田舎暮らしには欠かせない自家用車。維持費を考えると一家に一台が経済的だが御多分に漏れず、夫婦でそれぞれ所有している。贅沢かもしれないが、手放す決断もおいそれとはできない。生活の自由度が下がってしまうことに抵抗があるのだろう。
半年に一度の点検が長期所有にとってメリットがあるのか、それともさほど必要ない点検をしているのか判断しかねるが近年の自動車販売においては「点検パック」に購入時に誘導させられる。当然安全性に関しては担保されるが(その確率が上がるだけ)費用対効果については長期的に考えると疑問符もつく。必要以上な点検になっていないか判断できないからだ。「保険の見直し」が流行りで余計な出費を押さえましょうが叫ばれるが、国産車についても同じことが言えないだろうか。ただし安全にも費用が懸かるのは事実。
半年先には車検となるため、その事前申し込みを迫られる(任意だけど)。近年自動車ディーラーも週休二日制が導入されているため、営業日の混雑が顕著になっているらしい。以前であれば平日ならそれほど混むことはなかったが、限られた設備を週五日しか稼働していないため、車検整備が顧客の希望日時にできないことも出ているらしい。だから半年先でも仮でもいいいので予約をいれてくださいと営業を受ける。今は書面記入ではなく、アプリによるネット予約になるので言われるがままに入力すれば終わり。約半年先の一日の予定が埋まってしまった。
他社への切り替えをふぜぐと同時に、自社の営業日の稼働率がかなり事前に埋まるわけだからそれこそうまい(美味しい)仕組みだ。
一方顧客はどうか。煩雑さが払拭できる一方、他社との価格対比ができなくなり(やらなくなり)タイヤ履き替えなどやや高いかなと思う反面申し込みしてしまうの異だった。
必要なサービスが来店すればすぐに受けられる時代はすでに終わっている。例え来店してもインターネットを介さなければサービスがすぐに受けられない時代にはいっているのだ。アプリやネット環境から逃げられない社会。便利なのか思考力や判断力が削がれるのか。
すべてはその人次第の世の中になったのだろう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます