佇まいが素晴らしいと思います。梅の花🟰菅原道真を連想する、高貴な花に感じられます。

早咲きの河津桜は、多くの人たちに春の到来を実感させます。着飾って写真を撮っている家族を見かけます。毎年、この時期になると群れになってメジロが河津桜に集まります。今まで、何処に住んでいたのでしょう。人間だけではなく、動物も河津桜の場所を覚えていて、開花を心待ちにしてるようです。



春に咲く花木は、黄色の花が咲く種が多いようです。下の画像の花木はミモザです。よく見かける春に黄色い花を付ける花木には、ロバイ、サンシュユ、マンサク、ミツマタ、ヒュウガミズキ、レンギョウ、ヤマブキなどがあります。

小さな可憐な花を無数に付けたジャノメエリカが、公園の花壇にあります。もうすぐソメイヨシノの花も咲き、春本番が到来します。桜は、私たちを楽しませた花が潔く散ってまもなく、夏の暑い時期には枝に花芽を付けます。長い準備期間を経て、冬の寒風に耐えた花芽が、春爛漫の艶やかさを演出するように開花するのです。


マッキーの随想:ソメイヨシノが満開になって

2022年03月29日 | 四季の植物と風景

 春分の日も過ぎ、周期的な気候変動がみられる頃となりました。前回のブログで、河津桜の満開をお知らせしましたが、外はすでにソメイヨシノが満開となっています。この艶やかな桜色の中に身を置くと、様々な気持ちが喚起されます。たぶん農耕民族である日本人にとって、本格的な農耕をスタートさせるスイッチがこの桜の花ではないでしょうか。


 変化に富んだ自然、四季のはっきりした季節、湿潤な気候、時として猛威を振るう自然災害、そうした条件が私達の自然に対する複雑な感情を醸成しているのでしょう。ですので、桜の花は、私達に単に美しいと感じるだけではない感覚を呼び覚まします。

 桜の開花を号砲として、一気に様々な花が咲き始めます。下の画像のように、ジンチョウゲ・ハナモモ・ハクモクレン・レンギョウ・チュウリップなどの花が、私達を楽しませます。レンギョウの他に、ヒュウガミズキ・ヤマブキ・キンシバイ・サンシュユ・ミモザなど、春先には黄色の花が多いのは、黄色の花に反応する虫が多いからでしょうか。

 ところで、先日私は黄色の蝶を見ました。春先に黄色の蝶を見ることは、ラッキーのサインという迷信があります。科学的に言えば、多くの蝶は蛹で冬越ししますが、黃蝶は成虫で越冬するので、春先にまず見る蝶は、黃蝶ということになります。そうした生態と、太陽や希望の光の象徴としての黄色が、そうした迷信を生んだのでしょう。

 また、私の手元にある絵画にも、下の画像のような木蓮や夜の枝垂れ桜などをモチーフにして描かれた作品があります。画家の創作意欲を掻き立てる春の植物が多いと思われます。

 


マッキーの随想:新潟のさわし柿

2021年11月11日 | 四季の植物と風景

 妻の実家から、新潟特産のさわし柿が送られてきました。私と妻は同じく新潟市秋葉区旧新津市の出身ですが、二人とも柿といえばこのさわし柿を思い出します。八珍柿は渋柿ですが、焼酎を付けることにより渋が抜け、渋を抜いた柿をさわし柿と言います。八珍柿は種無しなので、そのまま皮を剥いて簡単に食べることができます。渋柿がどうしてこんなに甘い柿になるのだろうと驚くほど甘味が強い柿です。

