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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

聖地に立ってビジョンを得る!(ビジョン 5/10)

2016-04-07 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 人生を左右するほどのビジョンを得る。実に不思議な現象だと思うが、古今東西の本を読んだりすると、意外にそういう経験をする人は多いようだ。

 普段、私も含めて日常の中に埋没していると、心の防衛機制等の問題もあり、自分の本来の傾向や渇望をつかむこともなく、人生の使命につながるようなビジョンを得ることは至難のようだ。

 そして、ある人は国鉄のプラットフォームで、ある人は自宅に帰る途中の道で、ある人は洞窟で・・・など、ちょっと日常から出たところで不思議な体験をしビジョンを得る。

 さて、この3年間、毎年4月の初めごろに琵琶湖で生き甲斐の心理学のU先生主催の勉強会があり参加している。ちょうど、期の変わり目であり、毎年のように参加できるか否かはらはらするのであるが、今年も幸運もあり参加することになった。

 この時期は仏教の花祭り、キリスト教の復活祭、日本古来の春分・・・私にとっては花粉症が気になるものの聖なる季節といっても良いようだ。昼と夜が半々になる時期、死と再生の微妙な時期、我々の心の奥から何かふとビジョンがでてくるような清い季節だ。

 また、勉強会の会場は、古来から禊で有名な唐崎神社の隣。近くには聖地比叡山もあり、大津京遺跡(一番初めにこの地を選んだのは天智天皇ではなく皇極・斉明天皇だったという説もある)にも近く、三井寺もすぐそば。そして、会場はカトリックの修道会の黙想の家なので、祈りの地でもある。見渡せば、素晴らしい琵琶湖。また、唐崎の松ではないが、樹齢をほこる大木も多い。山々の稜線も素晴らしい。

 聖地で聖なる季節で、日ごろの日常の心の鎧兜(防衛機制)を取り払い、楽しい仲間と勉強をする。そして、心の底にうごめく多様な感情を聴きのんびりする中で、ふと深いビジョンを得ることがあるように思う。

 U先生から教えていただいた聖地でのアースフィーリングの大切さ(欧米の心理学の教室などでも大切にしている)・・・明日から楽しみたいと思う。

 ちなみに写真は東京の縄文後期のストーンサークル田端遺跡。この地も冬至で丹沢の蛭ケ岳に太陽が沈む地であり、縄文時代の聖地だともいえる。因みにこの緯度を辿っていくと、大國魂神社や7世紀の稲荷塚古墳などが乗ってくる。当然ながら聖地だ。昨年の冬至に訪れたが、今年も行きたい。

ビジョン 5/10

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