イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

異文化との交流(ドアを開けると 10/10)

2018-02-21 | 第二章「五感と体感」

 日本人のDNAの多様性は、ヨーロッパ全域のDNAの多様性より勝ると言われているが、今の日本の多様性はどうなのであろうか。明治時代からの単一性指向が強化され、ある時代はよかったかもしれないが、これからの世界の傾向に対応できるのだろうか心配だ。多様性を受け入れ異文化を受け入れていくと(異文化に乗り出すということもある)、新たな時代へ取り組とか、個人の創造性育成などはずいぶん違うようになると思う。もちろん、基本的人権の確保といった当たり前が前提だが。

 U先生からお聞きしたが、オックスフォード大学、ソルボンヌ大学などの有名大学のあるところは、かつて植民地政策を行った中心的な国々で、そこでは、学問的にも様々な国々の文化が普通に扱われ(世界各地から学生や先生も集まる)成果を出してきたようだ。比較文化、比較宗教学、心理学などは、その恩恵に浴した最たる学問かもしれない。

 日本も、かつては藩でまとまり、各地の文化が花開いていたが、今はどうなのだろう。誰かが言っていたが、廃県置藩でもしたほうがこれからの時代良いかもしれない(笑)。あるいは、縄文時代の森の文化まで戻ったほうが良いかもしれない(笑)。米やパンをやめて大豆や小豆を主食にしたり、栗を大切にしたり、鹿肉をもっと食べたり・・・妄想は激しくなるばかりだ。

 さて、今日は昨日の勉強会での刺激もあるが、システム的思考のことを取り上げたい。私は、運良く(?)学生時代に管理工学と出会い、システム的思考を勉強した。また、外資系企業で日本企業とは異質のシステム思考の現場に触れさせてもいただいた。さらに、オックスフォード流の生き甲斐の心理学をU先生から最近学ぶことも拍車をかけたかもしれない。

 物事を単に個別の要素から考えるのではなく、連携した全体をシステムとして捉え、システムとして(目的をもった)きちっと考えていく。

 時代の流れを私にとって親しみのあるIT業界で例にして考えてみると、個別の技術で競った時代から、アップルやグーグルのようにシステム的思考が経営に生かされた企業が台頭する時代になってきたように感じる。かつてはソニーのウォークマンを愛用したのに、今はスマホやPCでアップル等のコンテンツや視聴ツールを含めたシステムで音楽を楽しんだりしている。どこか初めての場所に行くのにも、かつては日本の地図屋さんのマップを見て行ったものだが、今は簡単にGoogleマップで行ける。行く前に下見すらできてしまう。

 おそらく政治の世界や教育の世界なども同じような傾向が進んでいるかもしれない。そして、日本ではこんなものと常識になっていることが、世界ではあまりにお粗末ということもあるかもしれない。

 ところで、今まで少し暗い話をしてしまったが、昨年縄文時代の5000年前の小説を書いたのだが、その中で縄文時代のシステム思考の話(妄想)を書いてしまった。これは東京都北区の中里遺跡にヒントを得たものであるが、当時、確実に長年続く水産加工所があったことはほぼ確定的事実だ。そして、蠣やハマグリを熱湯でゆでて加工しているのだが、地元・生産地では消費されず、遠隔地の内陸部で大量に消費されていたようなのだ。この事実から、異文化交流や交易が浮かんでくる。また、大きなシステムなので部族の組織化、社会問題との関係、宗教との関係なども素人ながらあれこれ考えてしまった。

 縄文時代の人たちのシステム思考。そんなことをいろいろ考えたが、システム思考はなぜ発達したのだろうかとふと考えてしまう。異質なものを統合する思考のようでもあり、新しい仕掛けを構築する思考でもあり・・・そうだ、基本は異質なものの取り込み思考なのではないだろうか。

ドアを開けると 10/10

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