「マッキーのつれづれ日記」

進学教室の主宰が、豊富な経験を基に、教育や受験必勝法を伝授。また、時事問題・趣味の山登り・美術鑑賞などについて綴る。

マッキーの山登り:三浦富士と武山の陽だまりハイク

2024年02月04日 | 日帰りの山登り
1月27日(土)、海を見守る里山三山をつなぐ縦走を楽しみました。京急長沢駅をスタートし、三浦富士と砲台山と武山と歩き津久井浜駅をゴールとするお気軽ハイキングコースです。

浅間神社鳥居をくぐり石段を登りしばらく林道を歩きます。警察犬訓練所を過ぎた所から山道となります。

梅の花が、春めく陽だまりの道脇に咲いていました。手すりが付いた階段を登り切ると2つの祠が鎮座する浅間神社奥社の三浦富士に到着します。


房総半島、伊豆大島が綺麗に望むことができます。


次の目的地は、海上保安庁のアンテナが立つ砲台山です。海軍の砲台が残された山頂は、見晴らしの効かないつまらない場所でした。

最後の目的地は、武山不動院がある武山です。東京湾と相模湾の大展望を満喫出来る展望台が立っています。立派な建物の武山不動院は、お詣りする価値があります。
海岸近くの駅から出て海の景色が離れていきますが、途中から反対側にも海を望むことができるようになり、今回の里山が三浦半島の中にあることが分かります。



武山からの下山路には、津久井浜観光農園があり、野菜や果物などの直売所で土産として野菜を購入しました。立派な大きな三浦大根なども売っていますが、持ち帰るには重すぎでした。
道脇には、菜の花や水仙が咲き、春めいていました。


津久井浜駅を超えて海岸沿いに、回転寿司の店がありましたので地物のネタを使った寿司を味わった後に帰路につきました。


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マッキーの山登り:久しぶりの山歩き

2023年11月12日 | 日帰りの山登り
暑い夏が終わっても、今年の秋は夏日になる日が多く、異例の天候が続いていました。それでも、低山を歩くには都合の良い気候の日が増え、最近では秋を飛び越え冬のような気温となりました。体調の都合で、趣味としていた山歩きはご無沙汰でしたが、奥武蔵の大高取山と中央線沿線の高川山を歩きました。今日は、その山歩きについて綴ります。


10月14日、池袋から東上線で坂戸まで行き、乗り換えて越生(おごせ)で降ります。そこがスタート地点で舗装路を30分ほど歩くと、世界無名戦士之墓と呼ばれる見晴らしの良い場所に到着します。そこから登山路となり、しばらく歩いて西山高取に至ります。その先、樹林の登山路を歩き続け大高取山の山頂に到着しました。山頂は、樹林に囲まれていますが、一部展望が開けた場所もあり、ベンチも設置されていて、昼食をとりました。


山頂から、薄暗い登山路をしばらく歩いて、桂木観音へ向かいます。朱塗りの観音堂が、秋の陽光の中で尊く輝いていました。桂木観音から車道を下るとすぐにゆず園があります。安い柚子を期待しましたが、時期が早かったようです。山道に再び入り、最後の目的地のオーパークおごせに向かいます。


尾根伝いにしばらく歩いて、オーパークおごせに到着。規模の大きい入浴施設で、露天風呂でのんびりと山歩きの疲れを癒しました。越生駅までは、無料の送迎バスを利用できます。久しぶりの山歩きは、休日のとても良い過ごし方となりました。


11月4日、久しぶりではありましたが、繰り返し登っている中央線沿線の高川山に登りに出かけました。大月の次の駅である初狩駅がスタート地点です。道標もしっかりしているので、高川山登山口まで問題無く辿り着くことができます。


前回出かけた山歩きから、さほどの期間が経っているわけではありませんが、植物は紅葉の季節と彩りを変えていました。


まだ紅葉の最盛期ではありませんが、目を楽しませてくれました。落葉する前に、自由な装いを楽しんでいるような木々の葉の美しさ。


高川山に登る目的の一つは、富士山の眺望です。富士五湖周辺まで行けば、壮大な富士山の眺望を楽しめる山は多々あります。中央線沿線の山からも綺麗な富士山を望むことができますが、高川山は特に美しい富士山を望めます。今回は、霞がかかっていてイマイチな景観でしたが、富士山を展望することができました。


昼食後、下山路はいくつもありますが、今回は禾生駅へ下るルートを選びました。この日は、新宿で途中下車して、もつ焼き居酒屋ぼるがで一杯やって帰りました。山も酒屋も、久しぶりの場所でしたが、楽しい休日を過ごすことができました。


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マッキーの山登り:景信山の山歩き

2020年07月30日 | 日帰りの山登り

 7月12日(日)、久しぶりに山歩きをしました。産経新聞の方々の山歩きの会(山酒会)の月例の山登りに参加しました。かつてこの会は、現役が多かったので、日曜日に山歩きをしていましたが、最近は退職者が多いので、平日に活動を行っています。私もこの会の会員ですが、日程が合わずに最近はほとんど参加していませんでした。今回は天候の関係で順延となり、日曜日に山歩きを実施するということで、私も久々参加しました。

 新型コロナウイルスで、この人たちも山歩きを控えていましたので、全員久々の山歩きとなりました。私の古くからの知人で会の世話役の田中さんは、私とヨーロッパ・アルプスを登った仲ですが、今年で傘寿となり足腰は弱ってきました。今回の山も、景信山(かげのぶやま)の往復という気の抜けるような簡単な山歩きです。ただ最近の感染状況でしたら、この山登りも中止となったかもしれません。

 高尾駅北口から出ている小仏行の9時32分のバスに乗り、小仏バス停から歩き始め、小仏峠を経由して景信山に登り昼食をとり、帰りは景信山登山口に直接下りるルートで歩きました。

 山道を歩き始めて、山の空気に浸っている幸福感を強く感じました。15の春にワンゲルに入ってから様々な山に登り、貴重な経験を積んできました。山の木々の香りや小川のせせらぎの音が含まれた空気は、そうした私の経験の蓄積を呼び覚まし、一層爽やかに感じさせるのでしょう。



 ただ例年ですと、この時期、数日の小屋泊まりの夏山登りの準備をするのですが、今年の特殊事情と、私自身の健康状態を考えると、夏山登りは無理なようです。体力と体のバランスなどを考慮すると、滑落の危険がある場所は、だんだんと敬遠するようになりました。やはり、運動全般に言えることですが、後から後悔することのないように、出来る年齢の時にやっておくことが大切です。



