星田オステオパシー

「ザ・デイ・アフター」吹替版を見る

このタイトルに「ハッ!」とするあなたは45歳以上であろう・・

今からは想像できないと思うけど僕らが子供の頃は本当に身近に「核戦争の恐怖」があったんですよね。チェルノブイリ事故は1986年だったか・・この映画、制作は1983年だけどテレビで放映されたのは1985年くらいじゃなかろうか。中1か中2で見てたはず。

テレビで劇場公開時のCMを見たときもゾッとしたけど本編をテレビで見たときには本当に布団の中で弟と震えてましたねぇ。

※調べると1984年10月に放映とのこと。その後再放送された記憶は無かったけどwikiだと翌年に同じ枠で再放送されてたみたい

当時はまだビデオデッキが導入されてなかった我が家だったのでこの映画を「吹き替え」で見ることは叶わぬ夢・・だと思ってたのだが、今から18年前、手技療法の修行先の待合室にマジックで「ザデイアフター」と書かれたビデオテープが。

いやまさか・・けどしかし・・思い切って院長にお借りして再生してみると・・・これだー!当然テレビ放映を録画したものなので吹替版。ありがたくデジタル保存させていただきました。今回見直してみたんだけど・・(実はお借りしたときには見てなかったので実に37年ぶりくらいか)やっぱり思わず見入るわ・・その恐怖感に。今のビデオ映像とかCGなんか目じゃないゼ。フィルムの醸し出すリアリティって一体なんなんでしょうね・・ああ怖かった。

ちなみに販売されてるビデオやDVDには当然地上波吹き替えなんて入ってないので、コレは結構なレアアイテムだと思う。映画はあんまり売れなかったみたいだけどテレビは視聴率すごかった模様・・吹き替えも名優揃いです(ま、それは最後で)。


 解説は当然淀川長治さん。いや~名調子です。

 いきなりすっ飛ばして核ミサイルの落ちたところ。確か水に墨を入れて作るんだったか知らんけど、いや、もうそういうのどうでも良くなる怖さ。黒さが怖いんだよな~

 そしてCMでも使われていたコレ!ここから一瞬画面が止まって


 デデーン! 同様の演出が、道路で、学校で、赤ん坊を抱っこした母親が!結婚式場で新郎新婦が!あ~怖い

 全編見どころだらけだけど核ミサイルが落ちるのは本編の半ば。後はその後の陰鬱な世界の描写が続きます。もともとテレビ映画として作られたせいかグロ描写とかは無いけど、これは見ると核反対!と言いたくなりますよ。吹き替えなしならDVDがあるので是非どうぞ

 最後に吹き替えのイメージを掴んでもらうためにキャスティングを

 二代目水戸黄門、ルパンのマモーなどでおなじみの西村さん。むちゃくちゃはまり役です(顔が似てるw)


 どうですこの顔ぶれ。あ~怖かった。口直しにバタリアン(吹替版)でも見てから寝よう。あ、今日の宿直はキャンセルになりました(じゃあプログラミングやれよ!ってね)

 You Tubeに解説部分のみありました(^o^)

淀川長治 解説 「ザ・デイ・アフター」

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「メディアから」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事