遠い祖先がアフリカを出発する前は、気の遠くなるような期間、祖先は森で生活をしていたのだろう。日本の鬱蒼とした森と、祖先が住んでいた森の差異は判らないが、確実なのは、命を落とすような危険と背中合わせだったと思う。
毒蛇や毒虫。命を狙う動物。毒のある植物。人類同士の戦いもあっただろう。
命を掛けた日常の中で、怖い・怖くない、好き・嫌いというような原初的な感情は、きっと生き残る上での、大切なアンテナだったのだと思う。
感情は全実存を貫く、大切なアンテナである。
そんな深い森を離れ、都会のサラリーマン生活をしていると、感情が鈍り。感情の解釈が不正確になるようだ。嫌いという感情があるのに好きといったりしてしまう。世間体を考えて、倫理道徳を考えて行動するのは大人であるが、本音と意識、行動がバラバラになってしまうのはどうだろう。別に口にする必要はないが、嫌い怖いなどの感情はきちっと感じ意識にのぼらせるのは重要だと思う。
今の生活の場は深い森ではないが、湧き上がる感情を大切にしていくと、打てば響く状態、純粋と一致の状態、自然体・・・に近づいてくるようだ。
<森と感情の曼陀羅4/4>
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尚、このブログは次を参考にしています。
生き甲斐の心理学
植村 高雄
ユースフルライフ研究所
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