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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

現実は明るく解釈するほうが良いかな?(大人になって知る防衛機制④ 6/10)

2018-12-19 | 第四章「愛とゆるし」

 若い頃は、明るい人と暗い人とどちらが良いかと言われると、暗い人の方が格好良いかななどと無邪気に考えたりしたものだが、厳しい世の中をある程度知った今となっては、明るいほうが良いと心の底から思う。暗い明るいは、人それぞれの解釈でよく分からないところがあるので、話を深めるために物事を明るく解釈する傾向のある人を明るい人。反対に物事を暗く解釈する傾向がある人を暗い人と言うことにしよう。

 さて、私はこの数年奈良の二上山のことを考えてきたが、二上山というと大津皇子の謀殺を思い出したり、死者の書を思い出したりしたが、今朝中西進さんのご著書(古代往還 中公新書)を読んでいると、二上山は大阪方面から見ると東側で、朝日と共に尊敬されていたはずだと言うことを知った。河内王朝もあったのだから当然なのだが、どうも今まで東からの視点に乏しく、朝日が昇る山などは想いもよらなかった。

 (2014年アベノハルカスから早朝にとった写真。朝日が昇っていれば新しい解釈に気がついたかもしれない)

 もちろん、西の山ということでも、怨霊の山と考えるか、西方浄土の山と考えるかなど暗く解釈したり明るく解釈することもできる。さらに縄文時代など一昔前は、石器として重宝されるサヌカイトがとれる山であり、希望の宝の山と映ったかもしれない。

 二上山は、こんなわけで恐らく様々に明るく解釈されたり、暗く解釈されたりしてきたのだろう。

 暗く解釈する傾向のある方は、厳しい世間の中で重荷を負ってさらに現実を暗く解釈しがちなのだから、ストレスはたまるばかりで疲れていく。私もかつてそういう傾向があったこともあり、よく分かる。「お前と話していると暗くなる」と父から言われたり、「そこまで心配しなくても・・」などと同僚に言われたりもした。重荷の上にさらに重荷を担ぐのは大変なことであり。人間は耐えるには意外に弱い存在だ。

 もちろん、暗く解釈する傾向のある人は(無意識に暗く解釈することも含め)、各自の生育史や原因があると思う。自分(身体、こころ、魂)を大切にして自分を明るく解釈できるようになると随分違う。前回のブログのようにこころのお守りや信仰があるとこれまた不思議なことに明るくなれるが。

 私は縄文小説を書いているが、縄文時代は今とくらべ物理的にも自然環境的にもハードで平均寿命も30歳くらいと言われている。しかし、その中であっても恐らく明るく生き抜く人、明るく解釈する人がいて私たちに命をつないだと思う。その原動力は何だったのだろう。私は土偶や石棒、それから生活用具の縄文土器一つを見ても死と再生を意味する図像、宗教的意味がある道具から、信仰の力が大きな支えとなったと考えている。私たちが今いるのも、そうした祖先のお蔭と考えても良いかもしれない。

 ちょっと話はずれてきたが、暗い人にはそれぞれの深い事情があるのだと思う。そして、暗い人が明るくなることは心理学的アプローチでも可能である。それを支える理論は地味で限られた人でしか知られてないが存在する。U先生の生き甲斐の心理学の知識から、それについて少しご紹介しよう。

大人になって知る防衛機制④ 6/10

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