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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

共感力の高め方!(時間と空間の旅 ⑥ 5/10)

2014-03-28 | 第二章「五感と体感」

 対人関係だけでなく社会生活を歩むうえで共感性は大事だと思う。ただ、これは、一見、うんうんと相手に賛同する力のように思われるがかなり違う。

 最近、風と共に去りぬとか、紫式部の先輩にあたる蜻蛉日記の道綱母のことなど、防衛機制をあれこれ思索しているが、その丁度裏側にあるような共感性が最近気になっていた。そして、U先生のテキストにある、共感性の訓練を思い起こした。

 共感性を高めるのは、実は自分の感情訓練がある。他人の感情は基本的には判りにくいので、自分の感情が最大の訓練対象になるのだ。通常、私もそうだが倫理道徳等が頭にあるので、自分の湧き起こる感情を押し殺したりする。

 例えば、Aさんとの会話の中で怒りが生じるとする。すると、倫理道徳に照らして怒る自分が変だと考え、それ故劣等感や罪悪感などが生じる、時には、怒りを抑圧し、自分が怒っていることすら気づかなかったりする。そんなことで、純粋な自分の怒りの感情がどこかに行ってしまい、迷走が始まる。

 まずは、怒る自分に気付き、その意味を俯瞰することが大事だ。そのポイントは感情の意味をしっかり考えたのち(例えば怒りは自分という生命体の叫び)、自己肯定的に寄り添っていく(共感の基礎なのだろう)。さらに、他者肯定についても意識し。その上で、どういう現実的な行動をするかを思索していく。やはりアイデンティティとか人間観などが、ここでも大事になってくる。

時間と空間の旅⑥ 5/10

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