漢方の効果が出るまでの時間。

漢方の効果が出るまでの時間。

〇急性期

風邪などの身近な急性病には、速効性が期待出来ます。風邪の引き始めに、たった一服の葛根湯で良くなったという話は少なくありません。一般的な急性病なら1〜3日、急性病が少し長引いたものなら3〜5日ほどで治ることが多いのです。

〇慢性期

慢性病病気によりますが、2〜3週間以内に効果に気づくケースがよくあります。ただし、効果が出るのが遅い場合、効果に気づきにくい場合、こじらせて治りにくい場合があるので、１つの薬を2〜3カ月程度試してみるといいでしょうね女性の月経に関する症状の場合は、遅くとも3〜4回の月経の状態を観察すれば、効果のほどが分かります。

〇難病

いわゆる、難病の中にも、漢方が効果的なものがあります。例えば、全身性エリテマトーテス、潰瘍性大腸炎なども、漢方を試してみる価値があります。難病の場合、漢方の服用期間も長くなりがちです。まずは少し長めの観察期間をもってみましょう。

〇体質改善

虚弱体質、アレルギー体質、冷え症などの体質改善にも、漢方は役に立ちます。持って生まれた体質に、加齢と、過ごしてきた環境の影響を受けて、長年かかって今の偏った体質が作られているのですから、その体質を改善するにも時間がかかります。

 

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