 天気予報は、微妙なものでしたが、随時日差しがあり雨の心配はありませんでした。この時期の低山の山歩きは、暑さが厳しいのですが、汗はかきましたが、さほどの暑さにはならずに、楽しい山歩きができました。今年の夏山は、日帰りで近隣の山歩きをしたいと思っています。

 帰りに、田中さんから今年も鈴虫をいただきました。使っていない水槽を鈴虫の住処として、鈴虫の鳴き声を楽しんでいます。虫の鳴き声を、季節の楽しみとしている民族は、日本人だけでしょう。出歩いて季節を楽しむことができなかった今年は、鈴虫の鳴き声に一層趣を感じます。

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マッキーの山登り:紅葉にはちょっと早い高尾山の山歩き

2019年11月20日 | 日帰りの山登り

 山歩きが趣味の一つと言いつつ、最近は全く山にでかけていませんでした。それは、虚血性心疾患を発症する危険性を指摘されているからです。ただ、そんな状況で一昨年は、日本三大急登の「北アルプスブナ立尾根」を友人と共に登り、そこからハードな3泊4日の縦走を行いました。そんな経験からも、ちょっとやそこらで発症することはないという自信はありますが、それでも山歩きが遠のいてしまっているのが現状です。

 暦上では初冬の時期ですが、都内も高尾山もまだ本格的な紅葉にはちょっと早い季節です。晩秋の高尾山を歩きたくなって11月17日(日)に久しぶりに出かけました。高尾山口駅前は、大勢の登山者・観光客で賑わっていました。高尾山頂までは幾つかの登山コースがありますが、琵琶滝コースで登ることにしました。しかし、琵琶滝の分岐でその先が通行止めとなっていました。台風19号の影響でしょう。この台風で、至る所の登山路が通行止めになっていることは、あらかじめ知っていましたが、琵琶滝コースが登れない状態だとは知りませんでした。



 そこで、琵琶滝から3号路に続く登山路を登ることにしました。3号路は、高尾山頂への登山路では、最もワイルドな登山路で、ちょっと遠回りの登山路です。尾根と谷の部分を等高線に沿って蛇行するように進みます。







 登山路脇の木々は、まだ完全には紅葉していませんが、それでも美しく色づいた木々も散見されます。高尾山の山頂には、子ども連れの家族が、所狭しとシートを敷いて昼食を楽しんでいました。山歩きをした後に、外で家族と食べる食事は、とてもおいしく思えるでしょう。都心から交通の便も良く、これだけの自然を楽しめる場所は、とても貴重です。





 モミジの朱色・イチョウの黄色は無論美しいのですが、茶色に色づく木々もとても趣があって奇麗だと思います。春にみずみずしい若葉として活動を始め、光合成でエネルギーを作り出し、晩秋に自由な装いで紅葉し、枝から落葉して大地の栄養となる木々の葉は、素晴らしい生き方だと思います。







 まだ全体が紅葉するには時期的に早かったので、周辺よりも早く紅葉している木々の周辺にカメラを構えた登山者が集まっていました。帰りは、稲荷山コースで下山しました。そして、駅に隣接している日帰り温泉「極楽湯」に浸かって、汗を流して帰りました。もうまじかで都心のイチョウの街路樹が黄葉します。秋を心から楽しみたいと思っています。




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マッキーの山登り:高尾山口駅~稲荷山コース~高尾山~城山~小仏峠~小仏バス停

2018年05月29日 | 日帰りの山登り

 5月27日(日)、久しぶりに小学4年生の娘と山歩きに出かけました。高尾山口駅まで電車で行き、稲荷山コースから登りました。天候も良かったので、子ども連れの家族や、グループ登山者で盛況でした。若葉が美しく、様々な花も咲いている季節です。



 

 上の画像は、ケーブルカー清滝駅。稲荷山コースの入口。登り始めの登山路です。高尾山系の山々は、登山路がしっかりしていて、小さな子ども連れでも、楽しく登れる場所です。登り始めて間もなく、稲荷山コースの名前の由来でもある「旭稲荷」があります。







 登山の中間地点に、あずま屋が建つ展望台があります。最適な休憩場所です。今回の山登りの目的の一つが、この時期に花を咲かせるウツギの花を観賞することでした。葉の上に実を付けているのは、ハナイカダの葉です。









 多くのハイカーが休憩している一丁平周辺には、ヤマボウシの木が多く、花を咲かせていました。ヤマボウシの木陰で、グループ登山者が休憩していました。ここには、ピンクが入ったヤマボウシのベニバナヤマボウシが咲いているはずですが、ちょっと分かりませんでした。





 今回は、子どもの体力も考慮して、小仏峠から降りる計画ですので、城山が最後のピークでした。茶店もありトイレもある場所です。城山という場所はとても多いので、小仏城山とも呼ばれます。名前は、戦国時代以前に小規模な山城であったことに由来するそうです。天気が良ければ西側には富士山が、東側には遠く東京の都心が見渡せます。ここのベンチで、昼食をとりました。







 小仏峠へ下り道には、ハコネウツギの花、足元にはフタリシズカの花が咲いています。画像のように途中、相模湖が見渡せる場所があります。





 急な下りを過ぎると、小仏峠に到着します。江戸時代には甲州街道のルートに指定されて交通の要所となり、小仏関所が置かれた場所です。私だけの場合は、ここを過ぎて景信山を経由し明王峠から相模湖駅まで下るルートで歩きます。

 事情があり、しばらく山歩きをしていなかったので、今回は娘だけではなく、私自身も適度な運動量のハイキングでした。思ったよりもウツギの花が少なかったのですが、ウツギ・マルバウツギ・ガクウツギ・コゴメウツギ・ツクバネウツギ・ハコネウツギなどを観賞することができました。

 日本の国土の7割が山地で、2/3が森林だと言われています。まさに日本は山と森林の国だと言えるでしょう。そして、山は自然というだけではなく、信仰の対象としても、尊ばれてきました。しっかりとした計画で、子どもたちをそうした自然の中で遊ばせることは、大切なことだと私は思います。

