
昨日は夜「WOOD JOB」(ウッジョブ! 神去なあなあ日常 三浦しおん原作)をDVDで観た。以前、NPOで奈良ツアーをしたときに、現地のタクシーの運転手の方から吉野の森の問題をお聴きしていたことがあり、それから忍び寄る林業の危機に関心を持つようになったのだ。
今住んでいる八王子も東京都にありながら森林に恵まれた土地でもあり、住いの近くにも里山が結構ある。写真の小さな神社の祠には、賽の神、山の神が祀られている。これも実に縄文的であり、それを守ってきている住人達の信仰にも感動する。
そんな中のDVDであり、また作品も良くできていたこともあり、DVDを楽しく鑑賞させていただいた。私の友人も、以前林業の資格を取るために研修に参加していて、こんなことをしていたのかな・・・など興味がつきなかった。最近観た日本映画の中では、一押しの映画だと思う。お時間のあるかたは是非。三浦しおんさんの原作も是非とも読みたい。
さて、縄文中期に位置づけられる5000年前。その時期にアルプスで遭難したアイスマンのことを今日も妄想している。5000年前当時の日本は16000年前ごろから3000~2500年前までの縄文時代の真っただ中。そして、縄文時代には部族間の戦争などの痕跡(武器も含め)がなく、戦争が無かった文化が定説となっているようだ。しかし、外国はヨーロッパ、西アジア、インド、中国と(まあ、日本以外)は部族間戦争が当たり前だったようだ。
そして、ヨーロッパ中部のアイスマン(エッツィと愛称されている)もどうやら47歳でアルプスの海抜3200mの地点で殺害されたのが定説化されている。詳細は判らないが、ヨーロッパではこの時代に部族間の戦いがあり、村人を皆殺しにし埋めた遺跡も見つかっているようだ。そんなことから、アイスマンも部族間の争いに巻き込まれたとの見方もある(背中を矢で射られ、頭にとどめを)。
今の時代も、世界中で悲惨な殺害が起こったり、とんでもない事故や自然災害が起こっている。本当に悲しむべきことだ。そして、そんな現場に居合わせたり、あるいはそこまで行かなくても、こころが傷つくことが世の中満ち溢れている。そして、それゆえに心の病を招いたりする。
今日は、たまたまU先生のDVD「元気に生きる」を拝見させていただいたが、南米での凄まじい体験の中で、「五感で傷ついた時は、五感で癒す」というブラウン先生の教えが正しかったことを述べられていた。わたしも、実感できる体験があり肯いてしまった。
何となく、殺伐としていて五感がいつもと違うような時。富士山を観たり美しい芸術に接したり、静かにモーツアルトを聴いたり、おいしい食べ物を味わったり、美しい自然の中で土の匂いをかいたり、ペットに触れたり、・・・・五感を意識して癒すと元気をいただくようだ。
アイスマンは、哀しく殺害され5000年の長い年月を氷の中に閉じ込められ続けた。それは、死体なのでしかたがないかもしれないが・・・しかし魂が天にのぼり、魂の五感で癒される。そんなことがあればと祈りたい。
縄文からの風① 6/10