 私にとって、このさわし柿の他に、忘れられない柿があります。それは、私の小学生だった頃に、私の住んでいた新津から磐越西線でちょっと山側にある馬下(まおろし)という駅からはるばる通学していた友達がいました。小学4年生の頃だったと思いますが、その友達から遊びにおいでという誘いに乗って、一人で列車に乗り出かけました。紅葉真っ盛りの季節で、全山が色鮮やかに紅葉している景色にまず感動しました。私はそこでサワガニを初めて見ました。なんと綺麗な自然の中で、この友達は住んでいるのだろうと思いました。そこで、私の手にやっと乗るほど大きな完熟した柿を食べるように勧められて、一口食べてその美味しさに驚きました。一体何という名の柿だったかも覚えていませんが、私の人生の中で最も美味しい柿だったのは確かです。

 新潟には、高校まで住んでいましたが、その後上京して遥かに長い間東京に住んでいます。しかし、折につけ新潟の風景や食生活を思い出します。最も感受性の強い幼い頃を過ごした故郷は、圧倒的に私に影響を与えています。年末になれば、「のっぺ」が食べたくなります。「のっぺ」は、新潟の代表的な家庭料理であり、日本全国いたるところにある郷土料理の「のっぺい汁」とは違い、新潟の「のっぺ」は汁物というより煮物です。里芋を主材料として新巻鮭・鶏肉・銀杏・蒲鉾・干し椎茸・コンニャク・いくらなど様々な食材が入っていて、各家庭で独自の食材と味付けがされます。おふくろの味とも言える料理でしょう。

 私だけではなく、私よりも少し上の世代の集団就職列車に乗り上京した人たちや、学業で上京した人たちの多くは、Uターンせずに首都圏で就職しそのまま住んでいることでしょう。実家も世代交代して帰省する機会が減っても、故郷を思う気持ちは減ることは無いと思われます。美しかった故郷の自然が、開発や自然災害で破壊されることなく、食生活などの伝統もいつまでも次の世代へと継承されていくことを願っています。


マッキーの随想:金木犀の香りとヒガンバナ

2021年09月19日 | 四季の植物と風景

 肌寒い日もある今日このごろです。駅に向かって歩いていると、どこからか金木犀の香りを感じました。ちょっと時期的に早いのではと思いましたが、金木犀の木にオレンジ色の花が咲いていました。臭覚を刺激して、過去の様々な思い出を蘇らせる花です。春のジンチョウゲ・夏のクチナシ・秋のキンモクセイは、その香りで私達を過去に引き戻す花です。知らず識らずのうちに季節が移ろっていることを、咲いている花で教えられることが多いと思われます。特に新型コロナウイルス感染の現状では、季節が足早に私達を追い越していく印象を受けます。





 9月20日、秋の彼岸入りとなります。それを待っていたかのように、彼岸花が咲き始めました。色鮮で繊細な形状のヒガンバナの花は、とても綺麗です。この植物は人為的に植えられたものが多いようで、山里を歩いていると、史跡やお墓や古寺の周囲に咲いていることが多いようです。ヒガンバナは様々な別名があります。毒性がある植物ですので、死人花・地獄花・幽霊花など不吉な名前も多くあります。また、ハミズハナミズとも呼ばれますが、それは葉見ず花見ずであり、開花時に葉が無く、花と葉を同時に見られない特別な習性からそう呼ばれます。

 公園にとても大きな平たいキノコが生えていました。秋はキノコの季節でもあります。キノコ狩りは、ちょっと登山路を離れる事が多いので遭難や事故の危険性もあります。また、キノコの知識がないと食べるのはやはり危険性があります。フグと同様に、美味しいものを食すには危険性が伴う場合があります。実りの秋となり、様々な自然の恵みが味わえる時期となりました。



 タマスダレの星型の白い花が至るところで咲いています。コスモスの季節になりましたが、最近はオレンジ色のキバナコスモスが多く植えられているようです。コスモスは漢字で秋桜と書きます。春の代表的な花が桜だとすれば、この漢字のように秋を象徴する花がコスモスだと言えます。コスモスは、ギリシャ語で宇宙の秩序を意味し、花びらが整然とバランス良く並んでいることから名付けられたと言われています。この小さな可愛らしい花が、宇宙の秩序を連想させたというのも面白い話です。



