孫が小学1年の時だったと思うけど、テレビアニメの『クレヨンしんちゃん』で、
松茸をめぐるテンヤワンヤの大騒動、というような話があって、孫は興味津々だった。
食べさせてやりたいのは山々なれど、松茸など我が家には高嶺(値)の花である。
と、その頃、グッチ裕三さんの料理本に面白いレシピを見付けた。
薄切りしたエリンギ2本を、酒大さじ1とダシ醤油大さじ1で炒りつけ、
具を除いた松茸吸物の素2袋と一緒にご飯(3合)を炊くというもの。
早速マネをして「松茸ご飯よ~!」と、孫を喜ばせた。
でもねー、孫がその日の日記に『きょう、ますたけごはんをたべました。』と書いてるのを見たら、
胸がチクリとしたなあ。エリンギを松茸って騙したんだもんねえ。
で、それからは「松茸は高いからエリンギだよ。」と正直に話したけどね。
たま~に、土瓶蒸しとか食べる機会があるけど、松茸はペラぺラだもんね、味も香りも分からん。
それよか、ダシ醤油をからめてしっかり味の付いたエリンギの方が美味しいんじゃね?
貧乏人の負け惜しみだけどね。(笑)
※今日は吸物の素は使わず、酒、醤油、白だし、味醂、オリーブオイルで味付けして美味しかったよ。