〔食えなんだら食うな〕と、はだしの名僧といわれた関大徹和尚の言葉である。
〔病気なんて死ねば治る〕とも言っていた。
われわれは、収入が無くなったらどうしよう、と心配しながら生きている。
大徹和尚は、食わなんだら死にますと信者が言った時に、〔死ぬのもよかろう〕と申したそうだ。
良寛さんは、災難に遭う時は、遭うもよか侯と言った。
病む時は病むがよい。死ぬ時は死ぬもよか候。
毎朝、通勤電車の中から、沢山のお墓の並んだ古い墓地を見る。一ツ一ツのお墓に、死んだ人のお骨がある。その人たちは、日々、いかにして生きてきたかを思う。死んで骨になったら無であり、空(くう)である。生きている人があれこれ思い、お花を供えている。
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