 前回のブログで、新潟の五頭山系で遭難した親子について綴りました。このブログを綴っていた5月29日に、残念ながらこの二人は、遺体となって発見されました。どういった状況で、どういった判断で遭難したのだろうと、私の脳裏からこの痛ましい事故は、しばらくの間離れることはありません。季節を選べば、小学生の遠足の対象となる山登りでも、条件が悪ければ今回のように死亡事故になることを、肝に銘じなければなりません。






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マッキーの山登り:寄居駅~鐘撞堂山~羅漢山~少林寺~金山温泉

2017年12月24日 | 日帰りの山登り



 
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 12月23日(祝)、奥武蔵の里山(鐘撞堂山・羅漢山・)を歩きました。新宿三丁目で新宿線から副都心線に乗り換え、森林公園で乗り換え、小川町で乗り換え、2時間を超える乗車でやっと寄居に到着。小3の娘とここからあるき始めました。





 しばらく民家の中の道を歩きます。民家の花壇には、ニホンズイセンが咲き始めていました。みかんや柚子の無人販売店がありました。みかん4個入って100円、柚子が3個入って50円という安さ。



 舗装道路から砂利道にそして登山路となります。登山路の途中に、竹を使った炭焼き小屋があります。ちょっと見学しようと入っていくと、休んで行きなさいということに。娘は、手伝ってもらいながら、竹を切って器を作る経験をしました。薪で沸かした湯と、出来たての竹の湯呑を洗って、娘はお茶を、私はコーヒーを頂きました。帰りには、作った湯呑を頂きました。娘にとって、とても良い経験でした。

 木炭作りは、材料を酸素を遮断して高熱で蒸し焼きにします。そうすると、材料から木ガス木酢液木タールなどが分離して、木炭となります。中学校の理科で、木の蒸し焼きの実験をします。木酢液は瓶に入って売っていましたが、肝心の竹の木炭は店頭にはありませんでした。質問すれば、奥から出して来たのかもしれません。







 竹の炭焼き小屋周囲は、ご覧の通り竹林で、登山路はその中を通っています。やがて登山路の右手が針葉樹林帯で、右手が広葉樹林帯となります。針葉樹林帯は、年間を通じて日光が入り込むことがなく薄暗い林です。広葉樹林帯は、この時期葉を落とした木々ですので、木々の根本にも太陽が差し込んでいます。その違いを娘に教えました。







 最後の急な階段を登りきると、鐘撞堂山(かねつきどうやま)の山頂です。山頂には実際に鐘がありました。山名は中世戦国時代、北条氏支配のころ、鐘を置き危急の役に立てたことに由来します。標高は330mですが、大変眺望の良い山頂です。持参したお湯を使って、インスタントラーメンを作って食べました。





 鐘撞堂山から円良田湖まで下り、その後長い上りを頑張ると、羅漢山の山頂に到着します。頂上には釈迦三尊像が祀られています。羅漢山から少林寺までの道は二つありますが、右手の道を選びます。そこは、五百羅漢が列ぶ道です。

 羅漢とは阿羅漢の略称。応供と訳される。供養と尊敬を受けるに値する人の意。剃髪し,袈裟を着た僧形に表わされる。中国,日本では十六羅漢,十八羅漢,五百羅漢のように仏道修行者の群れをさし,禅宗の流通に伴って多数制作されました。

 風雨に晒されて、侵食され苔むしていく羅漢様が、登山者を見つめているようです。



 少林寺からは、舗装された道をひたすら秩父鉄道の線路を目指します。国道140号をしばらく歩きましたが、歩道が無くちょっと危険を感じる道歩きです。目指すは、金山温泉・かんぽの宿鳥居です。最後に温泉に入って帰る予定です。国道からしばらく急な坂を登りきるとちょっとした丘の山頂に建つ建物が温泉です。

 アルカリ性の温泉でしたので、つるつるした感触の温泉です。内風呂もよいのですが、屋上に作られた露天風呂はとても気分が良かったです。浴場が6階に作られ、展望を楽しめるように設置されていました。

 寄居まで送迎のバスがありましたので、帰りはそれを利用しました。でょっと遠出の山歩きでしたが、楽しかったという娘の感想でした。自宅に帰ってから、娘が竹で作った湯呑で紅茶を飲みました。美味しかったのは言うまでもありません。

 【標準的な保程】
寄居駅~0.30~大正池~0.30~鐘撞堂山~0.30~円良田湖~0.10~羅漢山~0.20~少林寺~0.40~金山温泉

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マッキーの山登り:秋の陣馬山で山歩き

2017年11月11日 | 日帰りの山登り



 
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 11月5日(日)、多くの人たちが、3日から5日まで3連休だったと思います。ただ、私は3日は行事で、4日はもともと土曜日は授業日で、5日の日曜日のみ終日お休みでした。そこで小学3年生の娘を連れて、久しぶりに陣馬山へ出かけました。

 藤野駅まで電車で行き、駅前から和田行のバスに乗って、陣馬山登山口で下りて一ノ尾根コースで陣馬山を目指しました。







 バス停で降りてから、舗装された民家が散在する道をしばらく歩きます。やがて登山路となりますが、その日はトレイルランニングの大会があり、陣馬山から多数のランナーが駆け下りてくるので、登山路が狭くなった場所では、登山者がランナーを優先的に通すために渋滞しました。

 陣馬山手前の登山路は、下の画像のように落ち葉が敷き詰められ、落ちていた小枝で作ってあげた杖を突いて、最後の登りを頑張っている小学3年生です。後ろから見ていても、ほのぼのとした温かさが感じられる、綺麗な広葉樹林帯の登山路です。





 頂上手前の階段を頑張って登ると、陣馬山の山頂に建つ白い馬の像が見えてきます。天候が良かったので、多くの登山者がくつろいでいました。陣馬山の山頂は、周囲全体が見渡せる眺望の良い場所で、高尾山系の中で最も景色が良い場所です。







 富士山が良く見える場所にシートを敷き、長閑な秋の景観を楽しみながら昼食をとりました。この子の上の兄弟たちは、和田峠の茶店まで車で来て、良くこの陣馬山の山頂で遊びました。

 明王峠まで行って、そこからしばらく歩いた先の底沢峠から陣馬高原下のバス停まで行く途中に、辻野養魚場があり、釣りもできます。3年前に景信山を経由して、この養魚場を通るコースで歩きました。山歩きと釣りが楽しめるコースです。





