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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

成育史の中の<愛とゆるし> (私のストレスとは?② 4/10)

2017-04-22 | 第四章「愛とゆるし」

 世の中には、こうしたいと思っても全く歯が立たないことがある。私にも経験があり、苦悩というのはこういうことかと、その時、変に納得した。

 しかし、その時は大変でも後で考えると、そうした経験が人生で大きな意味を持っていることがある。

 さて、この5-6年、日本の古代を学ぶようになってから、系図の持つ意味をしみじみ感じている。ギリシャ悲劇のオイディプスにしても系図にしてみれば、あっけないくらい簡単に表現できてしまう。同じように、日本史の中に登場する人物の系図を見ると、さまざまな人生模様が想像できてしまう。

 ただ、運命と言ってよいかもしれないが、その中で二通りの人生があるように思う。自分の出自の大枠から余りずれないような、周りが作った軌道に乗る人生を歩むもの。そして、もう一つは個性を発揮しわが道を切り開く人生だ。しかも個性を発揮して、真善美のような普遍的な何かに触れる人生は貴重だと思う。

 拙書、縄文小説も実は系図を大切にしている。そして運命に翻弄されても、その中で意味を獲得し個性を発揮する人生を描くことを目指した。

 本当に意味を発見すると、人間は大きく脱皮するように思う。時には人生が180度変わることもあるだろう。それが、本物であるときは私は「愛とゆるし」のドラマがどこかにあったのではと憶測してしまう。心理療法の世界でも、ロジャースの六条件が大きな働きを示すことを教えてくれるが、これも「愛とゆるし」に通じるところがある。

私のストレスとは?② 4/10

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