スイスからの葉書に思う

（欧州最高所の駅JUNGFRAUJOCH。世の中にはこんないいところもあるんですねえ……）

昨日、海外旅行中の知人から絵葉書が送られてきた。ふだん、ブログやサイトの更新を急かしたり、美人の奥さんをうらやんで妬みの言葉を並べたり、人の家庭に波風を立てようとするようなメールばかりもらって……ちがった、それはオレが神尾さんや節丸さん、菊田さんに送っているんだっけ（笑）。まあ、そんなしょーもない、心もお肌もガサガサの人間に、旅先からわざわざ葉書一枚でも送って下さる方がひとりでもいてくださるのは、本当にありがたいことだ。
消印を見ると、「JUNGFRAUJOCH」とドイツ語らしいスタンプが押されている。調べてみるとスイスにあるヨーロッパ最高所の駅だという。「世界の車窓から」などで見たことがあるはずだ。

そういえば、いろいろなところを旅してきたが、私が行った旅先で一番高い場所はどこだっただろう。おそらく何度か訪れた立山の室堂だろう。ここに行ったときはどんなに天候が悪くても、雷鳥の姿を目にすることが出来たから、いかに私の日ごろの行ないが良いかがわかる（←そんなわけないが）。
しかし、日本国内はともかく、海外の旅行先に関しては、完全に偏っている。とにかく90％以上「アメリカ」なのだ。メリケン（あーやだやだ、こんな元大学落研みたいな言い方！）以外の国といえば、フランス、カナダ、オーストラリア、それに香港がそれぞれ１回ずつ。フランスとオーストラリアは出版社時代の出張先だし、カナダもトロントにブルージェイズを見に行ったのでアメリカの延長みたいなものだったし、香港も親戚が住んでいた頃たずねたから、自発的な意志でその国だけを訪ねたのは100％アメリカだなあ。
いかにも対米従属政権国家の国民らしい行動だが（笑）、それにしちゃあこのBlogでもアメリカ（特に政府）に対しては厳しい発言が多い。まあ気持ちとしてはWest Side Storyのナンバー「America」みたいなものですかね。ウエストサイドストーリーといえば、冒頭の空撮シーンでヤンキースタジアムも映っているんだけどね。
アメリカに行く目的も、第一はベースボールだからなあ。96年の２月にシカゴに「野球抜き」で行ってるけど、このときもブルズの試合観戦が目的だったからなあ。ナイヤガラは行ってるけど、グランドキャニオンには行ってないし。主だった美術館には足しげく通いましたけどね。

せめて冬ぐらい、野球と関係のない旅行をすべきかもしれない。でも寒いところはイヤだし、ベトナム以外の東南アジアやインドは好きじゃないし。中南米なんかいいかもしれない。特にキューバ……結局、野球に戻ってしまうのか！（笑）