 ちょっと疲れ気味でしたが、釣りを餌に歩かせました。下りの針葉樹林帯は、時間よりも早く薄暗くなります。登山路が終わると舗装された林道となります。養魚場に私たちが到着したのが2時50分で、3時まで釣りをすることができることが分かり、10分ほどの釣り時間でした。

 私は釣りをせずに、針に餌を付け、釣り上げた魚をはずす役割に徹しました。動物好きな子ですので、釣り上げた魚を早く針から取ってほしくて、「お父さん、早く取って!」と叫びます。6匹のニジマスをゲット。入れ食い状態でした。陣馬高原下のバス停の時間が3時25分でしたので、その場で食べずに、処理してもらってそのまま持ち帰りました。

 「しっかりと食べてあげないと、かわいそうだよね。」と言いながら、食べ物の大切さを教えました。秋晴れの休日を、有効に活用した一日でした。


ニジマスは、甘露煮にして食べました。圧力鍋を使いましたので、骨まで柔らかくなり、全て食べることができました。

【標準的な歩程時間】
陣馬山登山口バス停~1.40~陣馬山山頂~0.40~明王峠~0.10~底沢峠~0.40~辻野養魚場~0.15~陣馬高原下バス停

 神馬山の名前の由来は、北条氏の滝山城を攻めた武田氏が陣を張った「陣場」説、カヤ刈場であったことから「茅(チガヤ)場」から音が変化したとの説、馬の陣を張ったことから「陣馬」の文字が使われた説とがある。 1960年代後半に京王帝都電鉄(現:京王電鉄)が、観光地として売り出すために山頂に白馬の像を建てて象徴化したとのことである。

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マッキーの山登り:秋晴れの高尾山を歩く

2017年10月01日 | 日帰りの山登り



 
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 秋晴れとなった神無月1日(日)、久しぶりに山歩きに出かけました。私にとって、最も気軽に歩ける山は、高尾山。今回は、小学3年の娘と、稲荷山コースで登り、吊橋コースで下り、リフトで下りるお気軽ハイキングコースです。





 早朝は、秋らしい涼しさでした。けれども、歩き始めるとやはり暑苦しくなります。秋と夏が併存する季節と言えるでしょう。稲荷山コースの途中にある東屋は、適切な休憩地点です。多くの登山者が、秋晴れのハイキングを楽しんでいました。



 この時期の高尾山には、出会いたい昆虫がいます。今回も、一頭ですが、出会うことができました。それが、下の画像の蝶です。名前は、アサギマダラです。この蝶は、海を渡る蝶として有名です。こんな小さな体で、驚くほどの生命力だと感動します。

アサギマダラに関する以前のブログです。興味ある方は、御覧ください。

マッキーの山登り:初秋の高尾山

マッキーの随想:自然は不思議なことばかり…秋の山の話

マッキーの随想:生きる力を学ぶ…チョウや植物から




 このコースは、高尾山頂上手前に、長い階段があります。そこは、自分の現在の体調を判断する場所でもあります。頂上から、富士山が影絵のように見られましたが、これから、富士山が奇麗に見られる季節となります。





 頂上で昼食をとりました。天候も、気持ち良い季節となりましたので、シートを広げて宴会をしているグループも見られました。下の画像のように、高尾山のような低山の山歩きには、最適な季節になりつつありますので、多くの人たちが登っていました。





 下りは、吊橋コースを歩きました。ケーブル乗り場で、ソフトクリームを食べ、リフトを使って下りました。





リフトの麓駅がリニューアルして、花で飾られていました。ムササビの銅像の前で一枚。






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マッキーの山登り:西吾野駅~高山不動~関八州見晴台~白滝~不動滝~大滝~西吾野駅

2017年07月04日 | 日帰りの山登り



 
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 7月2日(日)、奥武蔵の山を一人で歩きました。今回の山歩きは、奥武蔵有数の古刹・高山不動に詣で、関八州見晴台で昼食をとった後、帰路は白滝・不動滝・大滝と三つの滝を巡り、出発点の西吾野駅まで歩くルートでした。





 西吾野駅に9時20分に到着。駅からしばらくは舗装した道を歩きます。高山不動の道しるべがある橋を渡り、間野集落の細い坂を上ります。突き当りの民家を左に巻くように進むと、登山路になります。登山路は、湿度が高く蒸し風呂状態で、歩きながらちょっと息苦しささえ感じました。



 杉林から、広葉樹も交じる登山路となり、どんどん高度を上げていきます。かつて茶屋だったという建物のある萩の平を過ぎると、勾配も若干緩やかになります。滝の道分岐からは、下りとなり高山不動直下を直進する道を選ぶと、名物・大イチョウが生えている広場に着きます。下の画像のように、根元周りもかなりの長さがあります。





 この大イチョウは、推定樹齢800年と言われる大木で、後ろに回り込むと露出した根から、画像のように気根が幾つも垂れ下がっています。この気根からイメージしたことだと思われますが、産後にこの大イチョウに祈願すると乳の出が良くなると言い伝えられ、「子育てイチョウ」とも呼ばれているそうです。





 この広場から、110段の急な階段を登ると、高山不動の不動堂が建っています。656年創建と言われる古刹です。お参りした後、右手に不動堂を回り込むように歩くと、関八州見晴台への道となります。しばらく、舗装された車道を歩きます。奥武蔵グリーンラインと交差する所にあった茶店跡の右手に登山路があります。しばらく登っていくと再び奥武蔵グリーンラインに合流します。右手に少し歩くと、関八州見晴台入口の石碑がありますので、そこから再び登山路に入り、少し登れば到着します。





 関八州見晴台には、高山不動尊奥ノ院の祠が建っています。その横には、東屋もあります。かつては、関八州(関東一円)が見渡せたことから名付けられた場所です。現在は、半分は灌木に囲まれていますが、奥多摩や奥武蔵の山々を一望することができます。





 ここで昼食をとった後、再び同じ道を通り、滝の道分岐まで戻ります。ここから、往路に使った登山路の北側にある登山路(滝の道)を選択します。この登山路には、3つの滝に通じる分岐があります。ただし、道を間違えたのではと心配するほど分岐から歩く必要のある滝もありました。それぞれの滝は、この登山路に面してあるわけではありません。

 まず最初の滝は、白滝です。小川に架かった橋を渡ったら、道標に従って右手に歩きます。最近の雨天のせいで、滑りやすくなった細い道を注意しながら歩くと、下の画像の白滝に到着します。岩肌を這うように滝が流れていました。、



