渡り鳥
今年もそろそろ『渡り鳥』がやってくる季節です。
無論この時期に日本にやってくる渡り鳥は、『冬鳥』と呼ばれています。
例えば、『ユリカモメ、マガモ、オオハクチョウ、ツグミ、ジョウビタキ、マナヅル』などが冬鳥と呼ばれる渡り鳥です。
私の故郷新潟市秋葉区の近く、阿賀野市『水原の瓢(ひょう)湖』は、冬の使者ハクチョウがシベリアから飛来することで有名です。
子供が小さかった頃、そのハクチョウを見せるために訪れたことがありますが、そのハクチョウの数の多さに、初めはたじろいでいました。
ところで、今週の小4の理科のテーマが『秋のころ』で、この中で鳥の渡りについて学習しました。
皆さん、以下の鳥の分類を知っているでしょうか。
わたり鳥
夏鳥…ツバメ・カッコウ・ホトトギス・オオヨシキリなど
冬鳥…上に記載したので省略
旅鳥…わたりの途中で日本に立ち寄る鳥
シギ・チドリ・アジサシなど
わたりをしない鳥
留鳥…一年中同じ場所にいる鳥
スズメ・カラス・キジバトなど
漂鳥…季節で、山地から低地、日本の北から南へと、国内を移動する鳥
ウグイス・ヒバリ・メジロなど
渡りをするチョウ
どうして、まず渡り鳥の話からスタートしたかと言うと、まず『渡り』と言えば、想い出すのは『渡り鳥』か、住み場所を転々とする寅さんや、天下って職場を転々と渡り歩く『人間様』です。
しかし、『渡りをするチョウ』のことをちゃんと知っている人は、そう多くは無いと思います。
10月19日(日)、高尾山系の山ヘ、山登りに行ってきました。
登り始めてしばらくすると、至る所にチョウが舞い始めました。
よく見るとこのチョウは、『アサギマダラ』という名の、珍しく『渡り』をすることで知られたチョウでした。
高尾山系に集まったアサギマダラ
アサギマダラは、タテハチョウ科・マダラチョウ亜科に分類されるチョウです。
研究によって分かってきたことですが、夏に日本本土で羽化したアサギマダラは、秋になると南西諸島や台湾まで南下します。
今度は、南西諸島で繁殖した子孫が、春に日本本土に北上して、標高の高い山地に多く生息するようになります。
したがって、北上するチョウと、南下するチョウは『子孫の関係』で、同じ個体が移動する『渡り鳥』の移動とは同じではありません。
そんなチョウが、高尾山系の低山に集合しているのは、『渡り』のためのエネルギー補給のためかなと思います。
これから、あの小さな体で、長い長い旅に出るのです。
この小さな虫の体のどこに、そのようなエネルギーを蓄えているか、不思議です。
人は、いや『虫は見かけによらぬもの』らしい。
秋の恵みに感謝…ムカゴ
この時期、ヤマノイモの『ムカゴ』が、山に出かけると至る所に実っています。
ムカゴは、種子ではなく、ましてや芋でもありません。
なんと不思議な植物の作りでしょう。
この『ムカゴ』は、ヤマノイモだけではなく、様々な植物にできるそうです。
収穫したムカゴ
むかご(零余子)とは植物の器官のひとつで、『栄養繁殖器官』であるそうです。
葉の腋や花序に形成され、植物体から離れ、地面に落ちるとやがて発根し新たな植物体となるのだそうです。
ムカゴ飯のおにぎり
ムカゴは、食べると芋のような味がします。
芋と同じ『デンプンを含む』ので、食べると美味しいものです。
食べ方は、『ムカゴご飯』・『ムカゴの塩茹で』・『ムカゴのフライパン炒り』・『ムカゴの素揚げ』などがあります。
ムカゴの炊き込みご飯…私の昼の弁当になりました
山に出かけて、爽やかな汗を流した後は、
秋の恵みに感謝して、ムカゴを肴に一杯どうでしょうか。
【追記】
後日、ムカゴについて生徒に話をすると、「ぜひ食べてみたい」と言うことになり、塩ゆでのムカゴを作って生徒に試食させました。
石みたい。豆みたい。グリンピースみたい。
もう一つどう? いえ、結構です!
と言った反応でした。
せっかく作ったムカゴの塩ゆでなのだが……
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