「マッキーのつれづれ日記」

進学教室の主宰が、豊富な経験を基に、教育や受験必勝法を伝授。また、時事問題・趣味の山登り・美術鑑賞などについて綴る。

マッキーの受験アドバイス:風邪をひかないための体調管理

2012年02月01日 | 受験



にほんブログ村 教育ブログ 教育論・教育問題へ
ブログ人気投票にクリックいただけると幸いです!


今日の話題に入る前に、昨日1月30日の訪問者641IP・閲覧数1854PVで、ブログを始めてから総閲覧数が100万PVを越えました。

ブログを始めてから、「gooブログ」が自動的にカウントした合計数値です。

カウントはあまり気にしないようにしていますが、ブログを綴る励みになることは事実です。


2月1日、都内の私立中学の入試が、本格的にスタートしました。

今月は、都内私立高校一般入試、そして都立高校一般入試が控えています。

この受験シーズンが到来すると、受験生にとって厄介な、インフルエンザを含む風邪の季節もまたやってきます。

受験生を指導する塾の教師として、私は受験シーズン中に風邪をひくことはありません。

特段の風邪予防策はとってはいませんが、かからないための常識的な注意は払っています。

受験生には酷かも知れませんが、「『風邪をひいて実力を出しきれなかった。』などということは無く、それも含めて実力の範疇だ。」と、生徒に言って注意を促しています。

「健康も、体力も、もっと言えば幸運も実力の内!」

そうは言っても、是非風邪などをひかないで、後悔しない受験をしてもらいたいと願っています。

多くの受験生を指導してきて、「風邪をひいてしまい、テストを考慮した薬を調合してもらっても、体調不十分な分だけ、得点にマイナスに影響する」ことは事実で、そうした事例を少なからず知っています。



そこで今日は、風邪の予防について、受験生および受験生の保護者の方が留意して欲しいポイントを整理したいと思います。

まず、風邪の正体は何か?

風邪の原因の約9割がウィルス感染によるものと言われています。

特に注意したいのは、インフルエンザウィルスの感染によって厳しい症状を引き起こす「インフルエンザ(流行性感冒)」です。

風邪をひかないためには、それらのウィルスに打ち勝つ「体力と抵抗力」を付けること、それからそうした「ウィルスを体内に侵入させない工夫」の2点が重要です。


1.ウィルスに打ち勝つ体力と抵抗力を付ける。

私たちは、無菌室で活動しているわけではないので、ウィルスとの接触は不可避です。

したがって、風邪をひかないためには、ウィルスに打ち勝つ体力と抵抗力を付けておくことが、一番大切なことだと言えます。

【栄養のバランスを考える】

良質のタンパク質をしっかりととって、体力をつけておくことが重要です。

鼻や喉の粘膜を強くするビタミンAは、レバー・あんこうのきも・うなぎ・卵黄・焼き海苔・抹茶・ホウレンソウなどの緑黄色野菜に含まれています。

ウィルス感染や寒さに対する抵抗力をつけるビタミンCは、ピーマン・アセロラジュース・芽キャベツ・パセリ・ブロッコリー・ジャガイモ・サツマイモ・焼き海苔・抹茶に含まれています。

白血球やリンパ球の働きをよくして免疫力を高めるビタミンEは、あんこうのきも・筋子・イワシ・カボチャ・モロヘイヤ・抹茶・アーモンドなどに含まれます。

上の食品を眺めると、神経質に食事を考えることより、好き嫌いせずにバランス良く さまざまな食品を摂取して、体内に吸収されやすくよく噛んで、かつ楽しく食事をすることが、昔から言われてきたとおり重要であると考えられます。


【免疫力を維持・増進する】

ストレスや過労そして睡眠不足などにより体力が低下すると免疫力が低下して風邪にかかりやすくなります。

生活リズムを整え、くよくよせずストレスをため込まないように、気分転換も必要です。


【室温・湿度の管理】

喉や鼻の粘膜は、ウィルスの侵入や感染を防ぐ役割をしていますが、乾燥した環境では、粘膜の防御機能が低下します。

また、乾燥した環境ではウィルスの活動自体が活発となりますので、部屋の湿度を50%~70%を目安として、加湿する工夫が必要です。

加湿器の他に、室内に洗濯物を干したり、私などは浴槽の蓋を開け浴室の扉を開放しておくなど工夫しています。


【衣類の注意】

過度の厚着は考えもので、汗をかきやすくなり逆に冷えて風邪をひきやすくします。

受験生は、室内と屋外では温度差が激しいので、着脱が簡便にできる服装で受験しましょう。

下着は保温性・吸湿性の優れたものをまめに取り替えることも必要です。


【予防接種を受ける】

今年流行するインフルエンザウィルスの型や、刻々と変異するウィルスにどの程度対応できるか私は疑問を持っていますが、確率論的に言えばインフルエンザワクチンの接種により、感染した場合症状を軽くすることができると思います。

受験生の場合、予防接種をしておくことは、ある程度インフルエンザの予防になり、かかっても軽微で済むと考えられます。


(2月上旬は、関東地方でも降雪がよくあります。)

2.ウィルスを体内へ侵入させない工夫をする。

ウィルスの感染は、多くはインフルエンザにかかった人の咳やくしゃみによる飛沫を吸引してしまうか、それらが付いた部位を手で触ってしまい、食事などにより経口感染することが多いようです。

たぶん、空気中にはさまざまなウィルスが一般的に浮遊していると考えられますが、特に人々が多く集まる駅や病院そして学校などには、密度的も確率的にも多くのウィルスが浮遊し、付着していることが考えられます。

人混みをできるだけ避けることが大切ですが、そうは言っても生活上止む終えずそうした場所にかなりの時間留まってしまうことが稀ではありません。

そこで、ウィルスを体内にできる限り侵入させない工夫が必要となります。

【マスクを使用する】

値段の高いマスクを使い回すより、安価な使い捨てマスクを毎日取り替えて使うことが良いと言われています。

通勤通学時の公共交通機関や、学校・病院・エレベーターなどでは、マスクによる予防効果が高いと思われます。


【外から帰ったら手洗い・うがいをする】

外出すれば、さまざまな場所を手で触れることになりますが、そうした場所にウィルスが付着していることが考えられます。

そうしたウィルスを体内に入れないために、外出から帰ったときなどに手洗いで洗い落とすことは理にかなった方法と言えます。

うがいの効用には、疑問符が付けられているようですが、真水ではなくお茶や紅茶でうがいを行うと、お茶に含まれるカテキンの作用とうがいの相乗効果で、のどを清潔に保つことができます。


【家族間のタオルの共用は避ける】

受験生のいる家庭では、上記のポイントを全員が協力して実行し、風邪をひかないようにする努力が求められます。

また、家庭内にウィルスが侵入した場合、家族間での感染を防ぐことも重要なテーマです。

水回りの洗浄とともに、タオルの共用を避けることも、家族間の風邪感染の予防となります。


受験生のいる家庭における風邪の予防のための方法を、「ウィルスに打ち勝つ体力と抵抗力を付ける」(神経質にならない!)ことと、「ウィルスを体内の侵入させない工夫をする」(常に気をつける!)ことの2点に分けて説明しました。

以上の点を是非実行し、風邪などひくことなく、最善の体調で入試を迎えられることを念願しています。


受験生の食事について関心のある方は、以下のブログもご覧ください。-

マッキーの随想:脳を活性化できるか? 受験生の『 ブレインフーズ』




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。