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キャンプ・ツーリングに林道ツーリング。スキーや食べ歩きも。ホームページや巡礼と芸術の別ブログもあります。左下のリンクで。

2016年10月福島キャンプ・ツーリング2

2017年04月15日 09時15分23秒 | ツーリング東北


棚倉駅の近くで食事処をさがしたのだが、飲食店は少ない。その中で車が何台もとまっている和風らーめんこばりが目立っていたので、ここに入ることにした。



注文したのはカツ丼とらーめんの黄金コンビ1100円である。



カツ丼は万人に受け入れられる味。サラダに漬物付きなのがうれしい。



らーめんはあっさりしすぎるほどあっさりならーめん。麺は手打ちだ。そば風らーめんという感じ。

棚倉には気になるキャンプ場があった。山本公園キャンプ場というところなのだが、お寺が受付になっている変わったキャンプ場で、1泊200円と格安な上に空いているとのこと。偵察によってゆくつもりだった。



小さな山寺の奥にキャンプ場があるのかと思っていたら、山本不動は立派なお寺だった。東北三十六不動尊の三十五番霊場。福島八十八ヶ所札所の十九番なのだそうだ。



すばらしい参道を仏縁を感じながらすすむ。



本堂も大きなお不動様だった。ここでキャンプの受付もするようで、奥にキャンプ場がひろがっていた。



雑木林の中のキャンプ場だ。雨よけの避難所のような建物。



トイレ。



平地は少ないが、機会があれば利用してみたいと思う。



時間がおしてきた。あだたら高原に急ぐことにする。



山本不動尊、とてもよいところだった。



2016年10月の福島キャンプ・ツーリング1

2017年04月13日 20時08分45秒 | ツーリング東北


2016年の10月中旬。冬になる前に福島にキャンプ・ツーリングにゆくことにした。あだたら高原キャンプ場がお気に入りなので、年に一度は行きたいと思っているのだ。

寒く感じる気温だがキック10回でDRは始動した。高速は使わずに国道を北上する。宇都宮をすぎると道路沿いにアドバルーンがあがっている。アドバルーンは北関東にこないと見られないものになってしまった。

栃木県の道の駅ばとうで休憩した。気温は上昇して20℃になっていた。



八溝山林道を走ろうかと考えていたが、今回は林道ではなく、キャンプが目的なのでやめておく。国道294号線で太田原にゆき、国道461号線におれて、途中から雲巌寺につづく県道にはいる。田んぼの稲は刈り取られ、藁が干してあった。家畜の飼料にするのだろうか。



雲巌寺をすぎて八溝山にのぼっていく道はたよりないほどに狭い舗装林道だ。交通量も少ない。車のすれ違いは困難だ。



山道の途中に大規模な伐採跡があらわれた。ブルドーザーで山肌に道をつけ、木をすべて切り出してある。植林された森なのだろうが、何もなくなった山は痛々しく感じられた。これからまた新しい苗木が植えられるのだろうが。



八溝山の山頂に着いた。城のような展望台があり、のぼってみた。



展望台からは茨城・福島県境の山々や棚倉の町などが見下ろせた。

八溝山にはアフリカ・ツインのカップルがいた。男女それぞれがアフリカに乗っているのだが、女性がアフリカに乗っているのははじめて見たので、すごいなと思った。



八溝山からくだり、板東三十三ヶ所霊場の二十一番札所、日輪寺におまいりする。



巡礼に興味のある方は『巡礼編』をどうぞ。別ブログです。



八溝山から落葉の積もる細い道を福島県棚倉町にくだってゆく。久慈川沿いの道には2、6キロのダートがあった。



舗装路と変わらないようなフラットな林道だ。



久慈川もここではこんなに細い流れである。



昼時となったので棚倉で食事処をさがす。駅があったので立ち寄ってみたが、人は少なかった。

2015福島ツーリング4

2015年06月14日 07時11分48秒 | ツーリング東北


会津若松城にむかっていると、標識に従っているのに通過してしまった。どういう感覚で案内を出しているのか関係者に聞きたい気持ちである。

引き返して勘で城にむかうと先に見えてきた。この近くに目当ての食事処があるのだ。しかし見つからない。ぐるぐると走り回って諦めたときに、ふたつあった目的地のうちのひとつがあった。



