
8月の三連休。長野県に林道ツーリングにゆきたいと思っていたが、新型コロナ・ウィルスの影響で、彼の地は排他的な雰囲気だ。遊びにいって嫌な思いはしたくないので、近場で楽しむことにした。長野だけでなく、山形や岡山、徳島は、知事が自粛警察の元をつくったような発言や対応をしているから、しばらく行きたくないし、ふるさと納税もしない。

当日は35℃になる予報だった。この日は都内の平地を走行するのでロードをお伴とする。目的地は府中の大国魂神社と国分寺にある武蔵国分寺跡である。いずれもいつかゆきたいと思っていた。

ロードのチェーン・ホイールはストロングライト49D。自転車の顔となるチェーン・ホイールは趣味性を最優先させてこれをえらんだ。ロードレーサーといっても競技をやるわけではないので、カンパニョーロは避けたのだ。オール・カンパもいいけど、そうでないほうが個性的ではないか。ペダルは三ヶ島ユニーク・ロード。

前後ディレイラーはカンパ・レコード・セット。ブレーキ・セットもカンパ・レコードだ。一方で目立たないハブはケチった。シマノの廉価版である。

小金井公園で休憩する。日が差す時間がすくなくて、薄曇りだから暑さはそれほどでもなかった。公園では小さな男の子が虫取り網を持って走りまわっていた。夏休みだね。

府中の大国魂神社に到着した。

自転車をおして参道をあるく。随神門までやってきた。左には戦艦多摩の慰霊碑と巨大な忠魂碑がある。こんなに大きな忠魂碑は見たことがないほどだ。

自転車をとめて隋神門の中にはいった。上は拝殿である。

お参りをすませて本殿の横から中雀門をふりかえる。

鐘楼かと思ったら鼓楼なのだそうだ。

隋神門と横にある大ケヤキ。

こちらは枝垂れ桜とイチョウだったか。

参道の脇には武蔵国府跡の碑があった。奈良時代、平安時代の国府である。武蔵国は現在の東京西部と埼玉県の南西部だ。

大国魂神社のケヤキの並木道は京王線の府中駅の先までのびていた。

府中街道で国分寺方向にむかい、武蔵国分寺跡についた。ここは案内がでていないのでわかりづらい。

草の広場がひろがっている。

基壇の跡と礎石があるだけである。

当時の本堂、金堂をしめす案内板。

史跡の石塔。国分寺は奈良時代に聖武天皇が国内を安定させるために諸国に建立した寺院である。

昼時となった。東八道路と小金井街道の交差点にラーメン屋があったので入ることにする。江川亭という店で順番待ちの人気店だった。

中華そば700円の大盛り100円の800円にする。背脂の浮いたスープが大汗をかいて運動した体にしみるも、味はふつう。

パリパリ餃子400円。ラーメンもそうだが餃子も平凡な味で、何故行列しているのかわからなかった。ほかにラーメン屋がないのかな。

東八道路をゆく。多磨霊園と府中の運転免許試験場を通過する。バイクの限定解除はここでしたのである。

左のペダルがに違和感があるのでしらべてみると、ゆるんでいた。整備不良だがこんなことははじめてだ。

ペダルをスパナで締め付けてまた走りだした。

三鷹、武蔵野市とぬけてゆく。公園があったので休憩する。ベンチにすわるとクラクラしたが、しばらく静かにしているとおさまった。たっぷりと給水する。

当日の最高気温は33℃。日差しはそれほどでもなかったが、真っ黒に日焼けしててしまった。