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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

鍋でお粥をすするのは縄文的でしょうね!(縄文からの風 ② 6/10)

2015-01-27 | 第二章「五感と体感」

 このところ食欲がないのでヘンだなと思っていたら、一昨日の晩にお腹の状態が最悪になり、昨日は一日寝込んでしまった。それゆえ、ブログも無断欠席。申し訳ございませんでした。

 そんな訳で昨日の夕方に最寄のお医者さんに行き診察を受けたが、ウィルスがお腹に入ったためとのこと。親切なお医者様で、こうした時は下痢止めはやめて整腸剤を飲み、不足がちなビタミンを補給するため、ポカリスエットなどを飲み水分補給するのが良いとのこと。そして、食欲のないうちは、別に食べなくても構わないで、良くなったらスープとかお粥のようなものを・・・などとアドバイスしていただいた。

 そして、この昼に土鍋のお粥をいただいた。

 醒めない土鍋で温まり、元気になってきたようだ。しかし、土鍋は五感すべてを刺激するようで、元気になる秘訣かもしれない。

 さて、鍋といえば縄文。縄文土器の発掘は15000年~16000年前といわれるが、日本がオリジナルかは不明だそうだ。東アジアのシベリアとか中国でも古い土器が出ているそうである。ただ、世界でもっとも早く作られつくられたのは東アジアであることは確かなようだ。

 土器は初めから煮炊きに用いられたのは確かなようだ。そして、縄文時代は、旧石器時代の狩猟・漁労・採取を一歩越え、栄養価の高いどんぐりや栗、堅果類を煮炊き・あく抜きで食用するのに成功し、縄文中期には人口も30万人を越えるように。これも土器のお蔭といっても良いだろう。当時は、粟粥があったようだが、堅果類を粉にし、魚や肉のつみれ状のものなどを入れて食したりしたのが主流のようだ。

 ナイフ状の調理器具はあったものの、包丁のようなものはなく、代わりに、石皿ですりつぶすことが多かったらしい。民俗学に詳しい小山修三著 「縄文学への道」を読んでいると、当時の食生活をいろいろ推測されている。例えば、今でも私たちの食卓にのぼる、干ものや漬物は当時からあった可能性が高い。またキャリバー型の土器があり、団子を蒸すなどが行われていたようだ。その他、クッキー状のものを蒸し焼きにしたり。当時はグルメであったかもしれない。

 調味料は、塩や酒は当然あっただろうが、その外、味噌や魚醤、酢などはどうだったのだろうか。食生活というのは時代の変化の中でもかなり保守的なところがあるようで、今でも縄文的な土鍋を使う食文化を残しているのが私たちかもしれない。

 日本人の心の世界も保守的なところがあり、縄文的な文化を継承しているところもきっとあるのでは・・・

縄文からの風② 6/10

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