それが『めでたいや』だ。県道沿いにあるのかと思ったら、そこから折れたところにたっていた。これはわかりづらい。しかし駐車場は車でいっぱいで、店内も大混雑している。席はあるのかと心配したが、ひとりなので隅のテーブル席につくことができた。



注文するのはラーメンとミニ・ソースカツ丼のセット1000円と決めていた。座ってすぐにオーダーすると、混んでいるのに10分で料理はきた。店は高速でまわっている。さすが人気店だ。喜多方ルックのラーメンは美味しくて、ソースカツ丼はミニとは思えないボリュームがあった。

会津若松から401号線で南下して会津田島にむかう。山また山の中だがそれでも行列している店が何件かあるから気になった。



会津田島は暑かった。ここから121号線で日光にむかう。日光街道。会津西街道である。途中に五十里ダムがあったので休憩した。



ダムの上を歩けるようになっていた。



鬼怒川をぬけて今市にでた。今市にくると必ずたまり漬けを買う店がある。121号線が119号線をわたったところに建つお店である。ここでラッキョウと紫蘇の実のたまり漬けをもとめた。



今市から日光例幣使街道で鹿沼にすすむ。交通量のすくない抜け道である。ただし道幅せまし。



鹿沼を通過して壬生にいたると国分寺跡の案内がでている。10年以上前にたずねたことがあるので立ち寄ってみると、以前は本堂の基壇の石しかない野原だったところが、公園に整備されていた。



10年前ではなく20年前だったかもしれない。最澄がたてた国分寺の跡である。



傍らには古墳もあった。この奥に国分尼寺跡もあるが16時で閉鎖される時間だった。

小山にぬけて高速を使うことなく帰宅した。










2015年福島ツーリング3

2015年06月12日 18時48分09秒 | ツーリング東北


福島ツーリングの2日目。
今日は早起きして喜多方にゆき、朝ラー(朝ラーメン)をするつもりだった。しかし昨夜は飲みすぎで起きたのは7時すぎ。これでは朝ラーは無理だ。昨夜いっしょに飲んだ3人もまだ寝ている。念のため買っておいたカップ麺を朝食とした。



撤収を開始するとSさんが起きてきて出発された。連泊されるようでテントはそのままである。その写真が上のものだ。



ホンダ700氏は寝ている。



CRF氏は起きて出かけていった。

荷物をまとめて8時すぎに出発する。会津若松にむかいたいがまちがえて反対の岳温泉方向にすすんでしまった。するとCRF氏が朝食を買ってもどってくるのに出会い、手を振りあった。



岳温泉で地図を確認してUターンした。



国道459号線を北上し、115号線に入って土湯トンネルをぬけた。空は今日も快晴である。去年はこのルートを雨の中はしり、福島市にいったことを思い出した。ひどい雨降りだった。興味のある方は2014年の福島ツーリングもどうぞ。



猪苗代湖に下りてゆくと田んぼがきれいだった。稲はまだ短い。



猪苗代湖のすぐ横を走るが湖から離れそうになったので、脇道に入って湖畔にいってみた。銚子の口、というところだと思う。湖がとてもきれいだ。



水が透き通っている。高校生のときに猪苗代湖でキャンプしたときに、湖の湖水で米を研いだのを思い出した。



祠のような石塔もたっていて雰囲気がある。ここはまわりに家はあったが人はいず、静かだった。



近くにあった会津リクリエーション公園で休む。日向は暑いが日陰は肌寒い。やはりここは会津だ。

















2015年福島ツーリング2

2015年06月10日 20時17分34秒 | ツーリング東北


うろこいち、を出て国道49号線で郡山にむかう。山間をゆくルートだ。前の車をパスしながら自分のペースで気持ちよく走っていった。

山の中では田植えの最中だった。田植えはゴールデン・ウィークにやるものというイメージがあるが、寒冷のために遅いのだろうと想像した。益子のあたりの稲は伸びていたから。

気温は上がり暑くなってきた。走っていないと汗がにじむほどである。のどかな山道をすすんでゆくと大きな街の郡山にいたった。4号線を北上し、二本松のヨークベニマルで今夜の食材を手に入れた。