マッキーの「四季を楽しむ」:6月の風景

2021年06月01日 | 四季の植物と風景

 6月に入り、アジサイも花盛りとなりました。花壇に、俵万智の短歌として以下の掲示がありました。

「六月の 雨アジサイの 花に告ぐ 夏来たりなば おまえを愛す」

実は、これにはちょっとした間違えがあります。
本当は、俵万智が詠んだ歌は以下の短歌です。

「思いきり愛されたくて駆けてゆく六月、サンダル、あじさいの花」

俵万智がこのように詠んだ後に、知人が返し歌として初めに載せた短歌を詠みました。ですから、その短歌は俵万智ではなく知人の歌が正解ですが、アジサイの如く奇麗な、代表的な現代の相聞歌です。

最盛期のアジサイの画像も載せましょう。

 最盛期のアジサイの花壇の中を、モデルのようなスタイルの女性が、微風に長い髪をなびかせながら花を鑑賞して歩いていきました。淡い色のアジサイのような人だと思いました。花は人を装飾し、人は花を装飾すると思われます。上の画像で、白いアジサイの花がありますが、アナベルという西洋アジサイの一種で、比較的長く綺麗に咲いているアジサイです。

 親水性のエリアでくつろぐ人々も増えました。手漕ぎボートやパドルボートなどが川面に浮かび、川に面した場所には、子連れの人たちも増えました。ボートに乗っている人たちも、マスクをしていました。そうした対策を茶化す人もいますが、私は好感を持っています。またその近くで、カルガモの親子が日向ぼっこをしていました。コロナウイルスが無ければ、平和な光景と言えるのですが。


 下の画像は、スモークツリーと呼ばれる植物です。スモークツリーはウルシ属に近縁な、雌雄異株の落葉樹です。初夏に咲く花木の代表で、ヨーロッパから中国に分布します。雌木の枝先につく花序は長さ約20cmで多数枝分かれし、花後に伸びた花柄が遠くからは煙がくすぶっているように見えます。

 その下は、ホタルブクロの花です。山歩きをしている方には、馴染みの花ですが、近隣の花壇に咲いていました。やはり、梅雨時期の花の一つであり、山野草の印象の強い花です。私はこの花を見ると、いわむらかずお作の「14ひきのシリーズ」で、ホタルブクロを帽子にして歩いているネズミを思い出します。子供に読み聞かせをしながら、とても良い絵本だと思いました。最近の話になりますが、ベストセラーの絵本「はらぺこあおむし」の作者エリック・カールが亡くなったというニュースがありました。この絵本も、私の子どもたちが楽しんだ奇麗な色彩が印象的な絵本でした。かわいらしく描かれた青虫ですが、私の末の娘は、青虫を素手で触り「かわいい」という子に育ちましたが、この絵本の影響もあるのかもしれません。


マッキーの「四季を楽しむ」:梅雨の走りの時期・アジサイの花

2021年05月21日 | 四季の植物と風景

 「梅雨の走り」と形容できる天候が続く今日このごろです。近隣にあるアジサイの植栽を見るために散歩にでかけました。前回のブログで、アジサイの花が色づき始めたことをお伝えしました。数日見ないだけで、植物の変化は大きいことを、多くの方が経験していると思われます。アジサイの花も、見頃を迎えつつありました。















 なんと美しい色彩の花だろう! アジサイの学名は「Hydrangea」ですが、その意味は「水の容器」という意味です。湿潤な日本を代表する花、それがアジサイだと実感します。そして咲き始めたアジサイの淡い色彩は、なんと気高く美しいんだろう。

 この時期に奥多摩の山を歩くと、小さな散房状花序を付けた可愛らしいアジサイを見かけます。その名はコアジサイで、清楚で幻想的な印象を受けます。また、高尾山系を夏に歩くと、タマアジサイの花を多数見かけます。普通のアジサイの咲く時期とは異なっています。アジサイの原種は、日本に咲いているガクアジサイだそうです。