 次は、不動滝です。滝の道標から山腹を巻くようにかなりの距離を歩きます。途中、道を間違えたのではと、不安になるほど歩きました。しかし、不動滝は、水が枯れてほどんど流れていませんでした。



 最後は、大滝です。道標に従って、稜線から谷底まで急で滑りやすくなった細い道を下ります。谷川に到着したら、左手に歩くと直に大滝があります。今回の三つの滝の中では、一番大きな滝でした。落差15mで三段に流れ落ちる滝です。

 滝巡りは、滑りやすい登山路となりますので、滑落しないように注意して歩く必要があります。実は、家族に行き先を告げずに、今回の山歩きに来てしまいました。滑落したら、発見までにかなりの時間がかかるだろうと思うと、より一層気を付けて歩きました。山歩きには、必ず行き先を家族に告げて出発しましょう。





 大滝分岐まで戻り、沢沿いの道をしばらく下っていくと、舗装道路に出ます。左手に針路を選択して、しばらく歩くと、間野集落に到着し、今朝通った分岐を左手に見ながら、往路と同じ道を再び西吾野駅に向かって歩きます。

 前回わらび採りに出かけた折、体力が大変落ちていることに気付きました。8月の北アルプス夏山登山の為に、体力増強が必要と感じて、今回の山歩きをしました。大変気温が高い日でしたが、それも役立っただろうと感じています。標準的な歩行時間は、4時間50分で、滝の分岐からの時間も加味すると、それに1時間ほどプラスされるでしょう。

【標準的な歩程】

西吾野駅~1.00~萩ノ平~0.35~高山不動~0.30~関八州見晴台~0.25~滝の分岐点~0.40~白滝~0.40~不動滝~0.40~大滝~1.10~西吾野駅 (約5時間)

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マッキーの山登り:今年のわらび採り

2017年06月14日 | 日帰りの山登り



 
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 6月11日(日)、恒例のわらび採りに、山菜師匠の山縣さんと出かけました。クマが出没するという注意が出ている山に、山菜採りで分け入る人もいます。季節の旬を味わうために、命懸けで食材を調達することもあります。ただ、私たちが出かける山は、そうした危険を過去も現在も聞きません。ただ、今回野生のシカに出くわしました。

 ただし、一般の登山道の他に、藪に入り込む処もあり、比較的登山者の少ない場所です。登り始めの登山路には、民家が点在していて、その道端では、ミツバが収穫できます。他の場所でも、ミツバが生えている場所は、山道でも民家付近が多く、かつて人為的に種が蒔かれたのかもしれません。間伐した針葉樹林を抜けて、低木の雑木林を越えると、カヤの藪の中に、わらびが密集して生えている場所があります。

 下の画像の植物は、上がユキノシタ、下がウツギの花ですが、花弁の開きが大きいので、マルバウツギだったかもしれません。三番目が、雑木林の小道を歩く山縣さん。







 今年は、例年になくこの場所のわらびは不作でした。このカヤを越えると、山椒の木が多くあり、青山椒を収穫することができます。今回の山菜採りでは、ミツバ・わらび・青山椒を収穫することが目的でした。

下の画像のように白化した葉が特徴のマタタビの木も多数ありますので、秋にはマタタビの実の収穫もできるのではと思っています。けれども、この場所には、初夏のわらび採り以外には訪れたことがありません。







 上の画像の花は、コアジサイの花と、ガクウツギの花です。

 収穫後、しばらく歩いて尾根道に到達します。この尾根道に、近年わらびが多数生い茂るようになりました。これは、中腹のわらびを収穫後に、この尾根道を歩きまわった結果、わらびの胞子を拡散させたのだろうと思われます。山縣さんの業績と言って、過言ではありません。今年は、例年以上に、この尾根道のわらびが豊作で、中腹の主たるわらび場の不作を補って余りある成果となりました。

 この尾根道のわらびが生えている場所に、とても珍しいものを山縣さんが発見しました。それは、下の画像のような野鳥の巣です。ちょっと無防備な場所でしたが、その巣の中に6個の白い卵が入っていました。ウズラの卵ほどの大きさでした。6個というのは、ちょっと多い数のように感じました。

 ただし、気がかりなのは、周囲に全く親鳥の気配が感じられないことと、巣の場所があまりに無防備な場所だったことです。巣から20mほどの距離の所で昼食をとりましたが、その間に親鳥が戻ってきた様子はありませんでした。何らかの理由で、遺棄されたのでしょうか。





 今回は、運動不足で、体力が落ちていることは自覚していました。案の定、下りの登山路で、足に力が入らず苦戦。一般道手前の階段状の登山路で、前に出した足の力が無くなり、そのまま前に転倒。もっとまずいことに、起き上がろうとしましたが、足の力がエンプティ。みっともない状態を他の登山者に見られたくないという感情と、ここまで頑張って歩いている登山者は、あまりいないだろうというちょっとした自負も感じながら、やっとの思いで、立ち上がりました。、このように、今までには思いもよらない状態での転倒を経験すると、加齢を自覚せざるを得ません。本格的な登山路で、こうしたことが起きれば、ただでは済みません。



 鳥の巣の下の画像は、ヤマボウシの花。上の画像は、杉林からゴールの奥多摩湖が見えています。下の画像は、一般道から散策路へ通じる、清流に架かる木橋を渡る山縣さん。



 8月の中旬には、山縣さんと、北アルプスの裏銀座ルートを歩く予定です。このコースのスタートは、日本三大急登として知られるブナ立尾根です。それまでには、体力を強化しておく必要があります。ちょっと日本の山の急登について、付録を記しましょう。

「日本三大急登」・・・甲斐駒ヶ岳に登る黒戸尾根、谷川岳に登る西黒尾根、北アルプス烏帽子岳に登るブナ立尾根

甲斐駒ケ岳は、北沢峠側からの登山をしました。黒戸尾根は、最もキツイ急登と言われています。谷川岳の西黒尾根は、二十代の紅葉見ごろの頃、地下階段の土合駅からスタートして、西黒尾根を経由して谷川岳に登り、一ノ倉岳・茂倉岳を経由して反対側の土樽駅まで歩きました。陽もとっぷりと暮れる頃、駅に到着したことを覚えています。ブナ立尾根は、今年の夏に挑戦。

