「オリックス・バファローズ」な日々

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3年目の「オリックス・バファローズ」も見守ってみます。

江草8回零封 阪神今季初勝利(4.2 阪神9-1ヤクルト)

2006年04月02日 | プロ野球全般

よりによって開幕に合わせたかのごとくいかれてしまったスカパーチューナーを買うために新宿に出たのだが、ついでに金券屋に立ち寄ってしまったのが運の尽き。
こと野球に関することになると、ハンバーガーの食べ過ぎで肥満したと訴訟を起こしたアメリカ人や、風俗にはまり過ぎて大きな借金を背負った高校時代の同級生並にこらえ性がなくなってしまう。
まだ「病気」ではなくとも、「病的」ではあるかもしれない。

で、スコアはこちら

金券屋で1400円で購入した外野指定席券を手に神宮球場へ。
空は厚い雲で覆われているが、雨は降っていない。
とはいえいつ雨粒が落ちてきてもおかしくない状況で、これは今日の試合進行は早いのではと見当をつける。
何か暗黙の了解があるのか、試合途中で天候が悪化しそうなときは、試合進行が若干早くなる。
本当は別にそうでもないのかもしれないが、これまでの経験上そう感じる。
試合がもつれてしまって長くなるケースはあるが、どちらも投手がそれなりに投げれば、試合成立の5回まではテキパキと進んでいく。

入り口で試合日程が入ったヤクルトカレンダーをもらい、球場に入ったのが1時40分頃。
ちょうど先発投手が発表されるところで、阪神の先発江草のアナウンスに、
「ほんとかよ~」
「だまされた~」
の声が出る。
去年は中継ぎで好成績を残した江草が、今年は先発に回るという話はあったが、まさか開幕3戦目で出てくるとも思われていなかったのか。
さすがにチーム愛が強い阪神ファンだけあってブーイングとまではいかなかったが、江草の先発はかなり意外に受けとめられていたようである。

しかしその江草が好投する。
初回ランナー2人を出してもゲッツーで切り抜け、その後もペースを崩さず少ない球数でヤクルト打線を抑え込んでいく。
200本安打の青木も、バットに当てるのが精一杯という印象だった。
そして予想通り、試合は5回まで1時間ちょっとの早いペースで進行する。

阪神は6回までに4得点。
ヤクルトが先発ガトームソンをあきらめ2番手花田を出してくると、もうとまらない。
7回に関本とシーツ、8回には2本目のシーツと兄貴金本がそれぞれ連続ホームラン。
これがほんまの実力なんやとばかりに、レフトスタンドが沸く。
そればかりか、ライトスタンドの一部、そして一塁側内野スタンドでは大半で黄色いメガフォンが揺れている。
東京でも、本当に阪神人気は高い。
このチームと同じ地域を本拠地にしているオリックスは、それは本当に大変なはずである。
オリックスの公式戦より、阪神のオープン戦を優先して放送されてしまうのも、現状を見ればやむを得ないのか。

それにしてもヤクルト側の席に座っていたので、もう少し見せ場をつくって欲しかった。
盛り上がったのは7回の東京音頭と、9回に今さらながら飛び出したリグスの一発をやけ気味に喜んだところくらい。
最後には雨が降ってきて、もちろんかなり気温も下がってきて、とにかくヤクルト応援団には
「お疲れ様」
の言葉をおくりたい、そんな試合であった。

でもヤクルトは2勝1敗。
今日も負けて4勝4敗の五分に戻ったオリックスより、上。


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