最近の読物。
最近、読物が激減した。唯一、毎週土日に勉強する『日本国憲法概説〔改訂第四版〕』を、緻密な筆記を加えるつつ読み進めているぐらいであり、趣味の領域における読書の数は、大分と少ない。
そんな中で、久しぶりに通読したものは、『六ヶ所再処理工場』,小出裕章・渡辺満久・明石昇二郎著,集英社新書、および『日本の国境問題-尖閣・竹島・北方領土-』,孫崎享著,ちくま新著、の二冊である。
いずれも、僕が東京にいたときに手にした本であり、当時は原発少年であったため、ありとあらゆる原発に関する本を読んでいた。そのほとんどの内容は、忘れてしまったけれども、平明な記述が反って内容の深刻さを、目立たなくさせているようであった。すなわち、数学的感覚を持って読むだけの想像力が足りず、国語的感覚に任せて読んでしまったようだ。
二冊目の『日本の国境問題』については、是非とも読まれなければいけない基礎知識であるように思う。とりわけ、領土問題においては、一方的な情報しか顧みられず、相手がなんと主張しているのか、知る機会が少ない。本書は、領土問題に対して、基礎的な事実を記述しているだけでなく、長年の外務省における情報分析官としての知見を踏まえた、一本の学術書ともいえる。
以上。
最近、読物が激減した。唯一、毎週土日に勉強する『日本国憲法概説〔改訂第四版〕』を、緻密な筆記を加えるつつ読み進めているぐらいであり、趣味の領域における読書の数は、大分と少ない。
そんな中で、久しぶりに通読したものは、『六ヶ所再処理工場』,小出裕章・渡辺満久・明石昇二郎著,集英社新書、および『日本の国境問題-尖閣・竹島・北方領土-』,孫崎享著,ちくま新著、の二冊である。
いずれも、僕が東京にいたときに手にした本であり、当時は原発少年であったため、ありとあらゆる原発に関する本を読んでいた。そのほとんどの内容は、忘れてしまったけれども、平明な記述が反って内容の深刻さを、目立たなくさせているようであった。すなわち、数学的感覚を持って読むだけの想像力が足りず、国語的感覚に任せて読んでしまったようだ。
二冊目の『日本の国境問題』については、是非とも読まれなければいけない基礎知識であるように思う。とりわけ、領土問題においては、一方的な情報しか顧みられず、相手がなんと主張しているのか、知る機会が少ない。本書は、領土問題に対して、基礎的な事実を記述しているだけでなく、長年の外務省における情報分析官としての知見を踏まえた、一本の学術書ともいえる。
以上。