私は朝型のひとで、幼いころから早起きであった。過去形なのは、この数年仕事の関係から(夜が遅い)、早起きとは言えない生活をしているからだ。それでも、自分なりに朝を大事にしている。
朝、のんびりしていると悩んでいたことが、ふっと解決するような良いアイデアが自然に湧いて来たりする。これは昔から時々経験している。そして、朝は、変にストレスに陥らないようにしたり(暗いニュースを聴いたりなど)、五感を爽やかにするよう(朝食や音楽など)努力し、朝の爽やかさを持続するようにしている。
朝の効用は、昔から。早起きは三文の徳・・・とか言われ、現代でも、この知恵を活用しているひとは多い。
さて、朝の効用を『生き甲斐の心理学』から考えてみよう。思うに、これは、心の防衛機制(抑圧、抑制、昇華、合理化、感情転移・・・)からの開放と深く関係しているようだ。朝、爽やかに目覚めたころは、こころの防衛機制が比較的開放され、今まで抑圧・抑制された感情が湧いてきたり。それと共に、何か自分の中からアイデアが湧いてきたりする。睡眠中、自然にしている腹式呼吸も関係があるかもしれない。
そして、この朝の体感を大事にし、変に考え過ぎたりしない、のんびりするコツをつかむと、それが、自分の本音を探ったり、問題解決をする時に役立つ。
自分の本音を見えなくする張本人は防衛機制。
防衛機制はこころの勉強をする場合は必須科目だが、勉強の仕方しだいで、自己否定や他者否定の傾向が生じやすくなりマイナス面もある。余り深入りせず、防衛機制の少ない自分の体感・自然体を意識できるようにするほうが大切かもしれない。
ふれあいの訓練 3/10