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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

ウツっぽい時に回復する理論は!(私とあなた ③ 8/10)

2014-10-04 | 第八章「魂と聖霊」

 今朝のマッサン。マッサンの母(泉ピン子さん)の迫力ある演技で思わず胸が熱くなった。子を想う母、夫を想う妻。いろいろ考えさせられる。しかし、日本は亭主関白の国というマッサンはどうだったのだろうか?今から新石器・弥生くらいはそんな感じがするが、縄文・旧石器は女性のが強かった気がするが如何なものだろうか?

 さて、エリーさんの心を想うと大変だなと思う。様々な問題が次から次に降ってくると、誰でもウツっぽくなってくる。そんな中、元気になるためには昨日のように、祈ったり、ふて寝?をしたりするのは大事かもしれないが、もう一つ大事なことがある。

 それは、ウツ感そのものに訊いてみることだ。U先生は感情の意味を考えると表現されているが、それである。

 しかし、感情の意味を考えると言われても、感情そのものに訊いてみると言っても、基本的な知識がないと何だか判らない。今日は、その中から比較宗教学、比較文化的な観点も交えてのU先生の人間観の方程式を紹介し、それから考えてみたい。

 A=B(X+Y) 

 A: ある特定の人そのもの

 B: ある人の魂(愛そのもので、死んだときに身体から離脱する生命体、宗教の対象)

 X: ある人の生育史(臨床心理学の対象)

 Y: ある人の身体(医学の対象)

 この式は余りに単純に書かれているので、数理に詳しい人から以前、B,X,Yの間にも何らかの関数関係があるはずだとコメントをいただいたりする。確かにそうだと思うが(私も大学で理工科系だった)、臨床面で、日常の中で使いこなすにはこの単純な式のほうが明らかに具合が良いように思う。

 具体的にどう使うかをちょっと考えてみよう。

 例えば、先日のウツっぽい時のことだ。私は、何となく血の気が失せるような自分のウツ感情にまず気づく(状況が酷過ぎると、感情が抑圧されていて観えないこともある)。そして、次にA=B(X+Y)の式(人間観)を思い出すのだ。この式が正しければ、自分のウツ感も右辺のB, X, Yに分解できる、つまり、自分のウツ感が魂(宗教的領域)の問題か、生育史(臨床心理的領域)の問題か、身体(医学的領域)かのどこから来るのかを考えることになる。

 先日は、体調的に疲れているかなと思い。実際に早く寝たがその効果は大きかった。Yからのウツ感も大きかった。

 さらに生育史(幼年期、少年少女期、青年期、・・・)からくるウツ感も結構大きいようだ。もちろん、生き甲斐の心理学を勉強することで、過去の変な思い込みからくるストレスは随分低減しているが、自分の性格などは・・・そんなに簡単でない。変えられない部分も沢山あるのだ。

 私の場合は還暦を越えて友人知人が、病や死などに出会うことが増えてきて、ボディーブロウのようにだんだん応えてきたようだ。それが、ウツ感の原因の一つだったかもしれない。そして、こうした場合は、ちょっとこの式から離れるが、ウツ感情が自他混同からきているのか、理想と現実の混同からきているのかを思索するのは大事なようだ。無意識のうちに自他混同したりすることがあるのだ。

 ちょっと脱線するが、長年勤めた会社で品質管理の手法を結構学んだが、その中で自責と他責という考えがあった。自分の職責の中での役割をはたすことに集中し、他責(自分の役割外)は余り考えないというスタンスだ。他責は自分ではどうしようもないので考えてもあまり意味がないという思想だ。

 バランスということはあるが、心の健康を考える場合、自他混同や理想と現実の混同に気を付けて、時には切り分けることが大切なようだ。

 さらに、自分の感情をフォーカシングの手法などで分析して楽になることもできるが、今回はここで終えたい。しかし、生き甲斐の柱があるマッサンはとにかくエリーさんの大変さは、想像すると涙がでてきそうだ。来週が楽しみだ。

私とあなた ③ 8/10

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