「北アルプス三大急登」・・・烏帽子岳に登るブナ立尾根、剱岳に登る早月尾根、燕岳に登る合戦尾根

剱岳は、早月尾根ではなく、反対側のメインコースの山荘を未明にスタートして剣岳に登った後、下山して仙人池ヒュッテまで歩き、翌日に欅平まで歩きました。燕岳の合戦尾根は、繰り返し登っていますが、教室の山登り新人2名を連れて表銀座縦走した時などにも登っています。

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マッキーの山登り:今年の山菜山行

2017年04月25日 | 日帰りの山登り



 
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 本格的な春がやってくれば、お花見などを理由として、多くの方が屋外で食事やお酒を楽しむ気候となります。4月23日(日)、私の山菜師匠・山縣さんとその友達の新ハイのKさんと、小学3年生の娘と私の4人で、恒例の山菜採りに出かけました。

 山縣さんのグループは、ある場所で山菜採りを長年行っていて、その中心メンバーが八十代を越えてしまっていて、最近は参加されていません。私は新参者ですが、それでも十年ほどこの春の山菜採りを楽しみに参加しています。

 比較的都内から近場で、モミジガサ・ハナイカダ・ミツバ・ヤブレガサ・ゼンマイ・タラの芽などが十分に収穫でき、採り立ての山菜を酒の肴に、宴会場と呼んでいる山の中腹で宴を楽しみます。今回、カメラの記憶媒体との接続不良で、撮った画像が見当たらずに、ブログにはわずかな画像となります。

 地下鉄新宿線が人身事故でダイヤが乱れ、予定していた新宿駅でホリデー快速に乗車できずに、私たち2人はだいぶ遅れて目的地の駅にたどり着きました。駅からしばらく舗装道路を歩き、山道に入ると至る所にヤマブキが枝垂れるように咲いていました。

 林道の道端には、ミツバが生えていて、早速それを採りながら進みました。モミジガサは、東北地方ではシドケと呼ばれ、最も人気のある山菜です。モミジガサは、葉が開く前は傘のように折りたたまれていること、葉が開くとモミジ葉の形に似ていることからそう名付けられています。独特の香りと苦みがあり、おひたしにすれば、野菜にはないほろ苦さと歯ごたえは、山菜を食べた実感を得られます。ヤブレガサの葉が広がる前の状態のものも、山菜として食べることができます。





 宴会場の周囲は、黄緑色の新緑で囲まれていました。今回のメインディッシュは、「山菜すき焼き」です。牛肉とたっぷりの山菜を入れて食べる料理は、酒も適当に回って、とても美味しく食べることができます。3年生は、飛んできた甲虫が気になり、戯れていました。







 このグループは、おにぎりを各自1個程度出し合って、様々なおにぎりが混ざったチャーハンを作って食べることが伝統となっています。云わば「闇鍋」の趣向の食べ方です。自然の中で食べる食事やお酒は、周囲のシュチュエイションが特別な調味料となって、その美味しさを倍加させます。

 登山路の足元には、様々な植物が花を咲かせています。下の画像は、イカリソウマムシグサの花です。家庭でも、しばらく山菜を食材とした料理が続きます。





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マッキーの山登り:湯河原駅~城願寺~城山~しとどの岩屋~湯河原梅林~鍛冶屋バス停

2017年03月21日 | 日帰りの山登り


 
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 3月20日(春分の日)、山菜師匠山縣さんと山歩きに出かけました。行き先は、相模湾と湯河原を見下ろす低山の城山。その他、源頼朝所縁の史跡を辿りました。昨年もこのエリアを歩きましたが、山登りと言うよりは、家族連れで長閑な春を楽しむハイキングコースです。

 湯河原駅から15分ほど歩いた場所に、城願寺というお寺があります。約800年の昔、源頼朝を庇護した勇士豪族土肥次郎実平の菩提寺であり、境内に樹齢800年の天然記念物びゃくしんの巨木が生えています。頼朝が石橋山合戦に出陣するにあたって、後世のために植えたものであると言われています。

【ビャクシン】
 ヒノキ科の植物で、宮城県から沖縄までの海岸沿いに分布する常緑針葉樹。樹高は、ハイネズの様な低潅木からイブキの様な高木まで様々である。匍匐性の品種も見られる。滋賀県の伊吹山にちなんだ別名「イブキ」が有名だが、伊吹山のものは自生ではなく、植栽されたものとする説もある。 建長寺・円覚寺などの鎌倉の寺社に、推定750年ほどの古木が存在する。





 民家の間を抜ける舗装道路を道なりに歩き続けます。山頂近くになると、舗装道路に沿うように登山路がありますので、そちらを歩きます。途中、開けた場所からは、真鶴半島や相模湾を見渡すことができます。天気が良ければ、とても開放的な気分になれるでしょう。





 駅から1時間半程で、土肥城址の碑文が建っている城山山頂に到着しました。周囲は開けて気持ちの良い山頂です。相模湾、伊豆半島、初島、大島までもが一望できる眺望は、気分を晴れやかにすることでしょう。

 少し早めの昼食をとっている間に、幾組かの家族連れも到着しました。バスを使って反対側から登ってくると、突然相模湾が広がる眺望を目の当たりにするので、その景色に感動しているようでした。湯河原駅側に下って、「温泉に入って、ラーメンを食べたい。」と、家族連れの一人がしゃべっていました。家族でそんな休日を過ごすのも良いでしょう。





 頂上の脇に、硯石という岩があります。それは、源頼朝が力試しに石を力一杯踵で蹴ったところその石に踵の跡が付き、 その跡が硯石に似ていることから硯石と言われています。 1930年頃まで夏の日照り続きの時、お年寄りがその硯石を水で洗い雨乞をしていたとも言伝えられています。硯石の伝説は、若干眉唾物ですが、この地域では、英雄源頼朝をサポートしたという意識がとても強く、その痕跡を残したいと考えたために、頼朝関連の史跡が数多く残っているのでしょう。

 昼食後、この硯石の脇からしとどの窟への登山路を下り始めました。登山路のほどんどは、石畳となっていて、整備されています。しとどの窟のバス停まで下り、そこでヘアピンカーブして下の道を行くと、隧道があります。そこを抜けると、しとどの窟への入口があります。

