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皮膚病(尋常性乾癬、アトピー)専門神戸寶元堂薬局ブログ

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薬膳料理はなぜ色彩豊かなのか?「五色」が意味する健康哲学

2025-04-06 07:24:24 | 出張相談

薬膳料理はなぜ色彩豊かなのか?「五色」が意味する健康哲学

薬膳料理の特徴の一つに、鮮やかな色彩があります。赤・白・黒・黄・緑の五色を基本とし、これらがバランスよく使われるのが理想的とされています。この「五色」には、古代中国から伝わる深い健康哲学が秘められています。

漢方医学や薬膳の基本となる考え方の一つに、「五行説」があります。これは自然界や人体の全てを「木・火・土・金・水」の五つの要素に分類し、それぞれが互いに影響を与え合って調和すると考える理論です。五色はこの五行説に対応し、それぞれの色が特定の臓器や機能を整える役割を担っています。

赤色の食材は「火」に属し、主に「心臓」と血液循環の健康を促進します。例えばトマトやニンジン、赤ピーマンなどには、心臓や血管を保護する抗酸化物質が豊富に含まれています。

白色の食材は「金」に属し、肺や呼吸器系の機能を高める働きがあります。大根、白菜、蓮根などの白い野菜は、気管支や肺の潤いを補い、呼吸器系の炎症を鎮める効果があります。

黒色の食材は「水」に対応し、腎臓や泌尿器系、生殖機能を強化するとされています。黒ごま、黒豆、昆布、椎茸などがあり、これらは体内の老廃物を排出し、アンチエイジング効果や滋養強壮に優れています。

黄色の食材は「土」に属し、消化器系、特に胃や脾臓の働きをサポートします。かぼちゃ、さつまいも、とうもろこしなどの黄色い食材は胃腸を温めて消化吸収を助け、体力を回復させる力があります。

緑色の食材は「木」に対応し、肝臓や胆のうの機能を整えます。ほうれん草、小松菜、ブロッコリーなど緑色の野菜は肝機能を活発にし、解毒作用やストレス軽減の効果があります。

薬膳料理において、この五色を意識的に取り入れることは、五臓のバランスを整え、全身の健康を促進する重要な秘訣となっています。また、色彩豊かな食事は視覚的にも食欲を刺激し、心理的な満足感も得られるため、健康増進と精神的な安定を同時に得ることができます。

古代中国では、皇帝や貴族の食卓にも、この五色の哲学が反映されていました。季節や体調に応じて色彩を変化させ、病気の予防や長寿を促していたのです。

現代の薬膳料理でもこの知恵が受け継がれ、日常の食生活の中で無理なく健康管理を行う手助けとなっています。食材の色彩を意識しながら調理することで、誰でも手軽にバランスの良い薬膳食を楽しむことが可能になるのです。

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