岳温泉にむかって安達太良山をのぼってゆく。目的のキャンプ場は無料のあだたら高原キャンプ場だ。ここもバイク仲間と宴会をした思い出の地である。

草ぼうぼうの野営場に到着し、隣のキャンパーと距離をとってテントをたてた。今日は登山用の軽量テントである。作業をしていると暑い。高原だが汗がながれた。



キャンパーはソロのバイクがほとんどで7・8人。車でソロがふたり。グループは地元の人たち1組だけだ。男性だけで女性はいない。無料のキャンプ場でトイレもボットンだからこんなものだろうか。違いのわかる男だけがあつまっているということなのかな。



テントの設営でかいた汗をながしにゆく。岳温泉350円である。ここの湯は熱いことをおぼえていたが、やはりすごかった。都内の銭湯なみの45℃くらいあるから、体がびりびりする。長くつかっていられないし、汗が止まらなくなるのも嫌なのでさっと入浴してあがった。

温泉の向かいにあるコンビニでビールを買ってキャンプ場にもどった。



今夜のつまみも焼肉である。このごろ飲むとほとんど食べなくなったので、何もなくてもよいのだが、それでは野営が盛り上がらないので、無理に買ってきたのだ。

今夜の肉は福島牛だ。安かったが和牛である。それを今回導入した、鋳物でできた軽い焼肉用の食器で焼いてゆく。溝が切ってあるから、余分な脂が落ちてよいだろうと思ったのだが、フライパンよりは遥かによいが、炭火には遠くおよばない。焼物は炭にするのがいちばんだが、荷物になるのが嫌で使わないんだよね。



弟が作ったにんにくをもらったので持ってきた。焼いてたべると美味し。ただし口臭注意。



食事を終えたので場内を偵察してみた。



奥が私のバイクとテント。ゆったりと距離をとっている。



ひとりで来ている人が多いから、皆さんベテランで自分の型をもっている。自分流に、やりたいように野営の夜をすごしていた。なにしろ違いのわかる男たちだから。



そろそろテントに入って横になろうかと思っていると、ホンダの400に乗るSさんに誘われて、ライダー4人で飲むことになった。こんなの久しぶり。ホンダの700氏とCRF氏というメンバーだ。

SさんはTAKAさんの野営会に参加している方だそうで、世の中狭いと思った。しかもSさんとは同い年。他のおふたりもほとんど同じだった。

野営の夜は更けていった。









2015年福島ツーリング1

2015年06月08日 18時27分17秒 | ツーリング東北


5月下旬。福島にキャンプ・ツーリングにでかけた。
目的地は小名浜港と安達太良山である。

栃木県の小山まで国道4号線で北上し、50号線に右折して下館の先から北関東道、常磐道とつなぐ予定だった。
しかし、50号線を気づかずに通過してしまった。しかもしばらく走ってからそれを知ったのだ。大失敗。

そこで益子から常陸太田にぬけてゆくルートに変更した。一帯は田園地帯で走っていて気持ちがよい。田んぼに丘に雑木林。空にはツバメがたくさん飛んでいた。ツインリンクス茂木の前もはじめて通った。



常陸太田には板東三十三ヶ所の札所、佐竹寺がある。秋田に移った佐竹氏は元々この地の領主で、このお寺は佐竹氏の時代からある観音霊場である。たまたま通りかかったので立ち寄っていくことにした。



2年ほど前にも来ているが、そのときは荒れた印象だった。山門の瓦はずれてしまっていて、地震の影響か本堂の前の石塔は二基ともくずれていた。それが山門の瓦は葺きかえられていて、色も塗りなおされていた。くずれていた石塔は基礎のコンクリートが打たれ、積み直されようとしている。

茅葺の本堂は国宝なのでこれが本来の姿だろう。以前の状態が気がかりだったので安堵した。



常磐道にはいって北上し小名浜港に到着した。ここにある、うろこいち、という店で食事がしたくてやってきたのだ。うろこいちに来たのは2回目だ。前回は2005年にバイク仲間のマックさんと、ともさんときた。あのころは不景気で金もなかったが、幸せだった。