 アジサイの他に、ウツギの仲間の木々に花が咲いています。下の画像は、サラサウツギの花です。八重咲きなので分かりやすいウツギです。その他に画像順に紹介すると、キンシバイ・ブラシノキ・タチアオイ・ユリなどの花が綺麗に咲いています。また、ユスラウメの木に、赤く色づいた実がいっぱい付いていました。











マッキーの『四季を楽しむ』:春分も過ぎて春本番

2021年03月21日 | 四季の植物と風景

 今年は3月20日が春分の日でした。春分の日は、真東から日が昇り、真西に沈む日であり、昼と夜の長さが等しくなる日(実際は、昼のほうが少し長い)と一般的に言われる日です。夜よりも昼の長さが長くなり、明らかに春の訪れを感じられる日といって良いでしょう。今年は、ソメイヨシノの開花宣言が平年よりも早く、入学式ではなく卒業式を彩る花となりました。下の画像は、白いオオシマザクラ、ソメイヨシノ、陽光、啓翁桜、その下はハナモモの花です。











 桜の花の開花を号砲として、植物の活動が活発になり様々な花が咲き始めます。私の周囲も一気に様々な色彩に彩られます。近隣の公園では、下のような花が咲き始めていました。順に、黄色いレンギョウ、白いユキヤナギ、ムスカリ、キンギョソウ、色とりどりの花壇。











最近は、モクレンの木を見つけることは難しく、ハクモクレンの木は至るところにあり、花の最盛期を迎えています。これからピンクや白のハナミズキ、それに少し遅れてヤマボウシの白い花が咲き始めます。

 土手には、土筆も顔を覗かせていました。私は土筆を見ると、福岡出身の友人を思い出すようになりました。春を感じる食材として、福岡地方は土筆を味わう地域だそうです。私も料理して食べてみましたが、家族には不評でした。最近、近くでユスラウメ(下の画像3番目)の白い花を発見しました。しばらくすると赤い実をつけます。かつて山から降りてきた山里で、おばあさんが育てているユスラウメの実を頂いたことを思い出します。ちょっとした人との出会いが、人生を様々に彩ることを感じることがあります。






マッキーの『四季を楽しむ』:ハクモクレンが咲き始めた

2021年03月08日 | 四季の植物と風景

 3月に入り、ますます春めいてきた今日この頃です。駅まで行く途中にある公園のハクモクレンが咲き始めました。紫色のモクレンよりも、このハクモクレンの方が奇麗だと私は感じています。また見応えあるこの木が咲いている都内の数カ所を思い浮かべることもできます。





 梅の花も見頃を迎えています。新型コロナウイルスで、梅の名所に出かける気持ちにならず、近隣の公園に咲く梅の花を眺めています。



 白い桜の寒咲大島桜や、朱色が美しいカンヒザクラなど、カワヅザクラ以外の早咲きの桜も咲き始めています。カンヒザクラは、ヒカンザクラとも呼ばれています。どちらかといえば、緋色の美しい寒桜という意味では、ヒカンザクラが意味のある呼び名ですが、彼岸桜と間違えやすいので、最近はカンヒザクラが一般的な呼び名のようです。故郷の新潟では見かけたことのない桜ですので、その色と花の形状から、桜の種類の花だとは初めは知りませんでした。

 様々な種類の椿の花も至る所に咲いています。木偏に春と書いて椿ですので、冬が終わり春がやってきた時期に咲く花の代表的な植物です。色の変化やよく見ると花の形状も多種あります。サザンカとの区別が難しいのですが、咲く時期と、椿は散るときに花首からぽろりと落ちます。木の下に花首から落ちている花を見かけたら、それは椿です。「首から落ちるので縁起が悪い花」とも言われましたが、それは武士の時代の話です。