 しとどの窟とは、治承4年8月23日、源頼朝が石橋山に旗揚げ、翌24日に交戦の末、大庭景親の軍勢に敗れ再興の機をうかがうため隠潜したがん窟。吾妻鏡にいう山中の岩屋、源平盛衰記に出てくる「しとどの窟」で、付近には、地蔵信仰の霊地で弘法大師石仏群など数多くの石仏地蔵があります。

 



 入口から、画像のように石灯籠や地蔵が設置されている急な下りをしばらく行くと、「しとどの窟」に到着します。単なる頼朝が隠れた岩窟と言うよりは、この場で再起した頼朝にあやかろうというのか、庶民の信仰の場といった雰囲気が漂っている、パワースポットでした。武家初の政権を鎌倉で打ち立てた頼朝に関係する場所が、鎌倉幕府成立後に庶民が崇める場所となっていったのでしょう。





 しとどの窟からちょっと戻った場所に、湯河原梅林への分岐があります。そこから私たちは梅林へ向けて下りの登山路を歩きました。この登山路は、一方が崖の狭い下りの登山路の場所もありますので、子連れのハイカーは注意が必要です。湯河原梅林の周辺は、幕山公園として整備されています。昨年は、ここから幕山に登り、南郷山を経由して歩きました。

マッキーの山登り:湯河原~鍛冶屋バス停~幕山登山口~幕山~南郷山~鍛冶屋バス停





 梅林は、満開を過ぎてまばらに梅が咲いていました。幕山に登った登山者や、この周辺を散策した家族など、それぞれに春を楽しんでいるようでした。実は、私たちにはもう一つこのコースを歩いた目的がありました。それは、自宅前に無人の売店を設けて、地元で採れた柑橘類を破格の値段で売っています。それをお土産に買って帰ることでした。ほぼ一袋100円。帰りのリュックは、ミカンで満杯。重くなった荷物を背負って、鍛冶屋(五郎神社)のバス停まで歩きました。

 このエリアの山は、南方に相模湾を見渡せ、春にはとても長閑な山歩きができます。東京からですと、交通機関にちょっと時間がかかりますが、家族連れのハイキングには、とても良いエリアです。そして、この時期には、無人の売店で柑橘類を買う楽しみもプラスアルファできます。







【標準的な歩程】

湯河原駅~0.15~城願寺~1.00~城山山頂~0.40~しとどの窟~0.40~湯河原梅林~0.30~鍛冶屋バス停


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マッキーの山登り:飯能駅~天覧山~多峰主山~永田大杉バス停

2017年03月06日 | 日帰りの山登り

  

 
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 奥武蔵の山々の入口にある飯能駅から歩ける山として、今日の山々があります。子連れの家族を多く見かけた山歩きでした。3月5日(日)、小学2年生の娘とこれらの山を歩きました。

 3月に入って、春めいてきた低山を歩く、お気軽山歩きでした。ただ、花粉症の私は、下山後にくしゃみと鼻水に悩まされましたが。

 飯能駅から30分ほど歩くと能仁寺という寺があります。梅や桜が咲いた境内を散策した後、その寺の脇から続く天覧山への道を進みました。舗装道路の終点に天覧山中段という場所があり、ベンチやトイレが設置されています。



 天覧山中段から、本格的な登山路となります。直ぐに分岐がありますが、左手を選びます。山の斜面に十六羅漢像が点在しています。そこを過ぎると、ちょっとした岩場があり、登りきれば天覧山山頂(てんらんさん・197m)です。

この十六羅漢像は、徳川五代将軍綱吉の病気平癒のお礼に、生母桂昌院が十六羅漢の石仏を奉納したそうで、その後この山は羅漢山と呼ばれるようになったそうです。







 低山ですが、飯能の市街だけではなく、条件が良ければ関東平野を一望できるということです。明治天皇がこの山に立ち寄り、山からの景色に感動されたことが、現在の山名の由来となったということです。





 天覧山から、急な下りの先に、湿地帯があります。そこを過ぎると、見返り坂の登りが続きます。登りきると、平坦な雑木林の中の登山路となります。分岐を左手に採り、涸れることなく水が湧き出しているという雨乞池に立ち寄りました。直径20mほどの雨乞い池では、かつては雨乞いが行われていたそうです。そこから、階段を登りきると多峰主山(とうのすやま・271m)の山頂に到着します。天覧山と同様に、低山ですが展望がすばらしい山頂です。

 途中の「見返り坂」は、源義経の母・常盤御前が、あまりの景色の良さに振り返りながら登ったといわれています。常盤が丘と呼ばれる丘には、常盤御前の墓と伝えられる、宝篋印塔が存在しています。 見返り坂の付近では、牧野富太郎博士により新種のササが発見され、当地の名前をとって「ハンノウザサ(飯能笹)」と名付けられました。1941年に自生地は埼玉県指定天然記念物になり、現在も保護されています。







 家族やカップルで、常連らしい人たちが多いように感じました。春の陽だまりハイクには最適な低山です。気持の良い陽だまりと、爽やかな展望を味わいながら、昼食を楽しんでいる人たちが多くいました。山名の案内板の下に、温度計が設置されていましたが、およそ15度を指していました。



 多峰主山からの下りの途中に、御嶽八幡神社があります。また、ひょうきんな木製の人形が設置されている場所もあります。山頂から40分ほどで、バス停に着きます。そこから少し先に、四里餅(しりもち)という名の銘菓が売られている和菓子屋があります。そこまで行って四里餅を買って、飯能駅まで行くバスに乗りました。

【四里餅とは】
今を遡る百余年、この名栗川を西川材が筏に組まれて盛んに切り出される頃、四里の急流を竿一本であやつることは大変むずかしく、特にあづま峡に入ると岩数も多く、筏師の難所といわれました。
丁度その頃、あづま峡付近の小さな茶店で餅を売る親爺があり、筏乗りはいつもこの餅を食べ(しりもち)もつかず、いかなる難所も一気に乗り切ったという話が伝わっており、古来より西川名物の一つに数えられるようになったということです。食べてみれば、いわば大福餅ですね。山歩きをした後は、とても美味しく味わえます。

 バスの車内も、電車の外壁にも、アニメを主題とする画像が貼られていました。お土産の四里餅を家でよく見ると、練餡と粒餡では、餅の上に付けられた四里という印の向きが異なることが分かりました。私たちは、お土産以外に買った四里餅を、バス停で食べました。日頃は餡が好きではない娘も、美味しそうに食べていました。