店にはいってきんきの煮付け定食3000円とちょい刺しという刺身の盛り合わせ390円を注文する。



贅沢だけどたまにはいいでしょ。



きんきは大きい。びっくりするほど。そして美味し。刺身はふつう。でも390円は破格だ。



店の外には張り紙があった。私は食べて応援することしかできない。






2014福島ツーリング 2日目 福島市の2

2014年07月05日 07時51分23秒 | ツーリング東北

アンドリュー・ワイエス そよ風

ワイエスの絵の前についにたった。
これが以前から見たかった作品なのだ。
ワイエスの風景画などは見たことがあったのだが、ヘルガ、というこの女性を描いたものは写真でしか眼にした事がなかった。

とても美しいが、寂寥感がただよっているのはワイエスのほかの作品といっしょだった。
ワイエスの絵は2枚しか展示されていないのが残念だ。
ほかの絵も所蔵しているそうなので。
それでも念願の絵を鑑賞し、満足して美術館をでた。

つづいて福島市で唯一いってみたいと感じたお寺にむかう。
予備知識は何もないのだが、ツーリング・マップルに千手観音とだけ赤字でかかれているお寺をめざす。
千手観音と地図にあるのだが、お寺の名前は書かれていないのだ。
そこへゆけばわかるだろうと考えて国道144号線を南下すると、果たして左折せよという看板があらわれた。



大蔵寺というお寺だったーー福島市小倉寺字拾石7番地ーー。
国道から左に折れて、またすぐに左に曲がるのだが、案内の看板がたおれているからわかりにくい。
国道から左折したら、その左手の山の上にある感じである。

大蔵寺では法要がおこなわれていた。
千手観音を拝観したい人は庫裏にと案内があり、いってみると年配の女性が対応してくださった。
拝観料はひとりは500円、ふたりから300円となる。



大蔵寺の千手観音は重文である。
それで地図にも記載されていたのだ。

雨はふりつづけていて、カッパ姿の私を見て傘をかしてくださった。
庫裏の先にある階段の上に古い観音堂がたっている。
たぶんご住職の奥様である方と観音堂の更に上にある宝物館にのぼってゆく。



千手観音は元々古い観音堂に安置されていたが、現在はコンクリート製の宝物館に移動している。


大蔵寺のパンフレットより

奥様に宝物館の扉をひらいていただいて、中の観音様を見たとたんに、ああ、と声がでた。
大きい。
3メートルほどの大きさで、深い表情である。
600年前の観音様だそうだ。
前にすわって見上げると観音様の威圧感がすごい。
しかし見ていると心があらわれるような気持ちになった。

奥様も心をこめて案内をしてくださった。

福島には宝があるな。

近くに花見山があるので、花の名所を見てゆくことにする。



花の季節は見事なのだろう。

これで福島を去ることにする。
その前に食事がしたい。
高速のICにむかってゆくと、とんかつ、そば、と看板をだしている店があった。
福島だからソースカツ丼が食べたかったのだ。
この店に入ることにした。



そばも売りの店なので、そばとミニソースカツどんのセットにしてみた。
とても美味しかった。



このお店、福島に何店舗かある人気点のようだ。
客がたくさんきていた。

高速にのって南下してゆく。



那須高原で休憩したら仙台のゆるキャラ、むすび丸が仙台をPRしていた。



福島の旅はおわった。







2014福島ツーリング 2日目 福島市の1

2014年06月30日 20時55分33秒 | ツーリング東北


朝になれば夕立はあがっていると思ったのだが、そうではなかった。
5時に起床すると雨はふりつづけている。
くもり時々雨、の予報なのに、ずっと雨降りだ。
テントの中でインスタント・ラーメンの朝食をとってようすをみるが、やみそうにないので撤収を開始した。

管理事務所の軒先をかりて荷物をまとめる。
屋根があるのはありがたい。



バイクも軒先に引き込んで荷物をつみ、7時に出発した。

雨の中をひた走る。
今日は福島市にゆくつもりだが、雨降りだからこのまま帰ってしまおうかと考える。
しかしせっかくここまで来ているのだから、予定をこなすことにした。



