長旅で、羽がボロボロになりながらも、1110キロを遙々旅して、奄美の島で捕獲されたチョウの話が、今日の朝刊一面で紹介されていました。
そのチョウの名前は、アサギマダラ。
朝日新聞朝刊
このチョウのことについては、私のブログ2008.10.20「自然は不思議なことばかり…秋の山の話」で紹介しています。
秋の初め、北高尾山系に山登りに行った折、乱舞するアサギマダラを見かけて、そのチョウについてお話ししました。
高尾山系で見かけたアサギマダラ
今回捕獲されたこのチョウは、まず9月下旬に岐阜県下呂市で捕獲されマーキングされました。
その後、高知県でも捕獲されてマーキングされ、最初のマークを付けられて40日後に、今度は奄美で捕獲されたのでした。
海を渡り南の島まで渡りをするこのチョウは、種を保存するという本能で行動しているのでしょうが、驚くべき能力と体力の持ち主です。
やはりこの小さな生命体にとって、海を渡る長旅は、羽がボロボロになるほど過酷なことなのでしょう。
力尽きて、目的地を前に海の藻屑と化してしまうチョウも希なことではないはず。
渡り鳥などと比べ、昆虫であるチョウは、下等でか弱い生き物と見られがちですが、その生命力と能力に驚嘆させられます。
私が高尾山で見かけたアサギマダラは、今頃無事に海を渡り、南の島で花と戯れていることを願います。
今年の秋の山登りで、ヤマノイモの蔓に生えるムカゴについて何回か取り上げました。
このムカゴは、山に出来ると思っていましたが、下の写真をご覧ください。
ハート形の葉が特徴のヤマノイモ
町の駅の植え込みの中に、特徴的なハート形の葉が黄葉しているではありませんか。
そして、おまけにツルに立派なムカゴを付けて。
ツルに実ったムカゴ
何の因果か、都会の植え込みに生えたこの植物は、ツル植物として、剪定の時に雑草として刈られてしまう運命にあるかも知れません。
都会育ちの塩ゆでムカゴ…味はグー!
それでも、ぽろりと地に落ちたムカゴから、またこっそりと芽を出して、来年の秋にはあのかわいらしいハート形の葉に隠れて、美味しいムカゴを実らせて欲しいと願っています。
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