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首切り法案なら、手厚い社会保障が必要

2013年04月17日 09時00分41秒 | ベーシックインカム
サラリーマンは全員アルバイトになる 首切り法案 戦慄の中身と進行状況
(ゲンダイネット)
http://gendai.net/articles/view/syakai/141966



(引用開始)

甘利は国会答弁で「使用者側の勝手な都合で金銭の支払いによって解雇することは検討しない」と言っているが、いつもこうやって、「使用者側の勝手な都合で……」みたいな“条件”付きで答える。果たして、15日も明確な否定答弁はなかったのだが、その裏では、えらいスピードで首切り法案の議論が進んでいる。

それが資料で裏付けられている。例えば、第4回、産業競争力会議で配られたペーパーにはこうある。

〈現状では大企業が人材を抱え込み、「人材の過剰在庫」が顕在化している。大企業で活躍の機会を得られなくても、他の会社に移動すれば活躍できるという人材も少なからずいるはずであり、「牛後となるより鶏口となれ」という意識改革の下、人材の流動化が不可欠である〉〈雇用維持型の解雇ルールを世界標準の労働移動型ルールに転換するため、再就職支援金、最終的な金銭解決を含め、解雇の手続きを労働契約法で明確に規定する〉

労働者を「過剰在庫」呼ばわりだから、ヒドイ話だが、規制改革会議のペーパーも露骨だ。
〈勤務地や職種が限定されている労働者についての雇用ルールの整備〉が「優先的検討事項」として書かれているのだ。

正社員ではなく、限定社員という新概念を導入しようというものなのだが、「雇用ルールの整備」と言いながら、この文章のタイトルはズバリ、「解雇ルールのあり方」とある。つまり、正社員を限定社員にして、首切りをしやすくしようというたくらみなのだ。



(引用終了)



再就職支援金のようなものがどの程度かにもよりますが、



きちんと社会保障が整備されて、失業を恐れない労働者が
出てくれば、おそらく企業自身が困ったことになるでしょう。
有能な社員さんが辞めやすくなるからです。



だから、財界の声を代表するような人たちは、社会保障を
充実させずに首切りだけをし易いようにすると思います。



非正規雇用の人たちからすれば、正社員への不満もあり
ますから、首切り法案に関心は薄いかもしれません。



大企業の正社員の人たちが非正規雇用の人や中小零細の
下請け企業の雇用環境について、共感できない人が
少なからずいるのと同様です。



また、会社でも役所でも、他の人が一生懸命働いている
のに、自分の利益だけ考えて、いい加減な人がいるのも
事実です。そういう人を見ると、「辞めてしまえ」とも
思ってしまうこともあるかもしれません。



しかし、働く人たちが分断されていることは、やがて、
自分の不利益にもはねかえってくる場合があると思います。




私は、ワークシェアリングや社会保障の充実が必要だと
思います。それが、結果、労働意欲にプラスになって、
企業の業績や社会全体の経済に良い影響を与えると
思います。




(当ブログの過去記事)

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http://blog.goo.ne.jp/hoshonet/e/d9372a3e263bf2da4cadfac7ea23d04e

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