 ヒュウガミズキの小さな可憐な花も咲き始めています。トサミズキもありますが、私には区別が付きませんので、近隣に多く咲くヒュウガミズキとしておきます。ホトケノザも咲いています。明らかにオドリコソウの仲間であることは一目瞭然です。気をつけたいのは、春の七草のホトケノザは、正式名コオニタビラコでキク科の多年草で、無論食用になります。しかし、今回取り上げたホトケノザは、食用にはなりません。





 菜の花も最盛期を迎え、強い芳香を周囲に漂わせながら多くの昆虫を集めています。カワヅザクラもまだまだ見頃となっています。カンヒザクラの遺伝子の影響で、緋色の入った綺麗な色の見応えのある花を咲かせています。




マッキーの『四季を楽しむ』:河津桜が咲き始めた

2021年02月20日 | 四季の植物と風景

 早い地方では、河津桜が咲き始めたというニュースを見て、近隣に植えられていて、毎年楽しみにしている河津桜の並木がどうなっているか調べに行きました。すると、咲き始めているではありませんか。季節の到来は、私たちを裏切らない。人間の世界が、どんなに混乱していても、春は確実にやってくる。

 河津桜は、オオシマザクラとカンヒザクラの交配種だと言われています。本州の野生種のサクラには寒い時期に咲かない仕組みがあるのですが、カンヒザクラは、台湾と中国南部に分布する桜で、この遺伝的性質により、河津桜は早咲きであり、朱の色が強い美しい桜です。

 ファイザー社の新型コロナワクチンが承認され、2月17日からは医療従事者への接種が始まりました。気を緩めることなく予防対策を十分に行い、ワクチンの接種が進めば、新型コロナを克服できるだろうと、希望も見えてきた昨今です。





 年が改まって最も早く咲き始める花は、スイセンでしょう。スイセンが元気にまだまだ咲いています。ギリシャ神話に出てくるナルキッソスの話は日本でも有名です。彼は自分に恋して死んでしまう美少年で、「ナルシスト」の語源にもなっています。彼が死んだ跡に咲いた花がスイセンなのです。スイセンの英名は「ナルシサス」です。和名の水仙は、水辺に育ち仙人のように寿命が長く清らかなという意味から名付けられたとされています。



 菜の花が咲いていました。私が小学生の頃、家族で阿賀野川の河原へ遊びに行ったとき、冠雪した山々を背景に、菜の花が一面に咲いていた光景が今でも忘れられません。菜の花は、やはり春の到来を感じさせる花の代表だと思います。春の訪れを告げる野菜として、菜の花などのつぼみと花茎、若葉をナバナといいます。私は、独特なほろ苦いナバナの辛し和えが好きです。やはりこの季節には、いただきたい食べ物です。


マッキーの『四季を楽しむ』:続々・ 季節を感じる日常の風景

2020年11月18日 | 四季の植物と風景

私は、プラタナスの葉の黄葉が好きです。枯れたような黄葉したような彩りがとてもきれいだと思います。下の画像は、近隣の街路樹として植えられているプラタナスです。





下の画像の赤く紅葉した木は、ナンキンハゼです。とても鮮やかな朱色に紅葉していました。








桜の木の紅葉も美しいと思います。同じ桜の種類でも、木によってその色付きが異なります。もうほとんど葉が落ちて、多くの木々は冬枯れした姿となっています。ただ、木々の枝には、冬芽がしっかりと付いています。この冬芽には、花芽と葉芽があります。



公園の外れには、山歩きで見られるような風情の景観もあります。また、猫じゃらしとも呼ばれるエノコログサの花穂さえ、光が当たるととても美しく感じます。







冬薔薇が咲いています。顔を近づけると、とても良い香りがします。急速に都内でも木々の彩りが秋の深まりを感じさせます。銀杏並木が黄葉しイロハモミジが色付けば、気ぜわしい年末に突入します。心の余裕を持って、自然の美しさを鑑賞したいものです。