星蜜記

ホシ蜜と申します。リンパ浮腫、乳房再建、食べ歩き、ワンコ(柴7歳)のことなどあれこれ思うままに綴っています。

乳がんホルモン治療の副作用「うつ」をどうするか?

2017-03-25 23:59:37 | 乳がん
5年で終わりと聞いていた乳がんのホルモン治療、あと5年延長しなくてはいけなくてドンヨリということは以前にも書いた。→ 「乳がん術後5年クリア&ホルモン治療5年延長決定!」

なんでそんなにドンヨリかと言うと、副作用がじんわりと辛いから。

ホットフラッシュとか関節がぎしぎしするとか指先がしびれるとか目の調子が悪いとか口や喉が渇くとか、あげつらうと色々とあるのだが、そういった身体的な不具合だけではなく、精神的にもドヨンとくる。

ホルモン治療を始める際に主治医から渡された「服用ガイド」の「注意すべき副作用」の項にも、「気分が落ち込む・気分がふさぎ込む(抑うつ状態)」とある。

患者さんの中にはうつ病になってしまい、ホルモン治療を中断するかたもいらっしゃるらしい。

私はもともとうつ病持ち。仕事がきつすぎて病んじゃった。
かつては合法覚醒剤と呼ばれていた「リタリン」に頼らなければならなかったほど。
「リタリン」がうつ病の適応から外れてしまってからは、行きつ戻りつしながら認知行動療法と薬物療法で現在のように元気になった。

今では私がうつ病持ちで未だに治療中なんて、私を知る人は信じられない!って感じだと思う。
自分でもここまで回復するなんて信じられない!って感じ。

もともとうつ病の私がホルモン治療でどんな症状が出たかというと、ひどく落ち込んでふさぎ込むというより、気分がザワザワしたりイライラしたりすることが多くなった。
怒りっぽくもなった。これは誰にでも怒るわけではなく、ダンナ限定。ちょっとしたことでイラッとするので夫にしたらいい迷惑なんだけどね。ま、しゃーないな。
あとは悲しくなるとか寂しくなるとかも多くなったけど、これはもともとの症状にあったこと。

月に1回メンタルクリニックに通っているので、こういった症状について主治医に相談した。
とりあえず抗うつ剤を増やすことになった。
それでやや症状は改善された。

現在の処方 ↓

SNRIのサインバルタ。三環系のアモキサン。抗不安薬のワイパックス。

抗うつ剤にも色々な種類がある。
古い順に並べると、三環系、四環系、SSRI、SNRI、NaSSA。
必ずしも新しいから効くというわけではなく、どれが効くのかは患者によって異なる。
大概は新しい薬から試していって、効果がある薬を探していく。
で、私が行き着いたのが、SNRIのサインバルタと三環系のアモキサン。
アモキサンは古い薬だけど、私にとってはこの上なく切れが良い。
ただし、古いだけあって副作用は多い。太るしね。

そのアモキサンを増やして、しばらくは安定した。
だが、ここのところちょっと調子を崩すことが多くなってきたので、次回の通院時に主治医に相談してみようと思う。

私はもともとの病気があるので精神科の主治医に相談できるが、それまで心の病気になったことが無い人には、メンタルクリニックとか精神科というのはちょっと二の足を踏んでしまうところかもしれない。
でも、うつの治療をすることで、ホルモン治療を続けられるのだったら、けっこう価値のあることなんじゃないかな。
ただ、精神科医にもけっこう当たり外れがあるので、よく話を聞いてくれて評判の良い先生を探すことが大切だと思う。
(1分診療で薬だけじゃんじゃん出す精神科医には要注意です。)

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コメント
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