今日の朝、珍しくテレビのアサイチを見て、思わず見入ってしまった。シンプルライフという言葉は知っていたが、登場されたミニマリストは、エアコン、洗濯機、掃除機などほとんどの家庭用電化製品などを持たず、一か月の電気料金が200円もかからないという。そして、結構優雅な生活をされているようだ。
私はちょうど縄文時代の小説を書いていたため、竪穴式住居に中にどのくらいのものがあるのか妄想していたので、この程度で十分なんだと妙に納得してしまった。
まあ、人間生まれたときは身体一つ。そして死ぬときも身体一つなので、基本はミニマリストなのだろう。そして、引っ越しをするとき、旅行をするとき、なんとなくミニマリストを強いられるが、これが人生の中で素晴らしい経験になったりもする。
若いころ、初めて大阪に単身転勤したときは、確か荷物は段ボールで3-4箱だった。それが、今や引っ越しとなると何十箱になる(最近は子供が巣立ったので少なくなったが)。それがいいのか悪いのか。
若いころの旅も、もちろん荷物も少なかったが、お金もほとんど所持していなかったりする。家に帰ったときに100円もなかったということさえあった。でも、そんな旅が思い出深い豊かな旅だったりする。
日常の中では見えなかった、何かをつかむこともあった。自己混乱の中で生きているとき、旅をすることで、エリクソン流にいうと、忠誠心、アイデンティティ、自己混乱感、不安感、自己実現のセットで、突然閃いて自己実現の道が見えたりもする。
自分はどこへ流れていきたいか 9/10