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「ブログ人」終了なので引っ越してきました。

大銀杏のように

2011-03-27 | ニュース

あの震災から2週間ほど経ちました。
犠牲者は増える一方、その上原発も先行き不透明な状態、こちらも計画停電や放射性物質などで落ち着かない日々が続きますが、なんとか日常を取り戻しつつあります。
こちらも実際に大きな揺れを経験したというのと、毎日のようにニュースで伝わってくる震災の被害状況にショックを受けてやや呆然としているさなかに見つけたのが、今年1月に初詣に行ったときに買った、鶴岡八幡宮の大銀杏のお守り。
数日前の新聞のコラム読むまですっかり忘れていたけど、大銀杏が倒れたのが去年の3月10日だったそうで、そのほぼ1年後に大震災。大銀杏はしばらくたって根元や植えられた幹の一部から新芽が出てきてすくすくと育っています。
実際に初詣に行ったときにも見たのですが、予想以上に元気な新芽が競うように伸びてきていて、自然の力のすごさを感じたのでした。
大銀杏も復活しようと頑張っている、被災者も立ち直ろうと頑張っている。自分も何とか頑張らないと…と、大銀杏のお守りを見つつ思っています。

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東北関東大震災の日

2011-03-20 | ニュース

3月11日は普段通り職場で仕事中でした。

午前中は作業が上手くかみ合わず若干遅れ気味で午後で午前中の分を挽回すべく頑張っていたところ、ちょっとした揺れ。
「どこか遠くの方で大きな地震かなぁ」と思ったのもつかの間、だんだんと揺れが大きくなり立っているのがやっとなくらいになり、職場内は停電。さらにものがどんどん倒れ始めてこれ以上強くなったら建物が崩壊するなというぐらい激しい揺れでした。

幸い揺れは建物が壊れる前におさまったのですが、点呼や安全確認の後課長の指示で外へ避難。とりあえず従業員は全員無事だったようですが、敷地内や前の道路は液状化でぐちゃぐちゃになっていました。しばらくその場で待機という事になり待っていると近隣の会社からも脱出してくる従業員が見えたり、上空を自衛隊の輸送機が低空飛行していたりとなんだか物々しい雰囲気。

停電もしているし仕事にならないという事で帰宅指示が出ました。着替えるためにロッカールームに戻ったところまた大きな揺れ。急いで着替えて駐車場に向かうも、激しく液状化で一部通行不能な通路があったりしたので、パレットを敷いて応急通路を作ってくれるのを待って行ってみると、駐車場も液状化で大きく亀裂が走ったり陥没箇所があり、タイヤが半分近く水につかった車もありました。
幸いこの日はいつもと違う場所に駐車したので無事でしたが、駐車場から道路に出るといつもの経路は泥で水没、ならば反対側…と向かうとこちらは大きな段差ができていて通行不能。もう一回泥の方に引き返して通ってみたら何とか通過できました。

職場から埋め立てられたとおぼしきエリアは停電していたようで、非常用電源を備えていたっぽい国道との大きな交差点以外信号も消えていたのですが、京葉道路を越えると電気は来ていたらしく、信号も普通に点灯してました。ただ、液状化で波打った道路や縁石がぐちゃぐちゃの歩道、それからブロック塀が倒れたり傾いたりしている家が散見されたり、駅周辺ではショッピングセンターから避難した人たちが公園や広場に集まっている姿を見るなどやっぱり非常事態なんだと認識。

何とか自宅に着くと、家族は無事。家もσ(^^♪の部屋で本棚から物が散乱した以外目立った損傷もなくライフラインも生きていたのですごく安心しました。

帰宅途中にラジオを聴いていたので、東北地方でとんでもない事が起きているのはだいたいわかっていたけど、改めてテレビを見ると映画でしか見た事のないようなことが、ゆかりのある場所で現実に起きているというショックを感じずにはいられませんでした。

その後も大きい余震が続いたり、大津波警報がなかなか解除されなかったり、一時は日本のすべての沿岸に津波警報や注意報が発令されたり、さらに福島第一原子力発電所の事故など未だかつて経験した事のない事態にただただ呆然とするしかありませんでした。

震災から1週間以上過ぎて、こちらはだいぶ落ち着きを取り戻しつつあるようですが、これからどうなっていくのか不安な日々を過ごしています。