一法学生の記録

2014年4月に慶應大学通信部に進んだ法学生の記録である
(更新)2017年4月に神戸大学法科大学院へ進学しました。

 最近の読物。

2015-05-03 22:08:02 | 日記
 最近の読物。

 最近、読物が激減した。唯一、毎週土日に勉強する『日本国憲法概説〔改訂第四版〕』を、緻密な筆記を加えるつつ読み進めているぐらいであり、趣味の領域における読書の数は、大分と少ない。

 そんな中で、久しぶりに通読したものは、『六ヶ所再処理工場』,小出裕章・渡辺満久・明石昇二郎著,集英社新書、および『日本の国境問題-尖閣・竹島・北方領土-』,孫崎享著,ちくま新著、の二冊である。

 いずれも、僕が東京にいたときに手にした本であり、当時は原発少年であったため、ありとあらゆる原発に関する本を読んでいた。そのほとんどの内容は、忘れてしまったけれども、平明な記述が反って内容の深刻さを、目立たなくさせているようであった。すなわち、数学的感覚を持って読むだけの想像力が足りず、国語的感覚に任せて読んでしまったようだ。

 二冊目の『日本の国境問題』については、是非とも読まれなければいけない基礎知識であるように思う。とりわけ、領土問題においては、一方的な情報しか顧みられず、相手がなんと主張しているのか、知る機会が少ない。本書は、領土問題に対して、基礎的な事実を記述しているだけでなく、長年の外務省における情報分析官としての知見を踏まえた、一本の学術書ともいえる。

 以上。

レポートの完成。

2015-05-03 21:42:30 | 憲法(J)
 レポートの完成。

 近時、僕の頭を悩まし続けてきた、憲法(J)のリポートが完成した。記念すべきことだ。なぜなら、やっと新たなる課題に前進し、思考を前へ、前へと進めていけるのだから。

 今回のレポートの執筆については、この上なく難渋した。何度も、思考の袋小路に迷い込み、抜け出すために苦労をした。これは偏に、憲法と言う科目が求める、精密な理論構成、すなわち一切の論理的跳躍ないし矛盾を許さない、そういう性質によるものである。

 先週の内に書き上げて満足をしていた原稿は、今週になって読み返してみれば、過誤と矛盾に満ちている。改めて一稿を書き直した次第である。

 愈々、憲法のレポートも仕上がり、次に向かう。7月の試験では、英語Ⅶ、日本政治史、および憲法(J)を受講予定である。締切りまでに、もう一科目ぐらいのレポートを完成させたいが、書籍を今から取寄せていては、到底間に合わないだろう。

 以上。

命の危険を感じた事件

2015-05-03 19:00:10 | 日記
命の危険を感じた事件

1.先週は天津発上海虹橋行の高速鉄道に乗って途中の蘇州北駅からタクシーで無錫に向かうことにした。
2.丁度、五一節前の最終日であり、高速道路は走れないから、下道で無錫に帰ることになった。
3.蘇州北駅から、下道で無錫方面に走り出して約30分、道はすでに森の中を走っている。
4.運転手が途中、この先は道が良くわからないからと言い、後から来たタクシーに、此奴を送ってやってくれと依頼していた。
5.渋々、タクシーを乗り換える。タクシーの前席には、女性が乗っている。後部座席は黒く塗ってあり、良く見えない。
6.後部座席には、男性が乗っている。つまり、運転手・女性・男性・と僕である。
7.タクシーが走り出す。前の運転手と後の運転手が連携しているのではないかという、不安に苛まれる。
8.隣に座っている男性が不気味で怖い。ポケットの中にある、唯一鋭利なものは、ボールペンであるのを思い出す。
9.タクシーは途中、国道からそれて、県道のような道を走る。さらに、掘立小屋の並ぶ空地のような場所に入る。
10.道は舗装されておらず、奥の方に倉庫のようなものが立っている。先は行き止まりである。
11.すでに僕は、ドアのノブにすぐ手が届く位置に右手を乗せ、運転手に向かって「どこへ行く」と凄んだ。
12.運転手は答えない。車は、空き地の一番奥まで行き、引き返す。迷っていただけであった。

 以上。