会津若松をすぎて猪苗代湖の北岸を西進する。



野口英世記念館の前をとおるが人はいなかった。
雨具のおかげでどこも濡れはしないのだが、気持ちはもりあがらない。
雨もまたよし、と雨降りのときの決まり言葉を言ってみるが、そういう気分にはなれなかった。

国道115号線にはいって福島市にむかう。
ルートは山越えの山岳路で、雨に加えて霧まででてきた。

土湯トンネルをこえると福島市となった。
こんなところまで福島市とはずいぶん広いのだなと思う。

福島市では県立美術館に行きたいと思っていた。
アンドリュー・ワイエスというアメリカの画家の絵を前から見たいと思っていて、それがここにあると知ったのでたずねてきたのだ。
ワイエスは写真のような細密画を描く人で、アメリカの農場や農具、家や倉庫などを題材としてきた。
それが突然隣家の人妻のヌードをかくようになったのである。
彼らはふたりだけで会い、モデルは服をぬぎ、画家は彼女の絵をかいた。
それはしばらく誰にも知られなかったそうだ。
彼女の夫にも、ワイエスの妻にも。
とてもミステリアスな話である。
それが15年にもおよんだのだ。
その絵がここにあるのである。



福島県立美術館は県立図書館とならんでたっていた。
できたばかりのようで新しくて立派だ。
さっそく入館すると、私が一番乗りで料金は格安の270円。
こんなに安いところはないのではなかろうか。



コレクションは福島県出身の画家がおおい。
その中に下村観山や岸田劉生、ルノワール、ピサロなどの作品もふくまれていた。


ルノアール。県立美術館のHPより


ピサロ 県立美術館のHPより

福島市の②につづく














2014福島ツーリング 1日目 会津の2

2014年06月27日 19時00分06秒 | ツーリング東北


昼食に不完全燃焼を感じながら西会津町の山の中にある鳥追観音にむかう。
立木観音をでるあたりから気温があがり暑くなってきた。
そこへ味噌ラーメンを食べたから汗がでる。
鳥追観音につくとライダー・ジャケットを脱いで境内にあるいた。

鳥追観音は鳥が作物をたべないようにしてくださる観音様とのこと。
山村で作物があまりとれなかった昔は、とても有難いことだったのだ。

鳥追観音にも抱きつき柱がある。
これは会津の文化のようだ。

会津三観音のほかに、会津六詣出という風習もある。
六ヶ所の神社仏閣にお参りすることなのだが、それは伊佐須美神社、中田観音、立木観音、鳥追観音、福満虚空蔵菩薩円蔵寺、大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)で、鳥追観音のすぐ先に大山祇神社があるので立ち寄ってみることにした。



大山祇神社は小ぢんまりとした神社だったが、ここもたくさんの人がきていた。
神社の両脇にお店があり、ニシンの煮物と饅頭が名物のようだ。



つづいて柳津町にある福満虚空蔵菩薩円蔵寺にむかう。
円蔵寺は岩山の上にたつ歴史と風格のあるお寺だった。
ここにも大勢の人がきていた。



柳津はあかべこ発祥の地なのだそうだ。

ちかくにある柳津森林公園でキャンプしたいと思っているので下見に行くことにする。
会津坂下方向に国道をもどり、看板がでている踏切をわたって山にのほってゆく。
ずいぶん奥まで入るなと感じたが、はかってみると2キロ先にキャンプ場はあった。
芝生だけのシンプルな野営場で、バイクが3台とまり、テントやタープがはってある。
ライダーたちはいない。
ここは狭いが居心地はよさそうだ。

まだ時間はあるので会津三観音の残りのひとつ、中田観音にゆくことにした。
今日のキャンプ地はその後で決めようと思う。
明日は福島市にゆくつもりなので、その方向によい野営場があれば、そこでもよしと考えたのだ。



会津坂下町にもどり、となりの美里町にある中田観音にゆく。
会津三観音は立木観音だけけがずばぬけてすばらしい。
観光ならば立木観音だけをたずねればよいだろう。
中田観音にも抱きつき柱があった。



中田観音の近くにあった、ほっとぴあ新鶴で入浴する。
料金は540円だったと思う。

柳津の森林公園でキャンプすることに決め、会津坂下のスーパーで買出しをした。



柳津森林公園キャンプ場は親身な方が対応してくれた。
料金は740円だったと思う。
燃えるごみと資源ごみの袋を2枚わたされ、ごみは捨てることができる。
キャンプ場は狭いから実質オートキャンプ場状態だ。



