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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

個人と仲間との日本的な関係・・・(大人になって知る防衛機制④ 1/10)

2018-12-10 | 第一章「意識と知覚」

 先日いじめの問題について、欧米と日本の違いに関する記事を読ませていただいた。その記事は日本では長期にわたり集団でいじめに走るところがあるが、海外では一時的にはいじめがあっても、個々人が自分の意見をより主張することがあり長期にわたり皆でいじめるということはないという。

 かつて日本人論ブームがあって、甘えの構造(土居健郎著)とかタテ社会の人間関係(中根千枝著)が話題になったことがあった。今は話題にはなっていないが、心の問題を考える場合に日本人の特徴として今でも言われているようだ。それに関連した、私の拙い経験をすこし述べてみよう。

 海外での研修などで、様々な国籍の方が入り交じった中で研修を受けると、今は少しは違うかもしれないが20年前などは、質疑応答では言葉のバリアがあるかもしれないが、日本人は手を上げて質問を余りしない(私も含めて)。これは少し度が過ぎているように外国人には感じられるようだった。一人一人が独自の主張せず、同じ日本人と顔を見合わせるだけで黙っている。

 思い起こせば、7歳の時にアラスカの小学校に一年弱学んだ経験がある。当時は事前に英語の準備することもなく、文化も英語も分からない中で、異国の環境に突然入り一緒に学びはじめたものだ。しかし優しい先生やクラスの仲間に支えられて楽しく勉強ができた。その中でも印象的なのは、英語が話せない私であるのにかかわらず、クラスの全員の前でスピーチをさせられたことがあり、片言で恐らく意味不明のスピーチを皆静かに聴いてくれたことだ。一人一人の意見や個性を大切にする雰囲気があったと思う。

 一方、そんな私が一年後に日本の学校に戻ると、授業中にしかれてよく廊下に立たされたものだった。優しい日本の先生であったが、個人より全体の規律を重視しているカルチャーがちょっと違ったようだった。

 私の拙い経験からは、気になった傾向をお話する程度で、かつての専門家の名著を読まれた方が良いかもしれない。ただ、今でも、例えば祝祭日が世界一多い反面、有給休暇の取得率が反対に低レベルというようなこと、自殺が多い反面他殺が少ないことなど、日本独自の不思議な現象が今でもあることは、個人と集団のことを考える上で知っていた方が良いようだ。より高見から俯瞰する視点を持っていると生き方が楽になるからだ。

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