ひと日記

お気に入りのモノ・ヒト・コト・場所について超マイペースで綴ります。

Blue blazer & linen tie

2010-08-19 04:00:00 | 白井さん



 一週間ぶりの更新となりました。皆様如何お過ごしでしたでしょうか?

 私はお陰さまで短いながらも充実した休暇を過ごすことができました。まだまだ暑い日は続きますが、残暑に負けず、明日からまた白井さんの着こなしを写真に収めるべく横浜通いを再開したいと思います。

 ただ、如何な猛暑とはいえ夏の終わりが始まるのもこの時期から。私の住まいは小高い丘の上にあるのですが、すぐ裏手が古墳跡らしくたくさんの木々に覆われていて、ここ数週間は蝉の一大コンサート会場となっていましたが、彼らの大合唱は昨夜がファイナルだったようで今夜はその声はピタリと止み、それに替わって秋の虫の音が静かに鳴り響いています。

 皆様も聞こえませんか?微かな“秋の気配”が(笑)。

   

 今回は久々のブレザースタイル。セントアンドリュース(伊)のサージ素材を使ったブレザーの登場です。色・素材・形・・・何処を見ても悪い意味で突出している部分がまるで無く、ベーシックなワードローブ作りには絶対に欠かせない“オーセンティックな一着”と呼ぶに相応しい“Blue Blazer” 。一見何の変哲も無い普通の服ほど長くその主に寄り添うように付き従うということなのでしょうね。但し、一見何の変哲も無い普通の服ほど実はありそうでなかなか無いのですから、世の中というものは本当に不思議です(苦笑)。

   

 基本に忠実なブレザーに合わせるように、BDのシャツ、ストライプのネクタイ、パンツはグレーのトロピカル、とこの日の白井さんの着こなしも基本に忠実なブレザースタイルですね。私は白井さんのこのスタイルが特に好きです。

 タイはジョルジォ・アルマーニ(伊)のリネン素材。ガブリエル・モルテーニ(伊)という工場(?)製で、80年代初めの頃、信濃屋さんで扱われていた一本です。現在は大変有名なアルマーニですが、このタイが信濃屋さんで扱われていた当時はまだまだその存在が日本国内で知られることは薄かったそうです。

   

 ジョンストン&マーフィー(米)のタッスル・スリップオンです。

 この靴もまた長く白井さんに仕えてきた逸品。白井さんがお好きなアメリカ製のスリップ・オンですので、当然ながらその“お気に入り度”はかなり高いはずです。



 さてさて、ここで珍しく宣伝を(笑)。

 最後の写真は最近信濃屋さんに揃い始めてきた今年の秋冬商品の一つ。近年、見事復活を果たしたというウォークオーバー(米)の靴ですが箱の中身は内緒とのこと(笑)。因みにこの靴については以前このブログでちらっと話題にしたこともありました。ご記憶の方もいらっしゃるでしょうか?

 現在、ウォークオーバーは資本が海外に移っているとのことですが、こちらの商品は敢えて米国内の工場での生産にこだわった“正真正銘のメイド・イン・USAのウォークオーバー”ということで、往時の雰囲気を今に伝える靴が数種類ラインナップされるそうです。

 やはり信濃屋さんでも“秋の気配”がしてきたようですね(笑)。