本日の酒のつまみ。
ローストポーク、たこわさび、カニカマサラダ。

料理をする気ははじめからなかった。
惣菜を買って済まそうと決めていたのだ。
最近飲むとあまりたべなくなった。
だから夜はこれで十分なのである。



雷がなりだした。
夕立がくるかもしれないと思っていたら降りだした。
テントにはいって酒のつづきをやるが、すぐに寝てしまった。







2014福島ツーリング 1日目 会津の1

2014年06月23日 20時43分50秒 | ツーリング東北
6月の梅雨の最中に福島ツーリングに出かけた。
一泊二日の予定で一日目の予報は曇り。
二日目はくもり時々雨とのことで、多少降られるのは覚悟の上での出発だった。



東北道を北上して白河ICをめざす。
那須高原SАで休憩したが、隣にならんだGSXのカスタムが渋かった。



東北道から国道に入り、峠越えのルートで猪苗代湖にでる。
国道をはずれて湖畔のだれも走っていない道をすすんでみた。
湖の水は透き通っていてきれいだ。
車やバイクはいないが、バス釣りのボートだけが湖に浮かんでいた。



会津若松をぬけて隣の湯川村にある勝常寺(しょうじょうじ)にむかう。
ここに国宝の薬師如来と日光菩薩、月光菩薩があるのである。
ひとつのお寺に三体の国宝があるのはすごい。


薬師如来。画像は湯川町のHPより。

拝観料500円で薬師堂の厨子に安置された薬師如来と、宝物館に保管されている月光菩薩、日光菩薩、そのほかにたくさんある重文の仏様を拝見する。


月光菩薩。湯川町のHPより


日光菩薩。湯川町のHPより

4人の方といっしょになり、お坊さんに案内していただく。
薬師如来は1200年も前の仏像だそうだ。
重文の薬師堂が600年前の建物とのこと。
たいへんな歴史が積み重なっている。

月光、日光菩薩はほぼ等身大。
憂いというか、悲しみに絶えているような深い表情である。

会津には宝があるね。



つづいて会津坂下町にある、立木観音にむかう。
立木観音とは大木を仏様に彫ったもので、日光中善寺の立木観音が有名である。
会津坂下の立木観音もすばらしいとの評判なのでたずねてきたのだ。

立木観音があるのは恵隆寺(えりゅうじ」というお寺で、茅葺屋根が修理中の観音堂も重文とのこと。
300円の拝観料をはらってお堂の中に入ると、斗帳(とちょう)と呼ばれる垂れ幕が天井から床までかかっている。
この幕の奥に大きな観音様がたっていた。


十一面千手観音。会津坂下町のHPより。

大きい。
見上げる巨大さで、8,5メートルの高さだそうだ。
神々しいお姿である。
足には触れてよいとのことで、触らせていただく。
また堂内には抱きつき柱というものがあり、この柱に抱きつくと願いが叶うそうだ。
観音様の足元を右に左に歩いて、お顔やたくさんある手を見て時間をすごす。
国宝でないのが不思議なくらいの観音様だった。

この後は柳津町にある福満虚空蔵菩薩円蔵寺にむかうつもりだった。
しかしまだ時間があるので、会津三観音とよばれる西会津町にある鳥追観音にゆくことにした。
因みに三観音は、立木観音、鳥追観音、会津美里町にある中田観音である。

昼時となった。
立木観音のある会津坂下にはお店がたくさんあるが、鳥追観音のある西会津町にもあるだろうと思ってゆくと、ない。
道の駅があるが、それでは味気ないと思う。
できれば地元の個人のやっているお店を利用したいのだ。
そこで町の中を走ってみると、行列をしているラーメン店があった。



えちご家、というラーメン店で、並んでいる人に聞いてみると、西会津は味噌ラーメンが有名なのだそうだ。
そこで私も列に並び、ほとんどの客がオーダーする味噌ラーメンをたのんでみた。



味噌ラーメンは700円。
味はふつうだと感じた。

福島ツーリング 一日目 会津 ②  につづく。