【標準的な歩程】

飯能駅~0.30~能仁寺~0.20~天覧山~0.50~多峰主山~0.40~永田大杉バス停

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マッキーの山登り:御岳神社(御岳山)~日の出山~つるつる温泉

2017年02月13日 | 日帰りの山登り

  

 
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 早朝6時、アラームが鳴りました。2月11日(祝日)、奥多摩の入門コースとして、子連れも多い御岳山~日の出山コースに、小学2年生を連れていくので早起きしたのです。ただ、前日の全国的な降雪で、足下が気になりましたし、一年で一番寒い時期でもあるので、ちょっと迷いました。けれども、冬の山を体験させるのも良いかなと考え直して連れて行くことにしました。またこのコースの最後に、つるつる温泉という日帰り温泉施設がありますので、温泉好きなこの子も喜ぶと思いました。

 新宿からホリデー快速奥多摩に乗り、御嶽駅からバスでケーブル下へ行き、ケーブルに乗りました。ケーブルカーで上るに従って、周囲が雪景色に変化し、それを見た小学2年生は喜んでいました。





 ケーブル駅から参道を歩きますが、神社に近づくにつれて、周囲は雪景色になってきます。小学2年生は雪を見て喜んでいましたが、スニーカーを履いていましたので、できるだけ雪の上を歩かないように注意しました。

 山に登っていると、スニーカーを濡らして寒々として歩いている子どもを見かけることは稀ではありません。山に子どもを連れて登る時は、季節や天候と子どもの履物の関係をしっかりと理解しておく必要があります。今回は、思っていた以上に雪が多かったので、子どものスニーカーが心配で、予定コースを歩くのをちょっと躊躇するほどでした。





 御嶽神社の左手から奥に進むと、御岳山の山頂があります。この後、再び茶店が並んでいる場所まで下り、そこから日の出山へのコースを辿りました。スニーカーに雪が付いて、それが溶けるとビショビショになってしまいます。そうならないように、雪の上を歩きたがる2年生に対して、出来る限り人が歩いた場所を通るように注意しました。

御嶽神社・・・
崇神天皇7年(紀元前91年)の創建とされ、天平8年(736年)に行基が蔵王権現を勧請したといわれる。文暦元年(1234年)に大中臣国兼が荒廃していた社殿を再興し、以降は修験場として知られ、関東の幕府や武士から多くの武具が奉納される。慶長10年(1605年)には大久保長安を普請奉行として本社が、元禄13年(1700年)には弊殿と拝殿が建立された。

 盗難除け・魔除けの神「大口真神」は江戸の昔から「おいぬ様」として親しまれ、広く信仰されてきた。近頃では、おいぬ様にちなんで、ワンちゃん達の来山が非常に増えてきている。 この「おいぬ様」は、実は《犬》ではなく、《日本狼》である。今は絶滅したと言われているが、御岳山にも一昔前までは、狼たちと共存して生活していた。狼は怖い存在で有りながら、畑を荒らす害獣を食べてくれる有難い存在でもあったのだ。





 御嶽神社からおよそ1時間ほどで、日の出山の山頂にたどり着きます。ここで昼食をとりました。昨年の12月にもこのコースを歩きましたが、その時頂上は家族連れでいっぱいでしたが、季節が季節ですので、今回は頂上で子どもは見かけませんでした。

マッキーの山登り:白岩の滝バス停~麻生山~日の出山~御岳山~御嶽駅





 昨年の12月に登った麻生山方面の、樹林と雪が織りなす景色(上の画像)を、小学2年生は綺麗だと言っていました。日の出山からつるつる温泉までは、主に下りで1時間30分ほどかかります。スニーカーを濡らすことなく、無事につるつる温泉に到着。この温泉は、アルカリ性の湯なのか、確かにつるつるした感触があります。

 厳しい季節の山歩きでしたが、日頃の生活では体験できない雪の世界を歩くことができ、「北海道みたい。」と言いながら、小学2年生は楽しんで歩いていました。





【標準的な歩程】

ケーブル駅~0.25~御嶽神社~0.50~日の出山~1.30~つるつる温泉

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マッキーの山登り:箱根旧街道を歩き山酒会忘年会に参加

2016年12月23日 | 日帰りの山登り

  

 
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 12月11日(日)、山と酒をこよなく愛する人たちの会・山酒会の山歩きと忘年会に参加しました。山歩きと言っても、今回は箱根の畑宿から元箱根まで、東海道の旧街道を中心に歩くというハイキングでした。総勢21名、殆どが産経新聞社を退職した高齢者。旧街道は、石畳ですが、表面はデコボコしていて、そんなに歩きやすいわけではありません。途中で、車道の側道を歩く場所もあります。





 旧街道の途中に、甘酒茶屋があります。丁度良い休憩場所で、昼食を取ったり、名物甘酒
を飲んだり、気の早い人は焼酎を飲んだりして一時を過ごしました。







この石畳の街道を、昔の人は苦労しながら歩いていたのだろうと、実感することができたのは、貴重な体験でした。







 空からは、白い雪が時折舞いながら降ってきました。天気予報は良かったのですが、やはり山の天気は平地とは違います。昔の人は、道の高低の変化だけではなく、こうした天候の変化にも苦労しながら、この箱根路を歩いたはずです。





元箱根から桃源台までは、海賊船に乗りました。私は、二年ぶりでした。2014年の11月に出かけた時のことは、下のブログに綴りました。

マッキーのお出かけ:日帰り箱根周遊の旅



 桃源台からは、ロープウェーに乗って大涌谷まで行き、乗り継いで早雲山駅まで行きます。大涌谷は吹き出している湯気の量が、二年前よりも明らかに多いのが分かります。







 早雲山駅からは、登山電車中強羅まで行き、かつての産経新聞・宿泊施設の強羅ゆのんへ行きました。早速、天然温泉が引かれた風呂に入り、その後夕食までの時間、持ち込みのさまざまな酒で、酒盛りが始まりました。夕食は忘年会で、盛り上がりました。食後も、集まって酒盛りが始まりました。

 翌日は、他の人と異なり、私は仕事がありましたので、朝食後一人で東京まで戻りました。金時山へ登る人や、ハイキングして箱根湯本へ行くグループもありました。私は、箱根の湯の朝風呂に入り、昼には教室で仕事をしていました。江戸時代、東海道を歩いて旅した人たちとは、時間の感覚が現代では大きく異なることが分かります。

コメント (2)
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