イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

不安感から自由になる筋道 (不安感を思索する 1/10)

2018-01-03 | 第七章「光と復活体」

 どんな時代でも、生き抜くのは大変だなあと思う。縄文時代にどっぷりつかっていたころも、調べれば調べるほど祖先の智慧の深さに身震いするとともに、その時代の大変さを思った。そして、昨年の秋ごろからは再び7、8世紀ごろの日本を思索してきたが、この時代も実に大変で、若いころ万葉集を読んで何かのんびりした時代だと勘違いしていた昔が情けなくなった。

 しかし、今も昔も、実にタフな人がしっかり居て、傍から見て困難の極致なのに、立派に生き抜き次の世代にバトンタッチをする人がいるのだ。

 17歳の青春時代の時。ある冬の晩に一人こたつに入っていて、強烈な不安感に陥ったことがある。もう生きるのは沢山だというような強い不安感であった。まあ、その後もなんとか還暦を簡単に越えるまで生きてきたのが実際だが。特に、最近の18年、「生き甲斐の心理学」をU先生から学び、臨床心理学的な知識を身に着け不安感についてもブログに、よく書くようになった。そして、17歳のころの強烈な不安感を始め、今の日々の不安感をかつてのように恐れることなく、時には楽しめるようになったようだ。それは、心理学の基本的な知識によるのだが、今の世の中。この基本的知識が世の中で一般的でないのを残念に思ったりしている。確かに、厳密にいえば、その考え方は現象学的な知識や深層心理学的な知識からなり、見かたを変えれば専門的な領域かもしれないが、おおよその知識を持っているだけで随分違うと確信している。

 臨床心理学的な基本的な知識もなく、若気のいたりで頑張ればなんとかなるといったスタンスで、不安感に悩まされるようになると、意外に人は簡単にへんになる(私も病院に行くことはなかったものの、後から考えるとへんだったなと思う事例がいくつかある)。人は風邪をひいたりして身体の健康を直ぐに損なわれることを知っているが、こころの健康も意外にもろく不健康になることを余り知らないように思う。

 不安とは何か、それは現実と理想のギャップだとU先生から学んだが、ポイントは人間の現実や理想といったものは客観的に定まったもののように思いがちだが、そうではなく、実に個人が勝手に解釈をしているに過ぎないのだ。従って、その解釈が変わればギャップが減少し悩みは一時的にでも無くなるものなのだ。人には意識の世界と無意識の世界があり、それぞれに理想と現実の解釈があるので単純ではないが、例えば簡単な日常に例で、あれこれと自分の理想と現実の解釈を調べてみると、なるほどと分かるものだ。その経験が実は重要で一度自分で試されたらと思う(一番良いのは生き甲斐の心理学の勉強会に参加するのがお勧めだが)。

 私の例だが、遅刻しそうだと不安になることが日常生活の中で結構あるのだが、それを考えるだけでも、自分のさまざまな解釈の傾向が分かってくる。定刻の10分前に到着するといった、勝手に自分が決めた理想が自分を苦しめて居たり、また、鉄道会社の遅延放送で過度に不安になったりもする(同じ事実に基づいても、立場により言うことも変わってくるものだが)。そして、実際は現実の対応策は意外に幅広く、不安感の不安定性を証明しているようだ。そして、さまざまな不安感が駆け巡っても、時が経ち落着すれば理想も現実も変わりそのギャップとしての不安感もなくなる。

 私は、今持統天皇のことをいろいろ調べていて、最近は漫画「天上の虹」の最後のほうの2冊をネットで注文したりして読み返している。生まれてから様々な不安が持統天皇を襲うのだが、それにどのように対処し(解釈し)、時には不安感をばねに生き延びたりする。そのあたりを楽しみながら、しばらく不安感について思索したい。

不安感を思索する 1/10

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