現在行われている戦争の映像を、リアルタイムで家庭で見る事ができる時代です。戦闘画像は、殺し合いの画像なのですが、ウクライナの戦闘員が、ロシアの戦闘装備を破壊する映像を見ると、嬉しくなります。ただ、よく考えれば戦闘装備の中にはロシアの兵士が乗り込んでいるわけで、そうした人員の死亡映像でもあります。軍隊では、戦闘で相手に物的にも人的にも大きな損害を与えた兵士が英雄となります。勲章は、どれだけ相手の兵士を殺したかの証でもあります。
携帯のロケットランチャーで、高価な先進戦闘機や攻撃ヘリコプターや戦車を破壊する映像が多数見られます。また、無人飛行機やドローンによる攻撃などを見ると、今までの戦闘装備を見直す必要があると考えられます。携帯の対空飛び道具の威力は凄まじく進歩しているようですし、無人でAIを活用した装備なども活躍しているようです。
ロボット工学の三原則の第一条は、『ロボットは人間に危害を加えてはならない.またその危険を看過することによって,人間に危害を及ぼしてはならない.』と決められています。しかし、ロボットを戦闘に活用して相手を殺戮することを、私達人間がロボットに要求する時代が訪れているようです。AIは、人間が極めて凶暴な動物であることを、まず学ぶことになったでしょう。
戦艦大和のような大艦巨砲主義が、時代に合わない戦闘装備であったことを、顧みる必要があります。日本は、巨額の費用をかけて軍備を整備しようとしていますが、ロシアとウクライナの戦闘状況を的確に分析して、有効な整備をする必要があるでしょう。
専制主義とも思えるロシアや中国や北朝鮮などのトップが、核のボタンを管理し、民主主義の本丸と自認しているアメリカでは、トランプのような犯罪で起訴されるような人物がトップとなる時代です。日本でも、国会にも出ない議員が、逮捕状が出ているために、国外から戻らないという非常識な現状もあります。そうした人物を選ぶ国民のレベル低下は、衆愚政治と言っても良いでしょう。
そうした危険な状況での軍拡競争は、人類の破滅に直結する危険があります。だからといって、日本だけが軍縮をするわけには行きません。世界的な合意で、軍縮を実現する必要があるでしょう。その過程で、日本は効果的な安全保障能力の向上を図る必要があります。
コメントです。全く同感です。世界中、週寓政治なのかも。もう私は永くないのが幸いです。孫二人も大学生。上の孫は博物館の管理者になるのか、大学院に来年進学するようです。芸術のセンスは母親の方がよさそうですが、真面目なのが取り柄ですので会っていそうな気がします。下は明治の商学部。遊びの本場に囲まれた大学。厳しい世の中でどうなるか、結果は見られそうにありません。