早くも失敗 安倍と黒田・岩田 日銀のインチキ経済政策
(ゲンダイネット)
http://gendai.net/articles/view/syakai/141983
(引用開始)
しかし、ここにきて、アベノミクスは完全に陰りが見えてきた。限界、失敗、見込み違いが次々と露呈し始めている。大マスコミがそれをきっちり伝えていれば、こんな世論調査の数字が出るはずはないのである。
とくに、経済の専門家が「不気味」と口をそろえるのが、長期国債利回りの乱高下だ。10年物国債利回りは日銀の黒田総裁が金融緩和を発表した翌5日午前、史上最低の0.315%まで急落した。かと思えば15日には一時0.65%まで上昇。4日以降、0.335%の幅で揺れ動いた。これは昨年1年間の変動幅0.375%に迫る数値だ。
金融ジャーナリストの小林佳樹氏が言う。
「国債市場は4日以降、5回も売買停止の『サーキットブレーカー』を発動する異常事態です。日銀は毎月7.5兆円の国債を買い入れる予定ですが、あまりに常軌を逸した計画に、市場が国債相場を読み切れず、売買に二の足を踏んでいるのです。金利は上がり始めると早い。今は日銀が人為的に長期金利を抑え込んでいるが、何かのきっかけで金利が急騰、つまり国債価格が暴落すれば、一気に日本沈没という最悪のシナリオもあり得ます。いくら国債を増発しても日銀が受け皿になるから、国債を乱発してカネをかき集めた戦時中と同じ道をたどるのでは、という指摘もある。多くの関係者が国債の動きを危惧し始めています」
長期金利が急騰し、国債が暴落すれば金融機関も企業もバタバタ倒産する。庶民は住宅ローンを返せなくなる。一歩間違えれば、日本経済は大惨事になる。
(引用終了)
国債の話は恐ろしさを感じます。
インフレ期待が株価を押し上げるのは当然で、
インフレによって購買力が減らされることを考えれば、
これで景気が良くなったと考えるのは早計に思います。
デフレは問題があるにせよ、
物価を高くすることを政策的に誘導するという政治が
支持されるというのはおかしなことだと思います。
そして、インフレになればなるほど、
デフレ的な体質の安売り企業が相対的に強くなる
でしょう。物価が高くなれば、少しでも安い物を
求めるのは私達庶民感覚ではないでしょうか。
人件費を抑える圧力は益々強まるはずです。
そもそも、インフレ期待なら株価が上がるのは普通の
ことです。資産を現金から株式に変えるだけの話です。
「株式はインフレに強いって?」
(三菱UFJモルガン・スタンレー証券)
http://www.sc.mufg.jp/products/stock/lrn_stock/basic_05.html
大手マスコミは、そうした点に注意せず、景気が
良くなったかのような錯覚を与える報道をしています。
株価や為替相場の上下で企業の「業績」がすぐに
変わるような見方も、おかしなことのように思います。
いわゆるファンダメンタルズの部分に注目すべきでは
ないでしょうか。
株式投資などで儲かるのは経済の傍流であるべきで、
実体経済を元気にすべきだと思います。
小泉政権の時に活躍した竹中とかいう人や、
ローソンの社長さん達が何か成長戦略などと言っ
ているそうですが、彼らの政策で日本の実体経済
が良くなるようにも思えません。
また別の機会に書きたいと思います。
(当ブログの過去記事)
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