当初の予定は、T氏とN川探訪のはずだった。
しかし、予定が狂ってしまって3日後に延期になった。
これは仕方がない。
それならと、この日休みのマタギは、代案を考えた。
じゃあ、久しぶりに釣りに出掛けようと決めて、道具やえさの準備をした。
ところが、準備を終えた後、天気予報を見ると、夜から朝にかけて雨。
それだけならいいのだが、一帯に雷注意報が発令されてしまった。
だったら、藪の中に潜り込む山菜採りの方がましかなと思って、雨雲の予報を見ると、夜明けから暫く本降りの雨が続くことが分かってきた。
ええい、仕方がない。遠征は中止だ。
朝は家でおとなしくしていて、雨が上がってから、近くの山でのんびり山菜の生育状況を観察することにしよう。
気象庁の予報が正しければ、午前9時過ぎには雨雲が抜けて、スッキリ晴れるはずだ。
こんな日もあるさ。
しかしですなあ、本当は午前3時前から活動開始の予定だったのが、6時間も遅れるとなると暇で仕方がないわけなんですよ。
そこで、例によって台所で朝仕事をすることに決めた。
朝仕事と言っても、6時間もあるんだから、結構手の込んだ料理が楽しめそうですね。
で、食材を見ると、前回のスイーツ作りで余らせたあずきの缶詰めと生クリームが目に飛び込んできた。
即決です。
生クリーム餡で楽しもうじゃありませんか。
絶対美味しいものができるよ。
この時、数時間後には、この目論見がガラガラと崩れ去ってしまうことを、マタギは、全く想像もしていなかった。
作るのは、アンパンです。
早速始めましょう。
パン生地は、みんりんさんのレシピを参考にさせてもらいました。
下ごしらえ・調理の部
主な材料です
6個分で、強力粉150,溶き卵25,牛乳80,砂糖15,ドライイースト2,塩2,5g。
後半で、無塩バター20gを加える予定。
・バター以外の材料をボールに入れて混ぜ混ぜ
・途中から細かく切り分けたバターも加えて、更に混ぜ混ぜ
※主にゴムベラで混ぜたけど、途中から手作業
※手作業時には強力粉の打ち粉を敷きました
・まとめたら35℃の発酵機能で1時間
・のんびりと生クリームのホイップやあずきの解凍を進めておきます
※生クリームは、クリーム50に砂糖5g
・打ち粉の上で、発酵の終った生地を6個に分けてまとめたら
・生地を伸ばして、生クリームとあんこを乗せて、中華饅と同じ要領で包みます
※うまく包み切れたら裏返し。隙間が空いたらそのまま(下の画像参照)
・溶き卵の残りを刷毛で塗ったら
・黒ゴマを塗します
※この胡麻の風味が極めて効果的!
・180℃に予熱したオーブンで14分焼こうとしたら
アチャー!
途中から生クリームが溢れてきました。
考えてみれば当たり前。
ホイップして、たっぷり空気を吸わせているんだから、あっためたら膨張するに決まってる。
しかし、見て見ぬふりをして加熱を終わらせたら、
お皿に移しました
よく見るとバレてしまうんだけど、加熱を終えて、冷めてくると傷口が塞がるみたいです。
食べてみては、すんごく甘くて柔らかくて美味しいアンパンに仕上がりました。
最終的には美味しく戴けたんだから、『よかった』ということにしましょう。
結果オーライってことね。
さて、ひとつ課題が残りましたね。
生クリームを加熱したら爆発する。
かと言って、ホイップしなかったら包めない。
だとすると、シュークリームみたいに、あとから入れるってことか。
でも、シュークリームみたいに生地に隙間が空くのかなあ?
これは、研究のし甲斐がありそうですね。
そのうち、チャンスがあったら確かめてみたいと思います。
とりあえず本日は、次回以降への楽しみを残して、ご馳走様でした!
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